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2019年12月 9日 (月)

音楽備忘録124 ドラムスローン簡易修理のその後Ⅳ

この項かなり間が空いたが「その後Ⅰ」で提示してた、「隙間を埋める」を実行した。
実施から2ヶ月以上経過して、これ以降は特に注文が付いて無いので一応の終息宣言とさせて頂こう。

最初は現時点での最終処理についてから行っとくが、未言及の隙間へ挿入した鉄板の上辺が内側へ湾曲してた件からだ。
書かなかったのは調査の結果グラつきとは直接は無関係だったからで、従って前回は未処理のままとしていた。
今回もやはりグラつきには無関係だったが、鉄板に開けた止めネジ用の穴位置がズレる危惧が出て来た。

ので余剰分を切断し、ネジとネジ穴の作用で鉄板全体の不要上昇の予防を図った。
そして従兄宅で余った接着剤若しくは「の様な物」を探した処、古くなって半乾きとなったコーキング剤が出た来た。
俺の実感では余程強力な接着剤で無けりゃ外せなくなる危険は無いと踏んでたが、従兄としては先行き不明なので完全固着を心配していた。

そんな状況には普通には使えなくなった上記みたいなのも持って来いなので、取敢えずは座面の軸受底面(装着すると逆向きになる)と支柱上面の隙間が埋まる程度に充填した。
と言っても半乾きで隙間から押し込めはしないので支柱上面に想定適量を山盛り状にしといて、そこへ座面を挿入してから加圧処置って手順の作業となった。

加圧だなんてば格好付けた表現だが実際には先ず手で押して、動かない確認が取れてから座って少し暴れて揺すってみたいな程度の事だ。
結果としては完璧では無いが、グラつきの度合いが変わったり時間経過で増えてく様な症状は出難くなってる様だ。
もし再発しても手間は掛るが大きな状況変化が無ければ、適宣増し盛りしてやれば済む。

そこで再々度従兄宅の「グラつかない新型」の状況を確認してみたが、この部分が全て「面接触」となってるのが有効な様だった。
処が予想に反し回転に対してはどんなにネジを締めても止められなくて、旧型には無い弱点!?だった。
尤も旧型でもすぐにネジが緩んで来るので、回転方向を固定してられる時間は短いが…。

しかしベテランの従兄談の「回らん方が良い・回るべきじゃ無い」からすると、近年の認識とは違うかもだがこれはこれで困る事もある問題だ。
実際にバスドラで激しい連続スライドなんかをやらかすとその反動等もかなりのもんで、この時回っても元へ戻ってくれるなら良いがそうならないからズレたままとなってしまう。

回るんならせめてBarかなんかの高い丸椅子のみたいに、バネでニュートラル位置へ戻って貰いたいもんだ。
足自体の動きは上下だったり前後だったりの往復運動だから、それだけなら反動だって両方向になる。
が戻る方の分は脚の重さ等で消費しちゃってるから、勢いで腰が押されて座面が回った分のなんて残っちゃないのだ。

それでも食い下がってクッションの弾力を活用出来ないのかっつうと、座るに最高でも位置保持に対しては弾力の作用方向が逆向きだから厳しい。
俺の体感で言うなら大人しく座してるとごケッコーだが、こっちが動くとあたかも弾き飛ばそうとされてる様な感じがした。

従兄は俺みたいに脚が暴れたりしないけど、恐らく長年の勘や感覚からこれを察知して避ける様になったんだろう。
ドラム教室で座ってる時間は誰よりも長いのに、全く新型へ座ろうとしないんだから余程なのに違いない。

それと持ち運びや調整が可能なスローンはほぼ全部含まれてそうだが、うっかりしてると手に油が付いて汚れるのはいい加減何とか出来ないんだろうか。
メカニカルチックなドラムハードウェアでも、他のでそんなに汚れるのは無いのにね。

因みに油汚れする箇所を見てみると、幾つかの方式にそれが顕著だった。
1つは座面の支柱の結合部が金属同士で回転化可能なタイプので、もう1つは支柱の伸縮が支柱自体が螺旋ネジに依っているタイプのだった。
強度とコストを考えるとまだ現状では金属を使うしか無さそうで、そうなれば動作抵抗と不要摩耗防止の為に油抜きは厳しい。

スローン高さのシームレス調整と不意の沈み込み防止には螺旋ネジ式は最適だが、通常それが丁度座面の死角にあるので結合部と共に確実に避けるのが難しいのだ。
個人的には現行スローンでも殆どのにこんな欠点があるので、ホントに誰もがそう云うタイプのスローンを求めてるのか一抹の疑念が頭を過った。

<つづく>

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