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2019年11月25日 (月)

音楽備忘録110 コード(和音)②

今回はコードの選択と自己開発について体験を基に語っちまうが、一般的に正規の学習法は理論的に学ぶのだろう。
もし他人にこれは何てコードと訊かれて答えるにはそれが一番だが、音楽や曲の中で気の向くままに使おうと思ったら理論は少々非力なのだ。

もしかなりのキャリアを積んで自分が使いたいコードが限定でもされてたなら別だが、それだってある日突然違うのが使いたくならん保証は無い。
ベテランプロの場合はお客さんが求めるイメージもあるからあまり突飛な事はし辛いが、イメージに沿っててまだ見つけて無いとか忘れてたなんてのが大抵は残ってるに違いない。

更に言えば同じコードでも鳴らす楽器に依って、どんなに僅かでも必ず違って聴こえるもんだ。
音色や音程毎の余韻の長さに依って例えば鳴った瞬間が一番和音感が豊富なのもあれば、アタック倍音が豊富で余韻部に入ってから和音感が初めて明確になる等様々だ。
それに加えて先に少し触れた「展開形」観点に立つとCコードでは、一端を例示するとドミソがミソドになってもソドミになってもコードとしては完全に同一だ。

だが人はそもそも音を唯聴くのに単音と和音の区別なんてして無いし、コード進行はおろかその展開形なんて全く意中に無いのが普通だ。
それでいて困った事にかなり僅かな部分でも差異があったら、違う音に聴こえたりしてしまうのだ。

因みに冒頭に記した「訊かれて答える」が望ましいのは、汎用!?ディレクタやプロデューサの場合か。
肩書に対して汎用だなんて失礼千万な表現しか思い浮かばんかったが、扱う奏者のジャンルや手法を選ばないと思っとくれ。
連発因みにだがアカデミックにキチンと学んだって事ぁ、当然読譜なんてお茶の子さいさいなの込みで。

ここでいったん中断してコードの「自己開発」等と大層なのをブチ上げた件だが、厳密に言えば是迄にほぼ開発し尽くされてるだろうからあり得ない話しだ。
なのに敢えてそんな文言としたのは特定の楽器で特定の展開形で、実際に音を出してから決定する様な意味合いを込めてみたつもりなのだ。

別観点では「プライベートなコード」と言っても良く、それ故その名が「ダルマさんが転んだ」でも構わない。
それどころか俺の場合は名無しの権兵衛のままのだって多数で、しかし展開形の他Guitarだったら使う弦も特定されている。

現場では訊かれた時に困らぬ為には何物であるかは知っといた方が良いけれど、最適なのを探す段階では無知な程自由だ。
本来ならコード選択するのに知識は役立つ筈だが、Guitar系みたいに押え方が鍵盤よりも厳しい制限が付きまとって来ると手枷足枷になる場合の方が多かったと感じている。

最終的に優先するのは音(響き)なんだが、何処かしらを押えん事にはそれが得られない。
その時極力楽若しくは簡単な押え方で得られる程実用性が上がるが、鳴らす音を先に決め過ぎてると見つけるのも押えるのも大変になっちまう。

これを手っ取り早くする一手段として「オンコード発想」があり、俺の場合は実際がどうかは知らんが達人達から読み取ったつもりでいる。
ここで例に依って例示へ行くが、その1は「オンコードの上のだけ」事例だ。

StonesのBrown SugerでのKieth Richardsが奏でるリフで、簡単に言えば人差し指で全弦押えるタイプのコードの一部だけ(通常3音)を抜き出した様なフォームだ。
俺知りではこのタイプの弾き方を意図的に演った開祖はJimi Hendrixだが、どちらもコードとメロを共存させるとかメロを和音で弾く為の方策だ。

ここ迄ならあまりコードじゃ無いとも言えるがまだ続きみたいなのがあり、それがChar氏が常用してるフォームだ。
それがその2となるがオンコードの上側はKieth氏やJimi氏と一緒のもあるが、下にルート音が追加されてる処が違う。

そして概述と思うがこれの決定的な特徴は4音鳴らすのに、たった指2本だけで賄っちまってるのもある処だ。
Char氏はこれを省略意識でしたのか追加意識でこしらえたのかは知らんが、後から他人が勝手に応用しようとするには追加意識の方が分り易そうだ。

尤も後者2人はトリオ編成だったのでコードとメロの自由な行き来の方が主目的だったかもだが、普通の押え方では追加不可なテンションノートの追加可能性が上がるのも事実だ。
Earl Klugh等Jazz・フュージョン系の人が発想は何処からかは別として、実際に近似な方法でオサレな響きだが小難しいコードをそれでかなりシンプルに実現している。

<つづく>

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