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2019年7月31日 (水)

多重録音備忘録Ⅱ⑯ PCでの楽々編集Ⅱ

例に依って前回巻末に変な含ませをしたが、それだけ音色創出にはまだPC内の方が不利・非力と感じられたからだ。
尤も俺はたまたまPC外の機器が揃ってた為であってどちらさんにも適応する話しじゃないが、もしPC内で限界を感じる様な事があったなら一度「外へ出てみる」価値は大いにあると思う。

PC外の真空管やアナログの機器を使うとそれなりの劣化は避けられぬが、音質に余裕がある今だからこそ試せる冒険とも言えるのだ。
元Dataがデジタルで完全保存・無劣化コピーが容易だからこそ、試して駄目だったら単に不採用になるだけで何の損失も被らずに済むからね。

これ「PCでの…」のお題と一見矛盾に見えるが、PCベースだからこそ劣化を大して気にせず気楽に出来る様になったのであるぞよ。
アナログ時代だったら単に再生→再記録するだけでかなりの劣化があったから、Effectを掛けるにも「Effectだけの損失」では済まなかった。

しかももし原版を維持したけりゃ録ったのとはテープのみならずもう1台別のレコーダも必要で、そこ迄手を尽しといても原版テープは再生する度に消耗が避けられなかった。
確かに一切の劣化を嫌えばPC内のみの方が無難だろうが、無劣化なら全く望んで無い音でも構わんかってのとの今ではバランスの問題になったんだと考えられる。

この場合に浪費を避けるコツは把握が要るが、その1はPC内で可能なのとなるべく対極にあるのを選ぶ処から始まる。
お好み次第ではあるがデジタルが得意なのを外でやる価値は低く、真空管やトランス等基本的にアナログ回路にしか無い物だと好結果に繋がり易い。

その2は上記からも察せるが音色を弄りたい場合が特に適していて、変えたく無い場合はPC内処理の方が適す。
ここで分別に迷いそうなのが例の音圧案件で最終的には両方試すと良いが、高音圧な音色が欲しいのか単に音量レベルに下駄を履かせたいだけなのかを自分で見極めるのが決め手だ。

私見では近年J-POP系のは音色が欲しいだけなのを不要に密度まで上げてしくじってる風に伺えるが、これには歴代の名機のシミュレーションソフトの乱用が疑われる。
あんなに迄無理して掛け捲りたい程気になるならそれらの実機の体験若しくはそれに値する学習が要るってもんで、球コンプが無理でもそれより少し安いが他のよりは似てるオプティカルコンプレッサ(フォトカプラ)なんて機種だってあるのだ。

音量Data調節に用いる素子として真空管やフォトカプラはICやデジタル回路に比すと鈍足で、本来の用途趣旨からすればちっとも向いちゃいない。
それが今となっては典型的棚ボタではあるが、音色を弄るには持って来いなのだ。

何せかなり大袈裟にやらないと幾らもレベルを変えられないんだから、そりゃ音色も大きく変化しちまう訳だ。
しかし演出効果が主なんだったらこっちの方が分り易く、ほぼ理想通りにレベル調節が出来てしまうPC内のにわざと癖を付加した処で安菓子のオマケ域を脱せないのも当然の結末なのだ。

半ば再出だが球やフォトカプラは厳密には実は決して反応が遅くは無く、ヨーイドンの瞬間に動き出していて寧ろ他の高速半導体より早い場合も多々なのだ。
違いが出るのはその後で、半導体は瞬時に最高速に達するがアナログな連中は加速に時間が必要なのだ。

故に性能フル発揮迄の時間だけで計れば半導体の圧勝で、電子理論的観点ではこれが優位にある。
だがだが音響理論と電子理論には違いがあり、その根源には電気だけで考えりゃ済むのと空気の性質も加味せにゃならん処が違っている。

それでこの「空気の分」に相当するのが上記の加速時間で、自然な感じに音を扱うのには昔のの方が偶然都合が良い性質だったって事なのよ。
詳しくは次回へ譲るがとても向いてるのがあるのに、わざわざ向かないので苦労するのもバカバカしかないですかってな。

<つづく>

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