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2020年3月24日 (火)

音楽備忘録230 この際だから政治と絡めて音楽を考察しちゃおう➄

今回は近年の呼称・ネーミングを先ず槍玉に挙げてくが、先ずは意味理解が不十分なまま外来語に置換えたのが多過ぎる問題から。
先に予防線を張らせといて貰うがどっかの「喝・あっぱれ」元選手みたいに、情緒に過依存するのは眼中に無いのでそこんとこヨロシク!?。

今は安易に横文字にすんなよと思ってる俺も、実は子供の頃は日本語ダセーの最右翼だった。
今になって漸く分かったその原因は言い回しにあり、わざわざ一番難しく大袈裟な感じになってたのが多かったからだ。

今でも時々見受けられるが終戦前に生まれた人の多くには「お前○×△□って知ってるか、分かるか?」等と、とっても上から目線で勝ち誇る様な輩が多かった。
それが昭和の頃は理系ですら非合理な方を常としてる様な処があって、例えば電気モータなら電動機とか。

意味として間違っちゃ居ないが本来なら大事な部分がこれでは欠けてて、電気力で動く物は回転するのばかりじゃ無いのに回るが入ってない。
又「モータ」の方も一面では微妙で、電気以外のエネルギーで動くのも含まれている。
モータースポーツの名が出来た頃に電気自動車のレースなんて無くて、結局はエネルギー部が略されてて「回転機」の部分だけになっている。

どうせ日本語でも拙い真似っこ英語でも不足があるなら例えば「電グル」なんて如何、ってのはポピュラー音楽に毒された者の発想かいね。
そして私的だが痛感するのは年々専門化と一般での呼称が掛離れてってる処で、そんなじゃどっちの呼称もキラキラネームと一緒やんけだ。

今や死語のギャル語とかそーゆうのは一種の暗号で、汎用呼称とは対極にあるものだ。
こうした2極化の根源の1つに思われるのが「お役所用語」で、例えば確定申告の金額項目の表現等がその典型だ。

その中でも一番可笑しいのは表現の硬軟がまちまちに混在してる処で、以下に青色申告書から例を出してみよう。
修繕費って項目があってこれは誰にでもすぐ分かるが、減価償却費なんてのは面倒でも他の適切な呼称が難しいから仕方無いかも知れん。

だが「租税公課」ってなんじゃそりゃで、実際にはほぼ固定資産税なだけだ。
徴税は法であるから税務署と税理士等はその出自からして、必然的にお友達である確率が高い。

それで忖度合戦でもって税理士雇わないと難しくしたいなら、この際全部一般人が知り得ない言語にでも勝手にしやがれっての。
恐らく忖度バレが嫌で分り易いのも少し混ぜたと俺は勘ぐって疑わぬが、コネバレなんかより「混ぜるな危険」が例え薬品じゃ無くても如何に危険かが蔑ろにされている。

これ俺知りでは何時頃からかは知らんが昔だと畏まったのはひたすら固く、一般のは分かり易さにそれぞれが統一されてた記憶しか無い。
真剣に捉えると酷い話しだが昔の「大上段呼称」は一面ではポーズで、学者でも無い平民が口ではそんなん言ってても頭の中では全然使って無かったと。

当初はベテランが初心者をからかって(ホントはけしからんが)も、それでご満悦になれたらちゃんと謎解きは何時もしていた覚えがある。
敢えてこれの必然性を考察すると一般人には失礼なゲームだが、その一言が通じるかどうかで同族かどうかの見極めに使ってたのも確かだ。

要は平成以降になって呼称の必然性が薄れちまって、その発端が政策にあったのではって疑惑だ。
何せ現政権は報道方面への下らん余計な注文が多過ぎで、本来なら無理な尻拭いで無く「決定的・象徴的な一言」を先に発するのが仕事ではないか。💢

それこそヒット曲のサビの歌詞と同じで、その為の訓練は常人より遥かに多く積んでる筈なのだ。
それがあんなのでまかり通したからか何時の間にか、歌詞の方まで決定力不足でも構わないかのようなムードになってやしないか?。

<つづく>

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