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2020年3月18日 (水)

音楽備忘録224 Click使用の可否論①

今のご時勢じゃ気にする人の方が少なさそうだし、使っても全くGrooveが出せなくなったりしないのは一応体験済みだ。
けれど使うと到達不可能なノリや流れもかなり多く、なるべくなら縛られたくない思いが日に日にのしかかる今日この頃よ。

この件は拙ブログでは折に触れ、いや触れなくても気紛れか何かで再三ボヤいている。
それが俺内でここで再燃したのは生ドラムの講師たる従兄の是認し過ぎに参ったからだが、さっき会った時に言いそびれたある実験を思い出したのでそれから。

去年秋に拙ブログ「音楽備忘録㊾」で実験音源を発表させて貰ったが、その時出来栄え確認等の為に原曲とMIDIを同時に鳴らして聴き比べていた。
MIDIは
無料古ソフト再生なのでテンポの小数点設定が不可で、この面で先ず完全同期は望み薄だった。

しかし16小節程度迄なら比較には困らん程度に一致させられたので、後は人力手動でブツ切り比較しか出来ないが一応1曲通しで並鳴させてみたのだ。
人に依って予想にも違いはあるだろうがその結果、以外にもかなり違ってた部分があったのでそれから話しとこう。

昔のSoulであるから正に魂そのままの作品で、曲の進みに従ってじわじわ盛り上がってくタイプの曲だ。
なので幾ら別称「人間メトロノーム」のAl Jackson Jr.でも、最後の方は幾ら何でも120が121とか1位は速くなってるだろうと思っていた。

処がいざ試してみると曲のテンポ自体は全然速まって無くて、お前一寸昔を舐めてたんじゃねーのな結果が出ちまった。
とは言え機械じゃ無いから完全に一定じゃ無い部位もあって、サビの部分だけ少し徐々に速くなって行っていた。

これが普通は特に意図的にやったらその後にもう元のテンポに戻る事は無いが、サビが終わったらシレッと正確に元のテンポへ戻っていたのはチョイとショックだった。
因みに意識して上げてくとその後にガラッと変わる曲調なら別だが、戻す処に付く段差を処理するのが困難だからだ。

これからするとここでのテンポ煽り!?は、別理由からナチュラルに少し変化した可能性がとてつもなく高い。
実際聴き手次第かもだが俺には特にテンポに何かが起きた印象は皆無で、テンポ以外の要素だけで盛り上がってる様にしか今でも聴こえていない。

でも実際には変動があった上でそう云う音になってたんだから、もしこの部分のテンポを固定したら同じには聴こえないであろう事は明白だ。
理屈的には不正確なのの方が、聴感上は正確に聴こえてたんだからさ。

だが概述の通り上記での「理屈」は数学的要素だけに基づいた場合で、理屈だってもっと追及すると音速等の要素がそれでは不足してるのだ。
楽器やMicにも速度差はあるが、それ以上にスピーカの反応速度にすら音の高低次第でかなり速度差があるのが現状だ。

現代音楽では基本的には譜面は無くせない存在で、数学的解析でどう弾けば良いかが理解し易くなるのは良い事だ。
しかし現行の譜面システムでは例えば「まんまで行くとモタって聴こえるからその分加減しろ」、なんてのを正確に記載出来ていない。

私的には技師気質からするとどうせ数学的に行くなら、もっと精密な値を載せとかんかいってケチ付けたくなったりもする。
だが打込み用譜面だったら助かる存在となり得るが、人が特に初見で弾こうとしたらそんなじゃ読み取りが間に合う訳無いからねぇ。

それは仕方無いとして楽譜フォーマット制定当時、音響は未解明だらけだったかもってもそれがゴッソリ抜け落ちてるのを心しとかなきゃあきまへんのや。
「聴こえた感じ」は具体的な数値で表現不可なので、余程の実績が無いと多少違和感を覚えても数字で明記されてる方が正解とつい思っちまうのが人情だから。

なので現実的には譜面を見て弾くにしても達人級の者は、「書かれてる様に聴こえる様に」弾いている。
楽譜記載の不足分は作者のその当時の状況・思想等を学び、総合的に想像して手加減している。
尤も音源の残って無い物は正解を明確に決定出来る証拠が無いから、本当に当たってるかどうかは定かでは無いが。

<つづく>

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