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2019年11月14日 (木)

音楽備忘録99 ギターのフレージングⅢ

ブツ切り音が得意なGuitarだなんて変な持論を掲げた処で、依ってStaccatoが苦手な奴はGuitar・Bass奏者としてはポンコツだぁ!。
なんてぶってばかりいないで、フレージングへの具体的な影響へ進めてみよう。

それにあたり今一度他楽器も含め「弾き方に依るブツ切り度」の確認から行くが、現行「ブツ切り音チャンピオン」は間違い無く打込みだ。
だが実際に音程等も含めて聴き取れるって条件を付けてくと、音程や音色等由来の限界があって打込みの高性能が無益となる場合も多い。
その最たるのはラッパらしい音色のラッパだとか、音程が低い物が該当している。

これも概述だが要するに鳴る時間が一定値を超えないと、音色が違ってしまうとか音程が聴き取れなくなる件だ。
管楽器は音程を変える度に発音し直す必要の無いのが多いので、その点では速いパッセージは得意だ。
だが音の鳴り始め或は鳴り終りに音色の特徴のある物では、もし途中の部分だけを切出して聴いたらかなり意外な印象を受けると思う。

Guitarでこれに相当するのを考えると差し詰めハンマリングオン・プリングオフ(押えてる方の指しか動かさない)で、音程は変えてくがその都度明確に再発音はさせない辺りか。
Guitarの場合はアタック部以外にも音色の特徴がそれなりにあるから「かおなし」迄にはならないが、それなりの深さ迄歪ませて無い場合は普段とは大分違う音色となるのは明らかだ。

ここで考察すべきは音毎のリズムの明瞭度とでも言うもので、LegatoやGurissandoは極端表現すりゃリズムを殺して音程だけを変えて行く技とも言えなく無いだろう。
特に元からアタック音の弱い楽器でなら尚更で、滑らかなのは良くても時にリズムがハッキリしないのが不都合となる場合もある処だ。

つまり俺言い「ブツ切り音が得意なGuitar」の真意!?としたら、滑らかorブツ切りの意識無しに弾いてもリズムが出易いのが特徴だと宣言したかったつもりなのだ。
それ故典型的なJazzエレキでは高域をかなり思い切ってCutした音色にしたり、フュージョンの典型的エレキではコンプを掛けるのが当たり前だったり…。

上記2例はGuitarなのになんて滑らかなって、それ迄苦手目だった表現を可能化させる手段なのだ。
Rock系でも流麗なSoloの為には方法は少し違うが、伴奏時より歪みを深めるのなんかには滑らかさUpも含まれてる場合が多々だ。

その後今ではEffectorの更なる発達や、PC等のデジタル機器を利用すれば元がどうであれ自在に加工も出来る様にはなった。
だが「らしさ」を尊重しようとするなら変化球勝負は不向きで、スポーツの勝ち負けと音楽での価値観の違いがそこにあるのだ。

これは他楽器でも実物を実在の人が演奏するなら同様なんだが、奇抜だったり不可能と思えるフレーズもアイデアとして提案するのならまだ悪くない。
だがもしどうしてもそれ以上を望むなら自分で打込んででもみるかだが、その前に一寸「頭のストレッチ」でもして自分の要望を今一度整理確認してみるのがお勧めだ。

もし「Guitarで」のイメージに誤りが無いなら、それは今迄色々耳にして来たGuitarの音で恐らく可能と判定を下したのだろう。
と言う事はこれだと思ったフレーズに実は錯誤があったりして、「Guitarで弾かれたらそんな風に聴こえそう」の具現化をしくじってた可能性が高いのだ。

この手の案件の根本的解決には主に2通りの道があるが、1つ目は正確を期したい等なら徹底的に理論・知識に精通する事だ。
しかしこれは大変な労力や時間も要するし、出来上がる前の中途半端な段階だと却って余計な縛りに振り回されるだけとなる。

俺推しは2つ目となる「感性頼み」で、少なくとも非専門に対しては敢えて理屈を封印してしまうのだ。
そもそも一般的な音楽は感性から始まって作られてる物なので、どんなに理論を尊重しようともその根底にある感性は排除不可だ。
それでも音楽理論なるものが存在しその価値が無くならないのは、例えば感性がパニック状態に陥ったりして困窮した場合等に大いに助力となるからだ。

なので自分で弾く場合もだが他人に依頼するのなら、敢えてフレージングはアウトラインに留めて置くのが賢明だ。
ほらこれは革命的なアイデアかもと大期待して実際弾いてみたら、全然サッパリ駄目だこりゃあなんてのは日常茶飯事じゃ御座んせんか?。

大変ってば大変な「イメージの具現化」、誰でも簡単に行けるならBeethovenでもMozartでも只の一介の小市民として記録にすら残らないだろうよ。
彼等みたいな天才ですら失敗の方が桁違いに多いんだけど、それでも時々瓢箪から駒的に例え副産物でもとっても美味しいのなんかも出たりするからね。

<つづく>

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