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2020年1月 8日 (水)

音楽備忘録154 ハンダ付のコツⅢ

先ずは前回の続きから「予備ハンダ」についてで、これを知っといて実践するかどうかに相当大きな作業の成否が掛っている。
キットや自作対象の部品だと予め施されてたりもするが、基本的にはトランジスタやIC等の足以外は自分でするものと覚えとくが良い!?。

④予備ハンダ
ハンダ付ってな例えば部品と基盤とか端子と線等、基本的には2つの物を電気が通る状態でくっ付ける事だ。
接着とか接合ってば大抵接着剤は接着時若しくはどっちかに先に付けとくもんだが、例外は所謂ゴム系ボンドで最大の接着力が欲しい時位だろう。
接着剤使用時だって塗布面の清掃は必須だが、上記例外以外は接着剤は片面塗りでもしっかり付くもんだ。

それがハンダでは材質差や熱的大きさの違い等で、予備ハンダしとかないと極狭い部分しか付かなかったりする事がとても多いのだ。
加えてハンダの性質として最初は付き難く、少しでも付いてると後からのはいとも簡単に付き易いってのがある。

そこでひと手間増えるのは面倒だけど、確実に付けたい時俺は何時も予備ハンダを施している。
って昔とか今でも時々不精したりもするがそれだとかなりな確立で1発で決まらなくて、結局はもっと手間取ったりしている。

予備ハンダにはもう1つ大きな役目もあるが、それは接合部の「酸化防止」だ。
電線の芯なんかは只の銅だったりするが、ステンレスやクロムメッキ以外の金属はとても酸化し易い。
故に製造後すぐな上被膜を剥いたばかりなら芯線の胴は新鮮でピッカピカだが、年季の入った¥10硬貨程じゃなくても放っとけばどんどん黒っぽくなるしハンダが付かなくなるのだ。

この件は大昔ににも触れたが、例えば次の様な状況に陥った場合に影響が大きい。
当初は1日で線を剥くのと磨くのとハンダ付を全部やる予定にしてて、何等かの事情で磨いた処で時間切れになったとする。

これが翌日早々に再開出来りゃまだ良いが、続きが1週間後とか1か月後になったらもう完全に磨くのからやり直さなきゃ全くハンダが乗ってくれなくなっちまう。
それが予備ハンダだけは磨いた直後に施せてると、次の作業時はホントに付けるだけで済んじまうのだ。
続いて具体的要領へ進めてくが、基本的には関係する場所全域にハンダを塗り付けた様な状態とするのが望ましい。

a.ビニール被覆電線
稀に親切なのだと芯線表面にハンダ被膜処理されてるのもあるが、そんな例外以外では予備ハンダ必須事項だ。
予備ハンダ準備の磨き方は概述なので過去記事参照願うとして、決め手は剥いた所は「必ず全部」にしとくのがコツだ。

1に付けたい分だけ剥いたんだからこれは当然だが問題はその2で、芯線が細いのが束になってるタイプの場合だ。
被覆がある内はそれに依って束になって強度が保てるが、被覆もハンダも無い部分はバラけられるからとても脆弱となっている。
この時斜めに引っ張られたりすると各芯線に掛る力に差が生じ、一番強く引っ張られた芯線はそこだけ千切れちゃったりし易くなるのだ。

本数があるから一度に全部逝っちまう事ぁ滅多に無いが、引っ張られる回数が多くなればその都度切れてりゃ何れは…となるのだ。
なので被膜の内側にもハンダが少し入り込む位が理想的で、こうなってると芯線1本だけに強い張力が掛るのを防げる。

b.可変抵抗器(ボリウムポット)やスイッチ等の足(端子)
棒状の物は長さが充分だっら根元少し残し、板状のも面積が充分だったらやはり根元少し残しで全部予備ハンダだ。

棒状の方からそのメカニズム解析を述べるが、線を棒に巻付ける等せぬ場合結合面積が著しく狭くなっちまう。
だから大抵は巻付けた上でハンダ付するんだが、もし未処理だと芯線と足の間にはハンダが浸潤し難いのだ。
外見上はハンダにすっぽり覆われてても、芯線と棒の間の状況は固定後の外からでは分からない。

それが芯線・棒状端子の両方が完全に予備ハンダされてれると、どこを溶かしてもハンダはすぐ全体が溶けるので内側も確実にくっ付いてくれるのだ。
尤も極端に出力不足のコテなんか使った日にゃ保証は出来んが、線だけや端子だけの時より加熱対象が大きくなってっからな。

次に端子が板状の場合だが、これは結合の方向が原因だ。
芯線は「ハンダの丘」に埋める感じに仕上りゃ、線の引き抜き以外の全方向に保持力を持たせられる。
弱点となる引き抜き方向だって全体を包み込んでるので、多方向と比べたら弱いってだけの話しだ。

この時芯線は言わば3次元結合となってる訳だが、端子サイドはどんなに増し盛りしといたって片面の「面だけ」2次元結合にしかなってない。
なので外見的には近似に見えても実質的な結合面積には違いが生じてて、これを補うには見た目よりかなり広目の面積にするしか無いのだ。

<つづく>

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