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2019年7月11日 (木)

音圧感科学館➄ デジタル録音とCompressorⅢ

いやぁ~のっけから何ざんすが、デジタルだと滑らかに掛んなくなっちゃったねぇ。
ったって気のせいも大いにあるんだろうけど、音楽では融通が効かないのはやっぱ不便ですわ。

とボヤいてても始まらんので傾向と対策であるが、音圧科学館と銘打ったからにはその観点から判断してこう。
前回述のリミッタ先を実際やった感じでは、取敢えずPeakよりRMSつまり平均音量に基づいてバランスを取れる様になった。

アナログテープ録音未経験者には分から無さそうだが、デジタルで1回だけ並リミッティング後のがテープで未加工のと同程度って感じがしましたよ。
個人的にはオーディオ屋も兼業なのでLED Peakメータが使えれば昔から針式VUメータよりそっちを好んで使ってたけど、昔周りはVUの方がMixし易いって人が多かったのもこれで頷けるってな具合だ。

因みにVUとはVolune Unitの事で大雑把に言えば「聴いた感じの音量」を表示させてて、Peakの方は音声「電気」信号の実情を正確に示している。
なので
LED PeakでもVUでも殆ど同じレベルの振れ方をする様になってれば、その対象が減衰音系のだと大体それで高音圧なサウンドになっている。

尤もVUは音量の平均値を求める都合で0.3秒経ってから表示されるので太鼓みたいなピーキーな音源に対しては、0.3秒より音が早く減衰したりするので実際よりも針が振れない性質がある。
しかし人の感覚としては極端に短い音は時間的に量が少い分小さ目に感じるので、実音量より低音圧と認識されるケースが多い。

今のデジタル録音機等ではレベルオーバーが大敵なのでVU表示の出来ないのも多いかもだが、PeakとVUで大体同じに振れる迄掛けたらもうそれ以上コンプしても音圧はそんなに上がらないのを指摘しとこう。
それ以上は平均音量は上がるけれど曲の強弱が不足したりノイジーになったり等犠牲になる部分の方が多く、むさ苦しくはなるがパワフルにはホントはなってくんないからね。

そこで決め手となりそうなのは音のアタック部で、これを敢えてリミッタ的なのとコンプ的なので分けて考えてはどうかって話しだ。
依ってコンプリミッタと銘打って両方に使えるのもあるけれど、基本としては上記にだとリミッタがPeakにコンプは平均音量に対応する物ってのにお気付き願いたい。

と言うのもMic1つとってもSure 57等とAudix Dシリーズ等を比較すると、Mic自体の反応速度に差があって速いの程今風な音に聴こえるからだ。
これ単に昔はそんなの聴けなかったからってだけなんだけど、その耳より速くなったのをデジタル記録したらどうなってんのかだ。

良く云や斬新だが悪く云や不自然若しくはオーバースペックで、特にOn Micでは人耳より極端にPeakがピーキーになってる訳だ。
尤もこの高速反応は小さいのとか音の僅かな違いを捉えるには必要で、アタック部だけの為にそうされた訳じゃ無い。

しかし過ピーキーなまま幾らコンプしても抑えたい処にはあまり効いてくれず、その為に音色を犠牲にしてコンプのアタックタイムを短くするのもナンセンスだ。
なので音色以前に「人耳に無益なPeak」を先ず処置してしまうのがお勧めで、アナログと違って全デジタルだと考えて意図的にやらないと駄目そうだ。

因みにⅡで最近恒例化しつつあるおバカコーナーでごんすが、音量変化の無い持続音にコンプを掛けたらどうなっちまうかだ。
普通はコンプの設定しといたアタックタイム時間だけ遅れて掛り始めるので、発音された瞬間にアタック部に元は無かったPeakが生じる。

これに依って音の鳴り始めが少し目立つ様にはなるが、平均音圧としてはPeakが出来た分寧ろ下がってしまう。
この様に場合に依っては何でも闇雲にコンプしても、却って音圧を下げてしまう場合だってあるのだ。
わざとPeakを作って効果がありそうなのは、Bassの明瞭度やリズムを強調したい場合位だろう。

実際俺自身が大昔に暫く「パッコーン」とさせてた事もあったが録音の為でも無くレベル安定化の為でも無く、ただただ個性的な音色が欲しかっただけだったが。
但し深く掛け過ぎりゃ強弱も大小も無くなっちまうから、今のJ-POPみたいにしちゃいませんでしたので呉々も。

<つづく>

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