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2019年12月 6日 (金)

音楽備忘録121 Reaperの使い方② 導入編

珍しく待ち時間無しでメータ話しの続きだが、最大の特徴は入力信号とトラックの(再生信号)の両方が任意にモニタ出来る処だ。
従前からのやり方の実機では録音機とMixerは多くは別機なのが普通で、それを機能面も含め踏襲してると看做せる。

これは録音時の操作設定にも関連があると思われるが、各トラック毎に「録音ボタン」が付いてるのが実機マルチトラッカーと一緒だ。
それ自体は録音可能トラック数が2より多いから半ば必然かもだが、この「トラックの録音ボタン」に応じて入力か再生レベルの何れかが表示されるのだ。

そして実機より親切なのは記録されたDataと本録の時は普通の緑と赤の表示だが、入力レベルモニタの際は黄色表示となるので一目で見分けられる処だ。
実機でも不可能じゃないだろうけど前例は覚えが無く、PC内ソフトならではのある意味正統進化を目にした感がある。

録音ボタンがトラックのと全体動作の2分するのは不慣れな人には面倒だろうが、実機マルチでは「そうするしか無かった」物でちっとも特殊では無い。
デザインが良くてもそのせいで若干余計にスペースが食われてる気もするが、トラック録音ボタンが実機のに似せてON/OFFで色が変わるのも視認性が高い。

MSPのにも同機能は備わってるが如何にもPCライクな表示で、表のマス目の中に赤文字のがあるか空欄になるかとなっている。
モノクロよりはましだが文字は面積が少ないので、どうしても画的表示のより見落とし易い。
Reaperのは実機だったらONにすると光るボタンスイッチをシミュレートしてる訳で、これは狭かったり同じ物が多く並んでる場合の判別向上の王道手段のひとつだ。

両ソフトは開発時期も違うので一概に優劣を語る物では無いが、MSPはPC流儀・Reaperは音楽屋流儀って思想の差が感じられる。
因みに俺言い「良音質」の点では並のAudacityに対しこれ等両者は優と感じられ、MSPも古臭いさえない見栄えに惑わされてはいけない。

ここで並と優なんて表現をしたのは電気楽器では取り立てた音質差は感じられず、生楽器とReverb音等に対してはそこそこ差があった為だ。
但しPlugin Effect等に関してはAudacity→MSP→Reaperの順に互換性が高い様で、けれど元から付属してるEffectの調整機能や音質ではMSP→Reaper→Audacityって按配だった。

現時点で我々の場合は予定より大巾に遅れてるMixdownにはMSP使用の予定だが、以前拙ブログで記したEffector用サブ信号経路の都合と音質での選択だ。
全部同じソフトで行くのが操作習熟や記憶には有利だが、この辺は各々の状況次第と云った処だろう。

それから上記3つやCubase等はAudacity以外MIDIとAudio の共存が可能だが、MSPではサウンドドライバの関係か我々の環境下では共存させると不安定だった。
Reaper使用範囲の拡大はまだ今後の課題状態だが、ウチの場合は従兄宅の状況依存度が今の処高い。

打込み系にしろソフト音源でPCを楽器化するにしろ汎用性が高く便利なMIDIの規格の古さから、個人的には当分今以上の投資をする気が起こらずにいる。
それだけ生演奏を主とする人が減ったんだろうが、この点でReaperは他のより弾く人寄りな印象がある。

能書きはこの辺で止めといて使用上の私的注意点へ行っとくが音声ファイルの読込みのドラッグ&ドロップで、開始位置が自由になる代わり気を付けないと頭スタートにならない事があった。
それと他のでは予め指定しとくかタイムライン上(Audacity)をClickしなきゃ先頭から再生されるが、Reaperでは頭へ戻さないと直前に止めた位置からの再生となった。

尤もこれは「PCソフトだぞ」の先入観があったからの戸惑いだった様で、テープ式の録音機だったらデジアナ問わずReaperと同じ反応をして当然なのを忘れてた。
本邦では保存場所等の事情でテープ録音機に触れる機会は著しく減少したが、Reaperは開発元所在地がNew Yorkだからか俺言い旧標準の方に従わせる流儀みたいだ。

adatもそうだったがデジタル化の利点はそのままに、使い勝手はそれ迄に存在した録音機とは敢えて大きな変更はしなかったのが海の向こうでの普及の一因と考えている。
産業革命の本家の連中はそんなで後発の本邦の方が、機械へ人を従わせようとする部分が益々盛んなのは皮肉としか思えない。

俺自身は電気屋・機械屋でもあるのでその点ではどっちでも良いんだけど、音楽を演ろうとしてる時にそれを軽視してる様な物はあまり使おうとは思えない。
演奏とその内容だけで、少なくとも頭の中は手一杯になりますんでね。

<つづく>

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