音楽備忘録⑨ Funkってどうすりゃ演れるのⅨ
これだけ耳タコに唱えたので読者の皆さんの心の準備は整ったと仮定して、俺的に山場と思われそうな処を記して行こう。
やはり決め手は「跳ね加減」だと考えているが、自由に加減するには跳ねさせるの自体がある程度上手くなれないと思うに任せない。
これには勿論技術的な問題も含まれちゃいるが、それ以前に精神力とでも言うか「意志の持続」が結構難物と感じている。
速いシャッフル等でもしばしば遭遇するのであるが、僅かな気の緩みでたちまち跳ね足りなくなったりしちまうもんなのだ。
猛特訓でもすれば改善は見込めるけれどスウィング度の件と同様最適値は変動するので、実際に演奏してる最中に微調整が常に必定と感じられる。
そしてその度合いが限界速シャッフル等と殆ど同じ位で、これには以下の理由が想定される。
1.跳ねなくても演れてしまうものを跳ねさせ様とするから
2.カウントを常に全部を跳ねたものには出来ないから
3.加減出来る余地がとても狭いから
では順に内容詳説へ進めるが1と2には相関関係もあるが、スウィングみたいに必ず決まった拍で跳ねるとは限らないのが挙げられる。
スウィングのチィンチッキならキのタイミングは基本的に、曲やテンポ毎にほぼ一定で途中で変わる事は殆ど無い。
故に脳内カウントをそうセットしといて、それに基づいてせいぜい微調節を加えればもうバッチリだ。
だがFunkでは4Beatじゃ無く多くは「8」や「非3拍子系」のニュアンスを上回らせたいので、カウント自体は普通の8Beatであるのが望ましいしその必要性だって大いにあるのだ。
これでは「あしたのジョー」のノーガード戦法みたいな状態であるから極めて危険で、わざわざ必要時のみカウントとは違うタイミングで鳴らせってな最早拷問並なのである。
演奏はその多くが奏者の肉体的には往復運動となっているからリズムも普通なら表裏一体で、その為にカウントは大きな効力を発揮してるのだ。
ずっと同じ刻みならその丁度真ん中が裏となり、それが息を吸ったりバチを振り上げたりするタイミングとなる。
特に連続させる時はテンポと腕等の往復を一度上手く一致させてしまえば、ヨレ無い限りはズレる心配をほぼ無くせる。
無意識にそれをこなしてる事の方が多そうだが、それがFunkではある意味使えなくなるのだから一大事なのだ。
3については3拍子系でもテンポが速いと片手では3つ全部の音を鳴らせなくなったりするが、それでは2つで構わなきゃ余裕は大きく拡大するのかが問題点だ。
両手でやって良いなら左右を1拍だけズラすと片方につき休みが常に2拍入るから随分楽になるが、片手だと休みの入らない部分が出て来るよね。
無論限界速は数が減る程上りはするが上述の様な状況となるので、連続させる部分の精度が余程意識しないとどんどん落ちてしまうもんだ。
なのでタタタを無理無くこなせるテンポならこの問題は生じないが、それ以上の場合は本人に自覚が無くても大抵跳ね具合が劣化しているもんなのだ。
それが3拍子系なら他パートもある程度刻んでるだろうからまだ助けられるし、幾ら跳ね具合が悪くても拍子自体が違ってしまう恐れは無い。
つまり論理的思考だけに絞るとFunkは技術的にはかなり高難度と云え、それだけに数値的思考に基づいてやろうとするのは苦しいし向いていないのである。
例えば0.007%なんてのは桁数も多いから複雑化するが、感性を主軸にすれば何%だろうと「気持ち○○」とかもうちょい○○で済んでしまう。
只でさえそれなりのテクが要るんだから加減を「計る」の位は、つまりせめて頭だけでもなるべく単純化しておきたいとそう云う按配で御座候。
<続>
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