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2020年2月13日 (木)

音楽備忘録190 EQ(イコライザ)の話し① ドラムセット編Ⅷ

この辺でこの項は一旦閉店とするが、その代りってんでも無いが今回は「実用新案!?」の特別公開だ。
世間に疎いので良くは分からんが、少なくとも今迄他所で見聞きした覚えが無いので…。

何をしたかってば「コンプの代わりにEQした」で、普通の神経で考えりゃそんなの無理な相談だ。
が少なくとも従兄の今のバスドラの「踏め方」に対してはこれが最善策で、実際先にコンプの試し掛けをして芳しく無かった処から思い付いちまった。

概述の通り基本的に我々は緩やかな真の自然派で、ってよりゃ古い連中だからなるべく最初から楽器や演奏自体で所望音を出そうと奮斗してるだけ???。
は兎も角も既にMic特性補正EQは処置済みで、そこでしくじりがあったから今回追加したなんてのじゃないのよ。

目的はアンサンブル内で従兄が演った通りに聴こえる様にする事で、演奏自体に大きな欠陥があったでも無い。
だからドラムパート単体で聴けばかなり音の粒立ちや安定度も高く、我々感性では以前にもあったコンプ要らねえや状態に仕上がっていた。

それなのに全パートを鳴らすと全然聴こえない箇所が出て来て、その場所で俺の担当パートが横暴を働いたせいでも断じて無かった。
では何故ってば俺基準では現行収音方法には適さない「踏め方」になってたからで、単発時は強力Closed踏みなのが連打時の1個目の方で充分止め切れて無かったからだ。

勿論従兄は俺みたいなバスドラサイボーグじゃ無いから1個目の方が大抵弱くなってたが、聴こえなくなる程音量的に弱体化してはいなかった。
だが音色がかなりかけ離れて違っていて、只でさえ小さ目な1個目に限ってアタック音が小さく弱く籠っているのが判明した。

どおりでコンプで音量だけ揃えても効果が薄かった訳で、犯人は音色差だったのだ。
もしJ-POPのみたいに無理矢理際限なくぶっ潰せば少しは効果も出るかもだが、それでは従兄が意図的に付けた強弱を憤死させちまう。

そこでとても面倒だが「籠って弱体化してるヤツ」だけを、地道に個別にアタック音領域だけEQで増し盛りしてみたのだ。
この盛り方は例によって勝者と敗者!?のスペクトラムを睨めっこして、「違ってた場所」が同等になる様に逆算して盛ってやった。

そしたらコンプであんなに悩んでたのが嘘みたいで、良い意味で「普通」になってくれたヨン。
この普通には従兄録音時に俺は現場に居てそれがつぶさに耳に入っていて、録ってた時に聴こえてた感じが再現された様な具合だった。
電気的にもこの処置後の波形を見たら、姿は近似にアタック部のPeak音量も増加していた。

結果オーライもここまで来りゃ最早俺って天才か…は置いといて、毎度の「事後思い出し」だか一寸自分にも昔ので思い当たる節があった。
かつて太鼓宅録でコンプだけで賄おうとして四苦八苦した箇所があって、その当時はPC系は皆無だったのでどうやら病原体未発見のまま苦闘してたらしい。

俺の場合は従兄より音量低下する事は少ない筈だが、聴こえんとか小さいってのは踏み損ねてたんだとスッカリ勘違いしたまま。
厳密には不意の音色差も踏み損ねの内なんだが、音色は楽器依存度が殆どで演奏は音量基準主体と誤った判定をしてらしい。

なので該当部だけ他の箇所の倍の音量に迄持ち上げてみてたが、それでも聴こえ具合は辛うじてって感じにしかならなかった。
当時はバスドラMic不所持・Closed踏みで、その当該箇所は速いSlide Doubleの1発目だった様な…。

バスドラMicじゃ無いのと叩いてる最中の音を客観的に監聴不可な為に、出音の低域と高域のバランス差に気付けなかったのが恐らく敗因だ。
今回従兄のを聴いてたのにしたってその現場時点での耳には俺のよりゃDoubleが甘い程度で、実用上問題になりそうには全く思えなかった。

従兄曰くOn Micにすると「実際に聴こえてるのより僅かな差が拡大する印象がある」で、生身耳より「不自然に近距離」なせいでエアークッションが極端に減ってるからだろう。
依って「記録されてたData」に対しては改竄だが、聴こえてた音に対してはこの処理は寧ろ復元なのだ。

その意味では生で上手な奏者程この現象は起こり易いとも言え、遠くや厳しい音環境下でもしっかり「違いが分かる」様に叩けるのがまるで裏目に出た様なもんだ。
ド下手なら失敗と成功の差は明確だがそれが分り難くなるし、生演奏としては大成功でも奏法・録音の組合せ次第ではそれが不適合となり得る例だったんだろう。

<完>

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