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2020年2月 6日 (木)

音楽備忘録183 EQ(イコライザ)の話し① ドラムセット編Ⅰ

機械的にはToneコントロール(音質調整)と何の違いも無いのに、何で録音とかじゃEqualizerなんて呼ばれてるのか。
レコードのPhono EqualizerやテープレコーダのTape Equalizerは、記録方式の都合で変な音になってるのをホントに「元に戻してる」が。

最近の録音現場じゃEQは「積極利用」が当り前なんで、これは使い道としては演出だからEQってよりToneと呼んだ方がお似合いな気がする。
それでもデジタル化してPCやスマホ内部へ棲み付いても、Mixer卓の音質調整機能の呼称は未だEQのまんまだ。

この件を極最近偶然実体験したのでそれを記して行きたいが、それは俺言い「不適切Mic」での収録が原因だった。
現行共同制作者の従兄の調子が漸く出て来て、今年に入って少しづつドラムパートの録音が進み出した。
プレイ内容には俺も満足してるが上記俺言いのせいで、何となく生耳に聴こえたのより録ると「ゴチャついた」音となってしまった。

近年の基準からすれば
使用Micとその方法に明らかな不足があり、従兄はあまり気にならなかったみたいだがこれが見事に結果に反映していた。
音響屋の立場としてはこりゃぁチィと面倒なのが録れちゃったぞで、当初は果たして上手く料理出来るか不安が過った。

俺自身のサウンドなら目指すゴールが明確なんで、収録方法や音響処理の順番がどうであれ迷いは無い。
だが従兄は自然派指向が強い乍ら「Cut&Try」から気に入ったのを採用する口で、若干の近似例は過去にあったものの自ら進んでマルチ録りするのは珍しくも今回が初だった。

彼は今でも不変だがDrummerとしての「音のアイデンティティ」が強いのか、叩いてる時に聴こえたのとニュアンスが違えばそれがどんなに僅かでも絶対に許さない。
大多数のCut&Try派は所謂結果オーライでOKが出るが、そうは行かぬのが厄介ってば厄介だ。

純粋に奏者としてしか参加しないならそんなにウルサくも無いが、かつての生録やオーディオのヲタとしての血が騒ぐのかも知れない。
それならもうベテランも良い処なんだからとっとと「自身の手法」を確立しといてくれりゃ助かるんだが、今頃になってそれを模索中らしい。

もどかしい事この上無いもしかしドラムの音を熟知してるのは大きな財産で、本邦の音響技師は海外比だと楽器の「生の音」を知らないのが多過ぎるのも確かだ。
俺知りではこの本邦での悪癖は’70年代頃から、まだニューミュージックなんて呼称の無かったその系統のから始まっている。

それはバスドラの音が誰がどれを何処でどう録ったのでも、全く同一な音色に処理されてた辺りから始まっていた。
演歌でもフォークでもRockでも同じだなんて、当時のアホガキの俺にだって絶対変なのは嫌でも分かる。
それでもレコード会社が同じだったらまだ分からなくも無いが、何処の会社のどのジャンルでもってな幾ら何だって異常事態なのになんで通用してたのか未だ理解出来ない。

今これを考察してみると結局は当時から生の楽器音を軽視してたか、知らないままで従事してる者ばかりだったからの様にしか考えられない。
そんなにしちゃうと何が不味いってば、状況次第で「その楽器」の音に聴こえなくなるからだ。

幾ら結果オーライってもアンサンブルの編成が違って聴こえるんじゃ、そのグループの特徴が1つ無くなったも同然だ。
意図せずにドラムがリズムボックスみたいに聴こえたら、Drummerの居ないグループになっちまうからよ。
テクノ系みたいにわざと「
もしかしてあの人達サイボーグなの」ってするんなら、機械的に聴こえても人が叩いてるかもと思って貰えるけれど。

それを思うと盛り捲り演出するにしても、太鼓やCymbalに聴こえる範疇を逸脱したら不具合があるのが分かって来るよね。
元々「EQ」の呼称は外来のをそのまま持ち込んで使ってるが、恐らく本家の人達はこれに最初からそして今でも全員が理解してるからなんだと思うのよ。

時に盛る事もあれEQの基本は「修正」で、聴こえたままに「戻す」のが第1目的なのさ

今回体験ではそれを当初から意図した訳じゃ無かったが、EQしたら音色以外にも多数の変化が全体に及んだのだ。
Mixingの基本は①マイキング②レベルバランスだが、どんな達人でもこれだけで完璧に持って行くにはある条件が必須だ。

最適なMicで最適配置が可能な場合で、これは弱小や不完全な環境下では正直無理だ。
例えば従兄宅ではドラムセット周りの広さは足りてるが、Micの他にもStandが限られている。

<つづく>

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