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2019年8月20日 (火)

音楽備忘録⑬ Funkってどうすりゃ演れる

前回の「奏者観点で恰好付けてばかり居るな」はFunkだけでは無いが、やはりジャンル次第でご法度度にはかなりの差があると思われる。
例えばヴィジュアルMetal系等では全体の景色的美しさが大事だから、姿だって崩れては不味い。

Funkだって恰好は決して不要じゃないが、少なくともどんなのが一番恰好良いのかの価値観が違ってると言え様。
一部のを除くと黒人発祥系のに共通してるのは、静止してる時のじゃなく動いてる時の美しさを追及してるとも看做せる。

音の話しなのに容姿ってのも繋がりがあるからで、シワの無い衣装でミストーンだらけだったら見掛け倒しの典型になるからね。
これの逆に個性的な民族衣装を纏って居乍ら幾ら正確無比でも、没個性で冷徹な音を奏でるのもミスマッチだ。

尤も本案件に関してはそれより更に踏み込んだ部分が問題で、恰好っても服装では無く演奏時の様子と考えて頂こう。
一面で白人的美徳を奏でる姿の美しさ重視とすれば黒人系はその反対と言え、白は姿を黒は音の方を最優先とした風潮が感じられる。

Michael Jackson以降は必ずしもそうでは無くなったが、非常に微妙な面も想定されるが全盛期のFrank Sinatra(飽く迄イメージですが)みたいにスカしたFunkの人ってのは思い当たらない。

誤解回避をしとくと白人だって音を軽視してなんかいないけれど、LiveではShowとしての要素を重視してるのはBroadwayからの流れもあるんだろうか。
その証拠ってのもなんだが演奏や音質の総体的な出来栄えとしては、Studio録音のが上回ってる場合が多かったと感じられる。

それが黒人系では特に昔のになる程Live録音の方が出来が良く、これには主に2つその原因が想定される。
1つ目は録音環境の悪さであるがこれはLive時の方がマシとは言い切れんので微妙で、2つ目のノリの良さとか盛り上がりの都合が考えられる。

特にFunkみたいにお祭り音楽は人数が多い程盛り上がりも大きくなる訳で、幾ら奏者本人達だけがその気になっても「大勢の楽し気な笑顔」にはとても敵わんぜよ。
これからすると客が喜んでくれる程奏者ももっとFunkyになれる寸法で、他ジャンルにも無くは無いがその度合いが一番顕著なのは間違いの無い処であろう。

こんな話を持出したのも全くの私感だが最近の連中ったら昔のより皆恰好良いのに、どうもヴィジュアルに音が付いて来てない様に感じられたからだ。
この辺は音楽を聴くのにラジオからでは無くいきなり動画から入るのもありそうだが、聴者は見てくれ最優先なら今だってミュージシャンよりももっと綺麗なアイドルやスターに目を向けるだろう。

それでどうしろってば「音の魔力で恰好良く見える様にしちまいやがれ」で、時代遅れも甚だしい坊主頭の兄ちゃんだって甲子園のヒーローだと途端に恰好良く見えるのが参考例だ。
なので何人にも容姿を放棄しろとは言わぬが外からだけ攻めても中身の向上は難しい、かなりの練度を要しはするが内から攻めれば外にも波及があるのは確かなのだ。

Funkってのは曖昧の権化みたいな処があるから「一寸の差」が大問題で、それがどんな原因だろうと案外成立させる条件がシビアだ。
けれどももし気持ちをドンピシャに持ってけたら、驚く程急に簡単で楽しいもんなんで御座居やす。

<つづく>

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