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2020年2月29日 (土)

音楽備忘録206 電磁Pickupの強弱に対する反応②

拙ブログで時々コア系ブランド名を登場させると己は布教活動しとんのんかいと誤解されそうだが、筆者は他人の趣味嗜好には関与しない主義なのを念押ししときたい。
只興味が薄いからって知らなさ過ぎのままでいると、好きな物の真の特徴とか自分との相性をはかり損ねる事等もあるからだ。

今回は前回最後の少し妙な記述!?に基づきRickenbackerのPickupの特殊性から行くが、それは風貌や構成では無く設計思想の事だ。
今じゃあ無事!?「図々しいオッサン」になれたからかロクに気にして無いが、俺の若い頃は自Bassの破壊力アップに血道を上げていた。

楽器を始めた初期からマルチ傾向があったからかもだが、唯でさえ音域が低いBassを派手に演出するのは中々至難だった。
時にはGuitarに対抗してJack BruceやTim Bogertばりに歪ませてみた事もあったが、どうも音色はバッチくなるし明瞭度が落ちるので宜しく無かった。

それ以上にフレージングや編成次第ではそれでも行けるが、俺の場合は何でも演ってみたかったから使えない時があるのを自分の標準Toneには出来ない。
それとは別に特に昔の本邦ではGuitar Amp重視・Bass Amp軽視の傾向が強く、したくても余裕のある使い方が出来ないのが常だった。

要するに歪ませたく無くてもパワー不足で、ギリギリ迄絞り出させないとまともに聴こえんってね。
そんな悪環境下で演ってるのがハッキリ聴かせられるのってのがリッケンタイプだけで、そうなるメカニズムの解析が完了したのは極最近だ。

してこれがPickupの設計思想違いな訳だがどうってば、他のより幾ら無理弾きしてもPickupでの磁気歪み(音色)が起き難い処だ。
それに加え概述だが音色個性の「帯域」の相違で、他のよりAmpで歪ませても明瞭度を損ね難いのがある。

これを論ずるに際し例に依って予備知識だが、Bassの弦高は当然Guitarよりゃ高い。
しかしコントラバスより短い弦長で近似な音域を得ようとするので、Guitar比較だと実用上のテンション(弦張力)は弱目になっている。

ここでの張力ははじく時にどれだけ硬いかの意味で、これが軟らかいとそれだけ弾く度に弦がPickupへその分接近するのに繋がっている。
音域差もあるがFender系でもBassの方が磁気歪みが出易いのはこのせいで、Fender系でもどんなに掻き鳴らしても絶対ポールピースに弦が触れない程PUを下げてれば磁気歪みは殆ど起こらなくなる。

尤も理論的には不適切でも俺言いFenderスラッパーはポールピースへ弦をぶつけるのが至上命題な如く、どうしたらいつも必ずぶつけられるか日夜研鑚している。
どうしてそんなにするかったら、それ以外の方法では典型的な「あの音色・ニュアンス」が得られないからだ。

例えPUカバーに多少傷が付こうとお構い無しで、それでもカバーが樹脂製で金属打撃音は発生しないから許容出来るのであるが。
なのでPUをデフォより近付ける奴は居ても遠ざけるのにはお目に掛った覚えが無く、そもそもGibsonやリッケン系では設計上Fender系程間隔が寄せられないのも多い。

では本題へ参るが考え方がどう違うってば、リッケンではダイナミックレンジ確保目的で磁石は「弱くしない」処だ。
そのままではサスティーンに不利なのをスルーネックやデュアルトラスロッドで補って…、ってそれだけじゃやっぱ無理なのでFender系よりPUが弦から遠目な設計…。

で終いにすると単なる設計ミスになっちゃうが、実用上は近くで弱い磁石より遠くで強い磁石の方が余韻の最後の部分に対しては良く拾えている。
PUが低感度だとAmpの雑音に埋もれて負けるからで、私的には電気系統すら生楽器に近い考え方の様に感じられる。

もう1つの個性帯域の件も大いに関係ありで再出だが、Fender:低・高域,Gibson:低・中域,リッケン:中・高域に夫々の個性が存在している。
本案件でこれが介在するのは個性のある帯域に大きな変化があると個性が薄まる処で、更に明瞭度や音程感にも悪影響が比較的大きく及ぶ点だ。

それ故音色を弄りたくてもこの帯域を弄り過ぎると負債の方が多く、夫々に出来る・出来ない事が生じて来る。
噛み砕いて言うと「個性の無い帯域」なら思う存分に弄っても、明瞭度や音程感に悪影響が出難いとなる。

ここでの帯域大変化とは特に歪んだ場合の事で、美しくない例えでスマンがどんな美脚さんでも骨折すりゃ脚が曲がる事もある…じゃ余計分かんないか。😅
要するに明瞭度や音程感に何らかの支障が出て来るので、これを嫌えば「そうならない使い方」をしなきゃなんない。

<つづく>

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