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2020年1月20日 (月)

音楽備忘録166 エレクトレットコンデンサMicの爆音対応魔改造➄

今回はPrimo EMU-4545の「物理的加工」にフォーカスしてくが、前者で必要なのはケーブル交換に伴う出口穴の拡大等程度は軽重だ。
がたった1つだけ考慮点があって、それは構造由来に依る「乾電池を入れる場所」の対策だった。

それは電池自体が回路の通路を兼ねてたのと、EM-70への交換可能とする為胴体とヘッド部でネジ式になってたからだ。
当時のSONYのなんかだとプラ製本体内部に金属カバーが付いてる様な構造となってて、これなら内部で電線で繋ぐだけで済む。
それが4545ではヘッド部ネジの回転数が多いので、繋げなくは無いが線が極端に捩れる等で不具合の元になりそうなのだ。

これはネジ込み形成式ボディのMicではどれにでも当て嵌まる弱点だが、大抵は捩れ分を考慮して線を無駄に長くしとくのが常套手段だ。
それだけだったら未だしも頭部側電池の⊕の端子が袋ナットになってたのと、胴体部電池⊖端子のバネが基盤の保持も兼ねる構造だったのでハンダ付が躊躇されたのだ。

Photo_20200112030301
いきなりの概念断面図だがこれが答えで、俺言い「ダミー電池」をこしらえて配線の代わりにした。
左がMic Head側・右が胴体側で、薄い水色:パイプ状のアルミ筐体・極薄い灰色:Mic Headフレーム土台・青:収縮させ切ったバネのつもり。
そしてここ迄のは全て金属製で電気的極性は⊖となってて、バネ以外のは電線の代わりとしてあるのに注意だ。

残りの内の肌色:ダミー電池・これと筐体間のが隙間埋めの紙・濃灰色:後部プラ製フレーム、これらは電気的に絶縁体だ。
そして赤が概述の⊕端子兼用の袋ナット、オレンジ色のは銅製の段ボール用の大きなホッチキスみたいなヤツを電線代用としてみた。

材料は全て廃物利用でダミー本体部は木製だが、ミュージシャンらしく!?ドラムの廃スティックを切り詰めた物だ。
本来なら隙間埋め紙が不要な太さの方が良いが、使用バチの太さ
が14.5mmなのでこんな事になっている。
背面になってて分り難いが銅ホッチキスが通る所だけ溝加工してあって、これとパイプが触れると短絡して不味いからだ。

このダミーは単3電池よりゃ僅かに太いので最初は紙巻きしない想定だったが、もし動けば不意の雑音発生源となるのでこんなんなった。
紙巻きするならそれで絶縁出来るから溝掘り不要だった気もするが後の祭りだし、巻くのに断面の丸がひしゃげてたら巻いても隙間が残りそうだからとでも言い訳しとこう。😓

一応この中でポイントを挙げとくとダミー君の絶妙な長さが自慢!?で、わざと単3より長く概述のCR2×2よりは短く調整してある。
これはCR2×2の時はHeadと筐体のネジが一杯迄締められなく、単3の時はバネ圧が微動だにしないのには弱過ぎだったからだ。

また銅ホッチキスは従前パッと見には無垢だと思ってたが実際にはビニールかなんかでラッピングされてたので、それを剥がした上念のためにハンダ付準備同様に磨いといた。
それと材料として目星を付けた段階でテスタで導通チェックをしてあり、その際にラッピングされてるのもついでに確認出来たって毎度の杜撰ぶりだ。

こんな方法より電線を使ったら軽くて良いけれど電子回路と配線等以外は元のままなので、万一元に戻したくなった時は無理無く楽だろうと是又言い訳だか何だか…。
言い訳臭ついででダメ押すんでも無いが、何かの事情でホントに線にしたりハンダ付したりが不可な場合には役立つ知恵だとは思うんだけどねぇ。
って苦しいか???。

<つづく>

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