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2019年11月17日 (日)

音楽備忘録102 エレキのフレージングⅢ

前回最後で期せずして打込みが本来以外の役に立ってしまったのは全く棚ボタとして、基本的に今後も打込みしかしないつもりなら気にしなくても構わない案件かも知れない。
只万一それが大当たりでもして人力生演奏して貰える様な機会が訪れたとして、無配慮だと自分が打込んだ通りに演って貰えない可能性が結構残りそうだ。

実は拙ブログ2回前(100)の自作十八番曲のBassフレージングには、もう1つ変態運指に後から変更した箇所があったのから行かせて頂こう。
その曲は跳ね意識はしてないが強いて言えば暗めのパワーFunkみたいな感じで、8Beatフィールの16Beatとなっている。

そのせいかBassフレーズに16分音符の連続する箇所が多目となっしまい、尚且つ音符毎に音程も変わるのが多くなっている。
それで何が起きたってば前出の5連続の他にも、最大4連続だが普通の運指では賄えない事態を招いた箇所があった。

純粋に上昇とか下降させる(スケール)のだったら弦移動時に、自動的に最初に使う指がリセットされるのでこんな事は起きない。
具体例だと普通のドレミ等で上って行く場合は人差し指→中指か薬指→薬指か小指と出尽くした処で、上の弦へ移ると又大体似た動作を繰り返して行くだけだ。

処が何の恨みか(全く無いんだが😓)弦移動の寸前に、上昇時なら人差し指で押えるしか無いフレーズとなってしまったのだ。
そこで頭不使用だった従前はこの手のケースでは、1
指で2本同時に押えるとか本来の音符より時間が減っちまうが瞬間移動させる等で誤魔化し凌いでいた。

1指2押えはGuitarでなら極普通に使えるが、Bassの場合は音域の低い方でそれをやるとほぼ大抵は音を濁らせるから非推奨だ。
音程の低さから綺麗にハモれないのもあるがそれ以上に大問題となるのが、もう鳴らし終えた音の余韻が次の音へ干渉してしまう処だ。

ピック弾きより指弾きの方がまだマシで、例えば人差し指でミュートして中指で次を弾いて等も可能ではある。
がBassの低い方2本の弦みたいにヘヴィになると、指先1つ位だけじゃとてもじゃないが瞬時に音が止まってはくれないのだ。
しかもそれが基音部に対し顕著に出るので、安全圏としたら最低でも押える方と弾く方の両方を使う位は必須なのだ。
上記誤魔化し第2法にしてもある意味慌てるのを強要される訳だから、しくじり易くてギャンブルそのものだ。

そこで普通はルート→オクターヴ上と弾くなら人差し指→小指とするのを、不文律を破るみたいになるが人差し指を中指に置き換える事としたのだ。
指の開きは増えるし角度も変態化するから手には違和感満々だが、これの要る場所は高目のフレットで間隔が狭目になってるので慣れさせればギリギリセーフってな感じだった。

音響だとそうでも無いがどうも音楽となると俺はアカデミックな面に無興味化するらしく、とっくの昔からこんな工夫も他所様では日常的やも知れぬ。
しかしバカテクよりノリやドライヴ感命の人(俺は恐らくその最右翼)では見掛けた覚えが無く、フレージングがシンプルベースなのに今迄使えなかった音が出せる処に価値があるかもと勝手に自負している。

全く私的好みに過ぎないが譜面を使って習ったのが中心の奏者に俺は興味が持てないが、主張が足りないと云うか説得力のある音を出せる人がとても少ないと感じるからだ。
あらゆるフレージングへの対応力だと変態的なのを除けば、研究し尽くされたメソッド等を用いた専門の所で学ぶのが良いのは確かだ。

だが技術的にだけ可能なのと音楽的に成立するかには結構な開きがあり、充分な必然性無く選ばれた音は「音楽の音」になる事が出来ないらしい。
これの私的分析に依れば全てでは無いが音楽は元は感情表現手段の1つだった為、理屈が感性を上回るとどうやら駄目らしいのだ。

それには非効率極まり無いがニーズをテクより先に感知するのが良い様で、「必要は発明の母」を地で行くのが適してるみたいなのだ。
先に習ってしまうとどうしようも無いでも無いが、各個人特有の表現ってのは誰からも教わる事が出来ない。
そしてその自分なりのは試行錯誤も必須で一番手間暇を食うものなんで、それに取り組める時間が多い程実践的と言う訳だ。

この論法で行くともし習うなら敢えてなるべく興味の無いのにしとくのが良さそうで、知識はあってもそれに振り回され難くなりそうだ。
人が楽な方を選ぼうともするものだから、手間が少ないのを「知ってたら」迷わずそちらへ傾くのは自然だろう。

ホントは突詰めると最終的にはその楽な方が不適切だったとしても、選択時点では完成度なんてのはありゃしない。
すると楽な方のでももっと精度を上げたりして行けば充足させられるのでは等と、人間様得意のあ~ぁ勘違いが顔を出すもんなのだ。

この時点で上手く行かないから結局思考錯誤へ向かうのは一緒だが、その後どうなりそうかが大問題なのである。
スキル不足でゴールへ辿り着けないのなら宿題にする手もあるが、テクや知識が充実してても必ず足りる保障なんて何処にも無い。
しかし「分かってるのにどうして」と選択錯誤より先の部分だけに着目しがちで、実はホントの試行錯誤が出来て無いから気付けないのすら認識出来なくなってしまう。
そうなっちゃったら勿体無いよ。

<つづく>

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