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2019年12月15日 (日)

音楽備忘録130 機材の費用配分新①

俺みたいに必要なのが多いと考えざるを得なくなるが、要る物が少なけりゃ全く気にしなくても平気!?。
お財布的には平気かも知れないけど費用対効果とか必要条件を確実に満たすには、一瞬程度でも良いから一応考えるのがお勧めなのです。

これにあたり必要数が少ない場合は引き算対応が可能なので、最も多そうな場合を豊富な失敗体験等を交えて綴りませう。
先ず担当楽器数が多いと楽器毎の適正配分も要るけれど、それ以上に面倒になるのがそれ等を録音しようとした場合だ。
「録音」と掲げれば打込み専門の人も都合の良い事に含まれて来るが、近年ではMIDIファイルのみの提供では最早通用しなくなったからね。

1.生楽器をMicで録音
電気・電子楽器みたいにエレキテルで誤魔化しとか調節が不可なので、真っ先に楽器本体が問題となる。
なるべく上等なのに越した事は無いが、私的に気になるのはそのコンディショニングだ。

俺貧民は宅の生ピのメンテ予算計上が困難なので、教わるのにだけ対価を払ってその後は可能な限り自前で賄っている。
と言っても予算と根性不足の都合で主に音程を合せるのと内部清掃程度しか習得出来て無いが、覚悟は決めたものの当初は何で俺だけそんな苦労迄とボヤいていた。

しかしプチ研究も兼ね他所様ではどんな具合か様子を伺ってみた処、奏者でもプロデューサや録音技師でも本格派の中には結構似た様な事をしてる人が多かった。
思い起こせば生Piano以外の多くだったらチューニング位自前なのは極当り前で、特に近年本邦では他楽器にしても頑張れば可能でも人任せにする者ばかりとなってるのはとても気になった。

より良い音を目指して達人に託すのは間違いじゃないが、自分の出したい音に一番詳しいのは大抵は奏者本人だ。
だから自分より上手な人が居たら頼むにしても、もしそう云う人が居ない時はどうするつもりなんだろう!?である。

2.電気楽器を仕事で使う
この場合の注目点はEffectorとAmpで、楽器本体については生楽器の場合とほぼ同様だろう。
Liveの事を考えると音色の自由度や随時選択にEffectorは欠かせないが、高品位録音には便利な汎用Effector程本当は不向きなのだ。(特にオールインワンタイプ)

近年の特に本邦では「何時もの音」の為にお便利コース一辺倒の様だが、本質的な音色は使うEffectorのそれに支配されて独自性が充分には出せない。
悲しいかな今本邦の大手レーベルは与党と同じで全く頼りにならんからか、儲けより音を追及したい達人達は独立系若しくは自前が殆どとなった。

そうなると自由を侵害される心配は無くなるが、物量面ではかなり不利となる。
例えばBeatlesは自分達で持って無くても何時も伝説の真空管コンデンサマイクNeumann U-47が使えたのは、Abbey Road StudioつまりEMIの強大な力のお陰だ。

勿論小規模となりゃそんなの夢のまた夢だが、だからって「量販Effectorの壁」を打破しないのは場合に依っちゃ死活問題だ。
独創性以外で大手に太刀打ちするのは先ず無理なんだから、何処かしらで他人とは違うやり方が必要な筈なのだ。

3.個人の録音機材
正規の業界レベル迄は不要なら、これはもう今だとスマホ中心とするのが普通なのだろう。
未だにスマホすら持てて無いから嫌味を言うじゃ無いけれど、心臓部がその程度だとMicに奮発しても効能が減るのは確かだ。

しかしそれでももしMicが低性能過ぎると、そこから後がどんな機器になろうとMicの低性能は永遠に付いて回る。
打込みや電子楽器しか使わないなら無関係な話しだが、少なくとも長く演ってくとMic不要なケースは少ない様に伺える。
つまり上記1.2.と対比すれば楽器本体に相当する訳で、Micにだけはケチケチしないのが第一歩だと思う。

因みにMic不要の場合はPreampがそこへ位置し、効きは他のより弱くなってしまうがどれでも同じでは無い。
最近はこっちの方が主流っぽいが更に最終段階迄デジタルだったら、録音・編集アプリ(ソフト)に依ってもそれなりに音は違う。

尤も音源自体を独自に弄れん限りは底が見えてる様なもんで、打込み系の近年主流方式は便利で公平な代わり独自性にはかなり厳しい制限があるとみるべきだろう。
なので現況のままでは幾ら低予算で音楽を演りたくても、独自性に拘るなら打込みオンリーでは不利だと思う。

<つづく>

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