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2019年9月13日 (金)

音楽備忘録㊲ スプリングReverbⅢ

さて前回バネ君は瞬間音と低音が苦手なのを書いたが、前者はどっちらけだが後者は案外結果オーライだったのだ。
何とも旧時代的で大雑把な話しだが、Reverb送りにローカットとかを考えなくても済んじゃうから…。😓

近回再三登場の「低音響かせ過ぎちゃ駄目」案件に対し知識不足でも何とかなっちまう、は酷過ぎにしても録音に使える機材の都合に依ってはあながちバカには出来ないのだ。
また例え知識を持ってても機材が豊富で自由になったとしても、必要なプロセスが少なくて済んでた処は万人に影響があるでしょ。

しかも次に述べる部分に大きな違いがあり、実機でもバーチャルでも単に「低音を送らなかった」のとは実は違っていたのだ。
毎度のヘンテコ表現をすれば「低音入れたら高音の響きが帰って来た」みたいな感じで、ちっともリニアじゃ無いけれどだからって無反応では無いのである。
瞬間音に対しても妙な癖の強い響きしか得られんし今更欲しくなる音では無いけれど、やはり無反応では無いのだ。

近年では録音機がバーチャルが主流となりつつあるし肝心のバネ君の入手難もあるのにこの話を持出したのは、それだけバーチャルでは人の方もより考えて使う必要があるのを周知して頂きたいからだ。
所望の響きにも依るけれど実際「何かに響いた音」を、単純にバーチャルに置換えただけでは到底敵わないのは論を待たないから。

徐々に深部へ進めてくが何でも出来て自由になればその分の操縦が必要になって来るもんで、先ずは不要分の削除を考えなければならない。
その筆頭が100Hz以下に対する響きで、特にその響きが長い場合は要注意だ。

Cymbal等の一部例外を除くと通常楽音は倍音から減衰するので、元から高域の方が音が短めになるのが多い。
そこでその「短め」な方が目立つからとそっちへ所望残響時間を合わせれば、目立ち難いが低域の方は所望より長くなってしまう。
それに輪を掛けて耳に同音量(音)=オクターヴ下は倍電圧(電気)のせいで、Effectの掛かりが深くなってしまう。

これの具体的な対策としては1に送り量の削減若しくは送らない、2に低域をカットした信号を送る等がある。
因みにこの中で「送らない」とは大胆不敵で不安が過るが、これは再生時にそこで少しは響いてしまうだろうと見越した考え方だ。

他にもドラムセットの場合だと例え厳密にMicを完全個別立てしたとしてもその隣接度の兼合いで、必ず所謂「被り」(非目的音の混入)が生じる。
なのでバスドラMic(トラック)のを全くReverbへ送らなくても他へ混入した分は必然的に送られてしまって、寧ろバスドラを完全に無残響にするのが無理な位だ。

シンセBass等の場合は近年の音源では予め残響も込みになってたり、旧来のマニュアル設定のだったら所謂残響とは全く違うから邪道ではあるがRelease Timeの設定で余韻を盛るのも可能だ。
エレキBassもAmp→Mic録りの場合ガタイがデカい分と音域の低さのせいで、他のよりは無意識に響きが僅かでも元から混入し易い。

依って問題不可避となるのは主にエレキBassのLine録り位となりそうだが、その場合専用Effectorで掛けないなら上記のローカット送りが必要になる。
しかしこれが可能なのは録ったBassの音が独立してる段階とかの場合限定で、生Pianoみたいに大抵は低域と中域が混在してる場合は面倒になって来る。

そして一番お手軽にReverbを掛けるとすれば録った後の全体へ一括でとなると思うが、そんな時は楽器別の調整も効かないのでバーチャルでは妥協するしか無くなる。
それもローカット送りをした上での話しなので、この面ではお手軽になった筈のバーチャルで安易にやるのは無理だ。
バーチャルで比較的安易に行けるのは音源に残響も入ってる様な打込みの場合で、未だ案外機械と生はそこ迄仲良しでは無い様だ。

<続>

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