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2020年1月 1日 (水)

音楽備忘録147 電子回路と音色の関係Ⅱ

謹賀新年、昨年も読んで頂き有難う御座居ました。
季節感が希薄ですが正月も仕事の人も居るし、ここでの内容も世間離れしてるかもって事で早速続きへ参りまする。

以前負帰還回路(特に帰還量の多いの)等複雑なのは楽器には不向きと記したが、オーディオ用ならどうなのかにはまだちゃんとは触れて無かったっけか。
逆説的ではあるがそれなりに希少と思える体験したのを、思い出したのでその話から。

拙ブログ前々回で書いた「宅のサブモニタ」話しのその前が今回のに該当するんだが、それは俺の「球中毒!?」が一番強い時期であった。
またその時点での目標は耳とスピーカが近いのもあって、何しろ音を柔らかくしたいだった。

そこで死蔵品だった「管球式一体型ステレオ」に目を付け、それのスピーカは自作Guitar用ミニAmpへ・レシーバ部をサブモニタの頭へ再利用してみたのだった。
このステレオは大昔のテレビみたいに大きな木箱に斜めに4本の脚が付いた風貌ので、レコードプレーヤ・ラジオ・Amp・スピーカの全部が一箱に収められていた。(これ自体大昔の)

そう云う構造だから分離すれば当然入れ物は無くなるので、現代じゃ低性能でも今ではほぼ獲得が不可能となったとても魅力的な音色を持ってたのにそれまで棚上げとなってた代物だ。
大昔子供の頃はあった骨董品趣味も経済事情を筆頭に大人になってからは無くなったので、針圧が高く盤を傷付け易いプレーヤ部は解体となった。

因みにスピーカを楽器用へ転用しようとしたのは再生帯域巾が不完全なフルレンジタイプ(もし完全だとエレキにはハイが出過ぎになる)だったのと、低耐入力でもとても高能率だったからだ。
前者は2Way構成の癖に高域用がスーパーツィータだったので明白で、Amp最大出力が7Wしか無い割には随分音量が出せてたからだ。

勿論転用前に測定して確認も取っての事だが、前回の「昔はAmpより断然スピーカが頑張ってた」の実例だ。
早目だがその結果から暴露すると駄目じゃ無いが出力が足りなかったで、原因はAmpの方じゃ無くサブモニタに使ってるスピーカの能率とサイズにあった。
だが宅でもご多聞に漏れずで空間的にそれより大きくは出来ないので、Ampは再度冬眠させる事となった。

このAmpは元々組合されるスピーカの低音再生力が低下してるのだった為、ボリウムツマミに一工夫してあり小音量時程低域が強調される仕組みとなっていた。
これは観点をズラせば管球式Equalizerな訳で、醸し出される低音の豊潤さは石のAmpでは何¥100万掛けたって到底足元にも及べ無さそうな音色であった。

サブモニタ用スピーカだって小型だからやはり低域はそのままでは出し切れんのだが、如何せん年代も設計思想も全く異なるので「低域の落ち方」が当然乍ら全く違った。
元々のスピーカユニットは後面開放型エンクロージャ用の設計で、決して再生帯域は広く取れないが再生周波数特性はシンプルで素直ではある。

処が現用のはバスレフタイプで意地悪に言えば「出せる限りは無理矢理出す」式なので、低域の落ち方が2山ある折れ線グラフみたいになってるのだ。
具体的には25Hzとかになるともうどうやっても無理だが、40Hz位迄なら極端に増量すれば鳴らせちゃうって特性だ。

この極端にって事ぁAmpの最大出力の大きさが要求されるのを意味し、他帯域より40Hzで不足の14dBを出力の倍数に変換すると25倍ものパワーが必要となる。
つまり全体としては1W出力の音を出すのに40Hzもちゃんと出したきゃ、Ampは40Hzの処では25Wも出さないとフラットな音にならないのだ。

さしもの魅惑の球Ampでフラットに鳴らそうとすると40Hzで7W迄しか出せないんだから、他帯域の出力を逆算すると最大で何と0.28Wしか出せなくなるのである。
幾らニアフィールドモニタっても流石に1Wすら出せないんじゃパワー不足で、音色を優先すれば低域が出足りないのを我慢するしかない。

それでもと思って暫くは色々小細工したり回路の改良を続けたが、最終的には全然関係無い理由で挫折を迎えた。
やり出した早春には気付かなかったが何の事は無い、真夏を迎えたら熱さに依る暑さに音を上げたのだ。
何せスピーカに手を伸ばせば届いてしまう程の狭室なので、せいぜい中規模程度の球Ampでも室温がどんどん上がっちまったのだ。多大😓

<つづく>

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