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2020年1月 7日 (火)

音楽備忘録153 ハンダ付のコツⅡ

用品の続きがもう1つあるのでそれから記すが、これは今の一般家庭には無い事が多くなったのが原因だ!?。
日曜大工とか工作が得意な人なら板切れとか針金だが、それよか何と言っても陶磁器とか金属製の大柄な灰皿である。

それをどーすんのってば、熱くなった半田ゴテの「置台」代わりにするのだ。
この代用策では小さいと少し危険で、それ自体が熱くなり置いた下を焦がしたりする場合があるからだ。
昔は上記みたいなのは何処の家にも大抵あったが最近は無い方が多いだろうから、これも安価なので買うのがお勧めだ。

宅の現状を参考例として挙げとくが、筆者のハンダ付歴は3歳から始まっている。
その当時は「付ける相手」が今よりずっと大きいのしか無かったのもあって、家にあったコテは80Wののみだった。
当時の家庭内に喫煙者は皆無だったが来客用に灰皿は常備されてて、喫煙者来訪時以外はそのご大層な灰皿が遊休してたから親父もそれで代用していた。

元々は親父は電力会社の関係者だったからか買い込んだみたいだが、全く上達出来ずに放り出していた。
親父は他にも買っただけでお終いのが写真道具を筆頭に山程あったが、どうせ捨てるなら子供のオモチャ代わりにでもなるかと思ってこっちにお鉢が回って来たのだった。

当時の俺は既に熱烈な鉄ヲタだから必然だったし、同趣味の年上の従兄達が多かったから幸運にも指導者に恵まれてたのだ。
その他にもたまたま適性があったからだろうが、割と初期段階からスイスイこなせてしまった。
この辺がキッカケでとっとと家庭内の工作担当に指名され…はこの辺にしといて、置台の方は電子回路を本格的に扱う様になった後に廃物利用で自作した。

13mm厚ラワン材の細長い切れ端上に針金を曲げて乗せる部分をこしらえた物で、コテは2代目となった今も現役だ。
もう1つは専門学校入学時に教材として買わされた工具セット付属の鉄クロムメッキの折り畳み式ので、同梱のコテ先クリーナー共々こちらも現役だ。

後者は一応小W用のなのと2本を同時若しくは短時間で使い分けるケースもあるので併存となっているが、コテは使い終わっても直には冷めないからコテと置台は同数用意しとくと何かと安全だ。
自作する場合の要点も一応記しとくが、実施は自己責任且つもし充分なスキルが無いなら非推奨だ。

これは耐熱性が肝であるが、考えるべきはそれが作った台の下面へは伝わり難くしとく処だ。
なのでコテを直接乗せる部分は針金か類似の細い金属が良く、その下の土台部はプラより木の方が良さげだ。
素人がホームセンター等で入手可能なプラスチックの多くは、加工性確保の為耐熱性が低いのが多いからご用心。

木の場合金属部との結合部が焦げる事もあるが、発火したり燃え尽きる可能性はかなり低い。
何れにしてもコテと直接触れる部分の量を最小とするのがコツで、ここが大きいと熱を取られてコテ先温度を上げ切れなかったり台部分を無用に加熱してしまう。

3.作業のコツ+補遺
①コテの温度管理
コテの大きさで差はあるが、基本的に熱し難く冷めにくいのを先ず覚えといてちょ。
温度が上がり切らん内に始めると上手く溶かせず付けられずで、例外となるのは必要より大きいW数のコテで代用する場合だ。

それでも2個目3個目と進める内に温度が上昇するので、後の分程かなり素早くやんないと部品を焼いちまう。
なので基本的には温度が安定してからにするのが賢明で、少数しかハンダ付しない時はもどかしいけどじっと我慢だ。

その点最初から出力可変タイプを買うのがベストだが、この機能は後付けも可能なのでそれで適正温度を確保してもOK。
けれど出力可変タイプは少し割高だしコテ先の消耗を考えると体験からは、先々は大小2本持ちとトータルの費用ではほぼ同等と感じられる。

②熱に依る変形回避策
キャノンコネクタでのを例示しとくと、プラグ雄雌かプラグとソケットを挿した状態にしてから行うのも1つの手だ。
こうすると伝熱体積が増加するのでコテ出力に余裕が要るが、最低限出力のコテなら挿さなくても平気と思ったら大違いだ。
低出力だと熱する時間が長くなるので、金属より融点の低い樹脂部のダメージは却って増える傾向が強かった。

これは①の熱伝導の性質のせいで熱量も関係はあるものの、時間の影響度の方が高い様だからだ。
アルミみたいにすぐ暖まるのだったらこうはならんだろうが、特殊専用ペースト等不使用で半田が付く金属はどれも暖まるのは遅目のばかりだからだ。

③部品の放熱対策
筆頭は概述のアルミ製放熱クリップだが、時にはクリップの厚みより素子の足が短くて使えないケースも出て来る。
そんな時は効果は下がるが金属製のピンセットでつまんどくだけでも、何もしないよりは安全度が上がる。

処がICの足とかそれすら困難なケースもあるが、第一候補はICにもソケットがあるからそれを使う事だ。
これはソケットを先にハンダ付しといてICは後から挿せば良いので本体熱破壊の心配が無くせるのと、ソケットなだけに後で違うICへ交換するのも自由で簡単になる。

第二候補ってもほぼ最終手段だが修理品ではそれも無理なケースがあり、私的にはそんな時はヘアドライヤを送風にして冷却し乍らやっている。
基盤に直接本体を貼付けるタイプのLSI等以外では相当な短足でも付けられるのは、本体位置とハンダ付するのが基盤の裏表と違ってるからだ。

なので部品本体がある基盤表側を風冷しとき乍ら、裏面でのハンダ付には風が当たり難いから可能って寸法だ。
実際の作業時で言うと大抵は基盤をひっくり返してるから、表裏逆転してるのはお忘れなく。

<続ける>

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