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2020年1月29日 (水)

音楽備忘録175 Metal系でビータに¥10玉を貼る(大馬鹿!?)Ⅰ

少し前に従兄のTwitterで迷惑な話しとして俎上にあった「ビータに¥10玉を貼る」件、バスドラヲタ且つ音響・楽器屋として解析してみやす。
結論から申しますともう死んじまえと迄は申しませんが、いやぁそれじゃあ音は死んじゃうよは断言させといて頂きましょう。

但し唯一例外となる条件はあって、極限迄弱く踏んで微小音量の場合ならアタック音の倍音増加は見込めるでせう。
クドイけど但しの但しそれには¥10玉を粘着テープで貼るとかしたら半端で、ビータとヘッド間に¥10玉より軟らかい物質が介在しちゃ効果半減だす。

従兄の処へ集う人達は正統派の真面目そうな方が中心なので、貸しスタジオの皮を痛める等の迷惑論が筆頭みたいだった。
でも本来ならトリガーで音源を並鳴させてるのを気付かずの愚行かも知れんが、そんな真似をしようとした連中の気持ちだけなら内容は正反対だが俺にはかなり理解は出来る。

こっちはひたすら低消耗と太さを求めて長年他人の何倍も苦労して来て、貧民の俺でもSpeedkingが入手出来るチャンスが訪れてなかったら今頃は発狂してたかも知れないから。
兼業Drummerだったから専業の人程じゃないにしても、ヘッド・ビータ・ペダルの他かなり早い時期にインパクトパッドなんかだって一応一通りは散々試したんだ。

全部を書こうとしたら今年一杯掛るので1つだけ例示しとくとすると、インパクトパッドはそれ自体の効果はあったがヘッド寿命では俺には全く無効だった。
その訳を一言で言えば「ビータのヘッドへのめり込み量」が当時は人一倍多かったらしいからで、パッドを付けてもヘッドの凹み傷!?に幾らも差が出なかったからだ。

この辺でお得意の物理解析へ進むが、アタック音の高域倍音を増やすには固い物同士がぶつかり合うと効果的だ。
バスドラでは固めるったってヘッドは振動させるには板みたいには硬く出来ないから、これだけを求めるなら今ならせめて大型カホンをウッドビータかなんでぶつのが最適だろう。

けれどカホンでペダルの人はたまに見かけるけど、硬いビータにしてるのが見つからなかったのは何故か。
ってば低域不足で違う楽器の音色にしかならないからだろうが、ここがアタック音でバスドラが抱える弱点ってか宿命なのだ。

俺はBassが本業なのでこの面では一般比では二重苦であるが、その割合に多少の巾はあるにしても時に敵対する低音と高音の両方を必ず生かしとかなきゃならない。
一寸前に拙ブログでバスドラのウーハ(スピーカ)収音の際に触れたが、ホントに完全に低域成分だけにしちゃうとバスドラもBassも最早その楽器の音では無くなってしまう。

これは楽器固有の音色成分は通常倍音に殆どが依存してるからだが、それなら倍音が残せればそれだけになっても大丈夫かってばそれも全然ダメ。
太鼓だとバスドラとFloor Tom・Bassなら同音程のGuitarなんかと、殆ど見分け(音なんだから聴き分けか)が付かなくなるからね。

そりゃぁよぉ~く耳を凝らして聴きゃ皮や弦の揺れる感じの違いは分かるだろうけど、画像を最初はわざとボカしといて段々鮮明化させて早くに当てたら勝ちゲームしてんじゃねんだからよっと。
寧ろ一般聴者の多くには最初に聴こえたたった1音で印象が決まっちゃう方が多く、変な小細工に腐心するより他の誰もまだ鳴らしてない内にたった1音で良いから鳴らさせてもらうのが一番だ。

偏った奏者心理観点ではずっと聴いてて貰いたいのは分かるが、一般聴者は歌が始まりゃ歌・Guitarとかのソロが始まりゃそれしか聴かなくたって至極当然なのだ。
本来の好みよりひたすらアンサンブル内での明瞭度優先の音色にしたりと、どんなに涙ぐましい努力をしたって聴者ニーズと掛離れてたら無意味あるね。

そこで今より遥かに音色調整が出来なかった時代の好演出を例示しとくが、毎度お馴染みで悪いがBeatlesのCome Togetherだ。
曲1発目の音には「シュンッ」てボイスもあるものの、基本的にはBassとバスドラしか鳴っていない。
ついでにBassは左・ドラムは右と別の処から音が出てて、これだけ邪魔が入らねば嫌でも誰でもじっくり聴けてしまう作りになっている。

大昔太鼓先生の従兄とはまた別の親戚宅で半自作オーディオで初めてこの曲を耳にした時、その重厚感と音色にはもう最初の瞬間だけで完全にノックアウトされた。
後年分析すると決してライトな音色では無いが、印象程特別ヘビーな音色となってたでも無い。
それがどうして今聴いたって強大な圧を感じるかってば、編曲とMixingが最大要因だったからだ。

<つづく>

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