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2020年2月 9日 (日)

音楽備忘録186 EQ(イコライザ)の話し① ドラムセット編Ⅳ

前回「バスドラ収録音のサブソニック成分(超低域)は迂闊に削るな」、って言い方はして無いがそこ迄辿り着いた。
これの補遺と本題の補償EQの実態へ入ってくが、サブソニックの信憑性から触れとこう。

先ずクジラ(Mic)の出力はトランス式平衡出力で、Micプリは電子バランス型だ。
ここでUSB変換されPCへ入ってくが、上記2点で理論的には直流成分は除外されてるだろう。
特に電子回路では大抵何処かにカップリングコンデンサが介在するから、直流は通せんぼされてる。
トランスの方だってMicに内蔵出来る様な小型では、DCはおろか低域はかなり減衰してて当然だ。

なので今回体験以前の俺はその正体が雑音等である確率が高いので、後の事も考えて迷わずCutしてたのだ。
特にデジタルだとアナログのみたいにどんどん削がれる事も無いので、EQやコンプを掛けた時に異常反応する危険が残ったりが想定される。

下手に聴こえないものに反応されても対処が面倒になるだけで、聴こえる処を所望迄持ってけなくなったりもするからね。
しかし上記原因でどんなに少量になってたとしても、あるべき物が綺麗サッパリ無くなってれば変化を感じてもおかしくはない。

なので害が出る迄は少なくとも削らない事とし、取敢えずはMicの性質で減ってると思しき個所と量をスペクトラムを見乍ら実施してみた。
その結果生耳に音色が近付いたのは当然として、バスドラの粒立ちが聴感上揃って来たのが嬉しい誤算だった。

これには奏者の腕も大いに関係するがビータに¥10玉を貼りたい様な勘違い野郎を除けば、アタック音で強弱の加減をする人は低音がやたらと響く様な場所以外じゃ居なさそうだからだろう。
こうしてアンサンブル内で聴こえ易くなると必要最低音量が低下して、現状では元が控え目だったから変えてないが邪魔だったら下げられる余地が広がる寸法だ。(具体的ご利益は後でまとめて)

Cymbalの方では上を上げる他に太鼓基音の回り込みの方が大きい位になってたので、中域から下を大胆にバッサリ削ってみた。
これだってホントはCymbalも「叩いて鳴らしてる」んだから、低い周波数帯に「衝撃音成分」が含まれてる筈だ。

それなのに今回のケースでは温存しなかったのは回り込みの他に、音源からMicの距離が遠目なのも含まれている。
音源近接仕様のMicは普段の使用想定距離より遠ざかると低域収音性能が俄然低下するので、幾らもマトモに拾えて無さそうだったからだ。

バスドラだって今回式じゃ超低域成分は実際出てたのの1/10も拾えてりゃ御の字だったろうが、従兄から全く異議が出なかった処をみるとCymbalではもっと拾えてなかった様だ。
但しBeatles時代のRingoなんかのを聴くと、Cymbalの低域成分が維持されてて深みに勝るのなんかもあったから考え処だ。

結果はこれも補償EQ後のの方がらしくなったし聴こえが良くなったが、それ以上に大きな効力を発揮したのが分離度と音像定位度の著しい向上だった。
何故そうなったか分析してみると、一言で言うなら各Micの悪癖を抹殺出来たからだろう。

悪癖っつったって不適切な使い方をした俺達が真犯人なんだが、裏を返せばMicを適正使用すりゃ何も弄らなくても最初から分離や定位の問題が出難くなりそうだ。
こうなるとは思わずにEQしたから考えて無かったが、分離と定位を問題視しなかった訳じゃ無い。

宅で個人で暫定バランスを取った際バスドラとSnareトラックはPanセンタにしても寄って聴こえるので、その分わざとPanを振って補おうとしてたりした。
処がこれだと問題が残って、曲中の場所に依って位置が移動しちまうのである。
熟考すりゃ音色・音量・ステレオ以上時の定位には密接な関係性があるが、「不適切な拾え方」のせいでこんなに影響が大きいとは今更だが一寸驚いた。

この「回り込み」案件で誰もが気付くのはその量だと思うが、もし量だけならレベルバランスを変えるだけで解消する筈だ。
それがバランスだけじゃ対処し切れなかったのは、位相の問題も内包してたと考えるべきだ。

因みに本件みたいに求めて無い場合は迷惑な位相による定位移動も、サラウンドでは上手に活用して所望音場を獲得している。
次回は何故音色調整と位相がBad Linkしたかだが、アナログ電子回路のみたいに位相回転が起きたからじゃ無いのだけ漏らしとこう。

<つづく>

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