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2020年1月13日 (月)

音楽備忘録159 素人でもテスターを所持する意義③

素人にテスタを勧めるからには、具体的な価格面に触れとかねばならぬ!?。
どれ位割安なのかをバッテリーチェッカー(バッテリーテスター・電池残量チェッカー)との比較で、今時点でググった結果を機能面も含めて行ってみよう。

昔我々電気屋なんかは割と一様にテスタと称する他に回路計なんて名称もあったが、今は針式メータのアナログのとの判別もあってデジタルテスターとかデジタルマルチメーター等と称してる様だ。
それはさて置きいざ調べて驚いたのは、機能差がかなりあるのに条件次第じゃ最安値が殆ど違わなかった処だ。

電池専用の方は¥100(税込みだと¥110?)のもあるみたいだが、店に依っちゃ百均でも¥300する所もあるらしい。
それがテスタではAmazon公式サイトでは送料無料で¥319と、駆動用の電池代が余計に掛るとしてもこんなに差が無いのには驚かされた。

尤も商品レビューを読むと不具合も散見されたのでそこ迄ケチるのが最終的に最安か不明だが、絶対に電池残量の測定しか死ぬ迄要らん以外はこれから買うならテスタの方が間違い無くお得だ。
調査前の俺認識ではバッテリチェッカの利点は「大きさが合ってる所へ電池を嵌め込むだけ」で測れる(昔のはそうだった)と思ってたが、今の最安のはそうはなってないから「手放し計測」はし辛そうだ。
加えて最近じゃあちこちで多用されてるボタン電池が、最低価格帯のバッテリチェッカでは出来ないのも多かった。

今回のシリーズでは初歩的故障診断として、ACアダプタと機器本体のどっちがアウトかの判別を一応テストケースとしている。
スマホ用のACアダプタみたいに巷に膨大に溢れてたら誰かのを借りて試すのも簡単だが、オーディオや楽器系機器のだとストンプ等のDC9Vの以外全く同じ規格のを持ってる人は探すのすら大変だ。

又実際に今迄一部出力だけが死んでた例に遭遇した事はまだ無いが、例えばPCのATX電源出力の確認や車のバッテリ
等「分かってる」(DC12V)電圧計測等もバッテリチェッカは9V迄しか測れないから使えない。
ここから比較の為にテスタ無しでの判別方法の続編と行くが、一番困るのは反応が音や光等で確認出来ないヤツだ。

電球なら光るかどうかで判別できるし、LED電球になると物に依っちゃテスタでOKでも実際は光んないのもあったりする。
掃除機・洗濯機・換気扇…みたいに「モータが入ってる」のなら回るかどうかで一応分かるが、年々機械的動作部分は減らせるだけ減らされている。
今じゃ電気が無かったら誰でも困るのに知識が浸透しないのは、やはり目に見えない・音に聴こえない・匂いがしない等感覚だけでその存在が捉えられないからなのだろう。

次に断線判定の方法だが小学生の理科実験的手法とするなら、電池・豆電球とそれらを繋ぐ電線を用意出来れば可能だ。
しかし今の一般家庭にバラの電線が常備されてるのなんて訊いた事無いから、電池・電球は懐中電灯を借用するにしても電線は安いにしてもわざわざ買って来なきゃなんない。

それだけ材料(道具)を揃えても電線をハンダ付で止めたりゃしないから、1人の2本の手だけじゃ全部の接触状態を維持するのは無理に等しい。
この手の暫定実験時には「みのむしクリップコード」って金属製の洗濯バサミみたいなのが電線の両端に付いてるのを使うのが常套手段だが、乾電池や電球の多くは端子形状のせいでクリップでつまめない。

そうすっと懐かしい言葉の響き!?の電池ホルダ・ランプホルダも買わなきゃなんないと、ガラクタ在庫豊富だと発掘可能かも知れんがそうじゃない今の普通なら手間も費用も結局嵩むだけだ。
誤認回避も忘れずにさせといて頂くが、テスタが売れたってわたしゃ一文の得にもならない。
寧ろ誰もが簡単な修理が出来る様になっちゃったら、こっちは楽な美味しい修理の仕事は減っちまう。

でも後でバレてぼったくられたと思われるのも嫌だから、それなりに面倒は被ってもあまりにも軽度だったらお金は貰わない事にしている。
がそれより嫌なのはそんな連中と一緒にされたり、同業者の地位が実質より低く認識されたら敵わないと思っている。

儲からない修理業が不人気なのは仕方無いがこんなので将来誰も居なくなったら、楽器みたいに古くても直せないと困る物が使えなくなる。
修理不能で音悪いの使ってますなんて下らない理由で、音楽の質がもし下がったりしたらたまったもんじゃ無いわい。

<つづく>

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