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2019年11月10日 (日)

音楽備忘録95 BassパートのフレージングⅩ

では続いてBassパートの人が他パートに協力して欲しい事、これを具体的に記して行こう。
その中にはそもそも歌などへ合せるべき部分も結構含まれちゃいるが、どの位歌と伴奏の絡みについて考えてるかの差が他パートとはあるのかも知れない。

のっけからグドイけれど俺は全くたまたまだが、Bassパートもリードパートも割と常時演っている。
その体験からするとギターでもサイド(伴奏)なのかリード(ソロ部以外は「装飾!?」こりゃまた失礼)に依って、フレージングをこしらえるのにちょっと優先事項が違っていたりする。

サイドの場合は音程やコードもだが、今俺が携わってるのだと歌とサイドギターのリズムの整合性に気を付けている。
コードカッティングの場合先ずは曲の伴奏リズムに基づくのは当然だが、例えばピアノより余韻が短いアコギ(一般感覚論で)ではテンポ次第では少し刻みを追加しないと音に空白が生じるケースがある。

その時自パートの都合だけでうっかり追加刻みの仕方を決めてしまうと、歌と合せてみたらありゃりゃなんてのが起きる事があるのだ。
って何の事は無いついさっき録音する寸前で気が付いただけだったが、特に悩ましいのは伴奏は譜割り通りフラットなのに歌メロだけ食って(1つ前の小節の終りに次の小節で鳴らす音が「食い込んで」)るなんて状況だ。

因みに現在取組中のこの曲は伴奏のベーシックが、Drum・Bass・アコギの3ピースとなっている。
感覚的には誰かが少し歌リズムに助太刀した方が良さげだが、かと言ってコード音を出してるアコギを食わせると何だかリズム隊が食い損ねたみたいにもなっちまう。

んだばそれへBassを追従させればDiscoのみたく一定パターン堅持OKのBeatで無い限り、やはりドラマーが虐められてる様な変な感じが残ってしまう。
そこで歌メロ食いを一切邪魔せずに刻み追加をさせるには、次の様な手段があって今回は取敢えずそれを使った。

一寸順番が前後しちまうかもだが先ず当該箇所に関しては、アコギは基本Beat(今回例では8Beatの曲)を刻ませる。
一方余韻がアコギより稼げるエレキBassの方は、思い切ってロングトーンにしてしまった。
これは両方が刻んじまうと歌メロの食いがどうにも目立たなくなったからで、余韻の長短に応じての割振りの結果だ。

U2みたいに敢えて隙間を設けてそれを売りにするなら別だけど、そんなのの大抵はBassはルートを曲Beatの通りにずっと連打するのが常套手段だ。
そのパターンも味があって結構なんだが、主に2つの弱点がある。

1つ目は同じBeatでも刻ませ方の違いに依って曲独自のリズムバリエーションを出すのが出来なくなるので、2つ目は連打が向かない裏メロみたいなラインが使えなくなる処だ。
俺は年寄りだからの古さもありそうだが、この面でもBeatlesが神と思ってるには訳がある。

曲に依ってリードボーカルは変わったり入れ代わったりがあるが、彼等が「歌い乍ら弾いてる」部分には誰もがもっと注意深く目を向けるべきと考えている。
「歌に合う伴奏」の理想例としておあつらえ向きだからで、歌い乍ら弾けば自ずと全然合わないのなんて演り難くて仕方無いだけの話しではあるが。

因みにⅡであるが近年本邦では一部を除き良くてコーラス位しか歌わないメンバーのが多い気がするが、全く歌ってみないで歌に合せるなんてそりゃ大変ですわよ。
合唱文化!?の状況の違いもあるんだろうけど、本邦以外の多くでは音楽好きで歌嫌いってのは滅多に居ない様だ。
普段Bandじゃ歌ってないっても声質や歌唱力の都合で遠慮してるだけで、ソロアルバムになった途端ガンガン歌ってヒットまで出しちゃったなんてのがザラにある。

寧ろ演奏だけに絞ってインストアルバムにしちまうと、下手な歌のよりも売れなかったりなんてのも普通だ。
尤もチィとばかし頭を回せば誰にも関係してる「人の声」と、特定楽器に興味を持ってる人の数を比べりゃ至極当然の結果に過ぎんだろう。

は置いといてすべからく歌わないと歌えないは違うし、人前に披露してないからって歌って無いなんて保証は何処にも無いんで御座るよ。
脳内だけで常に充分に処理が出来るなら結構でやんすが、どんな凄い博士でも実験ゼロで完璧になんてのは至難の業に違いありません。

もっと小袈裟に行けばメンバー全員に「歌の体感上の共通認識」が持てるのは大変結構で、歌の無い曲だったらそんな尺度は持てんですから。
んでここ迄申し上げて来たとどのつまりは
、Bassは何しろ歌にはとっても弱いって事なんすよ。

<つづく>

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