音楽備忘録89 BassパートのフレージングⅣ
前回最後の問い掛けをちゃんと皆は想像出来たかな?、って何もコケにしようってんじゃないのよ。
もしかしたらそんなになる可能性のあるフレーズが、そもそも思い浮かばなくて分からなかったらと心配なのさ。
何でも日本のだったらJ-POPと呼ばれる様になって以降興味を逸したので聴いて無いが、それでも繁華街やお店や誰かの音漏れは一応耳には入っている。
でもオッサンには近年本邦ので印象に残ったBassフレーズが皆無で、Guitarにしても「リフの退化」には恐怖しか湧かない程だ。
そこでBassフレーズ命となってる曲紹介でもしてみっぺで、悪いが新旧趣味嗜好には一旦目を瞑っておんくなせー。
してもし知らないのがあったら、取敢えずは一度耳を通しておくんなまし。
誰にでも参考になるのは保証すっから、どんだけ「そんなのアリなんだ」を味わっとくれ。
では参るが最初はWings(Paul McCartney)のSilly Love Songsで、邦題は確か「心のラヴ・ソング 」だったっけかだ。
早出の因みにとなるがこの「邦題」ってのも洋楽浸透には考えもので、原題との関係性が遠いヤツには困らされる。
当初は英語アレルギーの人にも馴染んで貰おうとしたんだろうが、Rock寄りのあちらの曲には名称に正規の文法が通用しないのも多いからなのだ。
一寸最近何故かクイズ番組っちまってるが、それでは問題です。
Syl Johnsonって人のFonk Youって曲があるんだが、そのFonkをどなたか英語として正確に訳して頂けないでしょうか。
独り芝居状態にすら入ったが誤認回避と親切心で答えをバラしちゃうと、正解は「無理」でしたぁケケケケケ!?。
調査結果に依りますと英語Funkの語源のアフリカの言葉だそうで、もっと知りたい人はググってちょ。
として要するにチトややこしくなるが日本語英語(和製英語若しくは日本語として定着しちゃった英語)みたく、英語アフリカ語となってて「通じる外国語」状態なんだそうです。
これは俺得意の’77年のなのとその筋の人達の間では、もっと前から使われてたらしいから何とかググれた。
だが言葉すら音の1つの位置付けのも多く、本人達だけが勝手に造語した様なのも一杯ある。
そんな一切理解を求めて無いネーミングのを意訳しようったって、土台無理なのにとっとと気が付けっての。
して歌う都合でこっちは歌詞と発音は押さえにゃならんで、洋楽に興味を持って直ちに邦題を放棄したのだ。
かなり長い審議中断になっちまったが斯様事情で邦題を知らないのが大半なんで、この先は原題だけで行かせとくれって事でした。
さて長々お付き合いさせてスマソしたがSilly…ですが、この曲は歌メロ以外にはBassフレーズしかメロディライン的な物が殆ど入って居りませぬ。
なのでもしBassフレーズを無くせば曲が半身不随になりまして、逆にBGM等になら素晴らしい出来栄えの歌メロを省いても使える様な状況となっとりゃーす。
Paul御大の場合何つったってエレキBassの第一人者ですから類例多しで、Goodnight Tonightなんかに至ると良くそんなの弾き乍ら歌えるな状態でコピーに苦労しましたわ。
でも一番有名なのはやっぱりCome Togetherなんだろうけど。
次はYesのRoundabout こっちはBassフレーズ以外にも色々散りばめられちゃいるが、この曲にしか無い部分となるとBassしかありゃーせん。
彼等は世間の分類上はプログレなので前衛オーケストラ調のアンサンブルだが、この曲だけは他のよりBassフレーズのせいでワイルドさと少しのFunkyさが加味されてポピュラリティが高まってる様に思えます。
他にも幾らでもあるのだけは分かってんだが思い出すのに酷く時間が掛る体となっちまったので又として、この他にもGuitar等とユニゾンになってるのでも全てがGuitar由来では無いのに注意して欲しいッス。
加えて仮に発端はGuitar等他のだったとしても、歌に入ってもBassはそのまま繰り返してるヤツにもご用心だす。
こんなのは2つのメロが共存してて成立してる曲なんで、もしそんなのからBassフレーズを迂闊に省けばカツラが外れて禿げバレる状態に陥ります。
しかしてこの手のを演りたい場合にBass音域のGuitarってな百人力で、エレキの弦バスを真に使う意義が出て来るので御座居ます。
<つづく>
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