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2020年2月 8日 (土)

音楽備忘録185 EQ(イコライザ)の話し① ドラムセット編Ⅲ

毎度前振りの長いのの反省も込めて進めてくとして、今回のお題は低域と高域の補償だ。
それに際し先ずはMicの「不適切」の件からだが、特に海外製定番Micについて従兄を始めとして案外正確な認識が足りてないのから行こう。

先ずバスドラへ通称「クジラ」(Sennheiser MD 421)を用いるのについてだと、駄目と迄は行かないがちっともBestでは無い。
それなら本来だとAKG D 12(有名なD 112の先祖)とするべきで、実際あちらの過去例ではそうなってるのが多い。

ここから私的怪しげ推察だがこれの風貌が紛らわしく、Sennheiser MD 409とかなりそっくりさんなのだ。
俺自身従兄依頼で調べた際最初こんがらがった位で、用途的にも一応違っちゃいなかったから余計にだ。
処がこれのDataを見ると同社のクジラより狭帯域で、低域の落ちも早いし大きい。

それでどっかの俺みたいなアホが勘違いして、409で良いなら421の方がもっと良いなんて思ったのかも知れない。
実際Shure SM57等よりゃ421は広帯域だが、「出てる低域が一切削れない」のを前提とするとツインタムセットの2Tom程度が限界だ。

なのでもしこれから買うなら気を付けた方が良いが、従兄宅の件は「ある中から選んで」なので仕方無い。
但し非最適でEQ補償しても劣るのは、「その太鼓を鳴らしてない時」の相違だ。
従兄は俺言いとても「雑音の少ないDrummer」なのでそうでも無いが、昔の俺みたいな下手クソだと「目的以外の不要雑音」の方をより大きくするだけになるケースが出て来そうだ。

特に強制Closed踏みで打面裏収音の場合、ビータが皮から離れてる時にFloor Tomが鳴るなんてケース。
踏んだのより共鳴したのの方が低域成分が多く鳴ったりするので、後でパンニングしても何か設定よりFloor Tomが時々真ん中寄りから聴こえるなんて事も。

これ位で戻るとして仮に非最適なのしか使えないとして、それでもマシするには「同じ位つづ削れる」様な選択をすると助けとなる。
例えばどれに対しても2倍音はそれ用に構えたので拾えてるなんてので、どれかだけを忖度したい様な時でも全体のバランスは無視しない方が安全だ。

これを今回の従兄宅のでみてみると、太鼓用のは一応許容範囲に収まっている。
Cymbal用がコンデンサタイプじゃないのはその時点でアウトだが、それでも当初のSM58だと歪みぽかったからAUDIX OM3に変えて少し改善している。

只何れにしても低域と高域がこんなのそのままじゃ足りる訳も無く、特に程度の酷いバスドラとCymbal用のの補償EQを先ずはやってみた。
この内後者はそもそも拾える帯域が足りて無いから俺には大問題だが、かつてのLivehouse業で高域聴力を落しちまった従兄にとってはセーフと感じられてるみたいだ。

その代りなのか従兄はヲタの俺より何時の間にか低音にはウルサくなってたみたいで、Audacityで非可聴帯域の超低域を削ったら「何か風圧感」が無くなったんだけどなんて言い出しやがった。
言われなきゃ気付かない俺も杜撰だが、これにはチィとばかしカラクリがあった。

音声信号は交流としてしか存在し得ず、是迄アンサンブル全体の場合は不要低域はCutしといた方が好結果だった。
極度の低周波交流は極めたらゼロHzつまり最早直流となり、直流かそれに近い成分を含んだままスピーカで鳴らすと不都合が出る。

そんな帯域は音としては聴こえないが、スピーカは電磁石駆動なので無反応では無い。
つまりコーン紙が「偏った位置」から振動する事となるので、最悪の底付きが起きぬ迄も音色に変な癖が付く可能性は高まる。
聴こえないのに聴こえるのを邪魔する様じゃ一文の得にもならんから、気の利いたデジタル系のソフトにはDC Offset除去機能が付いてたりする位だ。

それなのに従兄が注文を付けたし実際聴くと一寸違っちゃってたのは、音としてなら無駄でも「空気の動き」としての要素に影響してたからだ。
元々バスドラの「生の音」自体が状況に依っちゃ全部が音として聴こえてなんかいなく、振動や風として人が感知してるからだろう。

<つづく>

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