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2019年7月 7日 (日)

多重録音備忘録Ⅱ⑧ Mixdownが苦手なソフトMTR?Ⅱ

今回のはホントにホントの続きとなるがReverbへの「正規のステレオ入力」は、音源の位置に対してそれに見合った響きを与えるのには必要なのだ。
尤もそれだけに着目すると全部混ぜた後に一括で掛けりゃ良さげと思われるだろうが、それでは主に次の2点に不都合が生じてしまう。

1つ目は現実世界は3次元なのに記録がステレオと「2次元止まり」な処で、リアリティを出すには何らかの補填が必要な処。
そこで厳密には次善策でしかないが、聴者と音源の距離差を残響の深さで表現しようって作戦だ。
この作戦を遂行するには各音源へのReverbの掛かりの深さを変えられるのが必須となり、そうするには「混ざった後」では無理なのだ。

例えば普通メロパートは大き目・伴奏パートは小さ目にMixしたりするがそれへ「只の一括掛け」を安易にしちまうと、
主役のメロパートの方が脇役の伴奏パートよりエコーが深くなった様に聴こえてしまったりする。
アンサンブルバランスがそのままReverbへの「送り量」となるから、物理的には実際に「同じ割合」の残響が付加されている。

のに何故ってば大抵は原音より残響はかなり小音量なので、他の音に隠され易いからなのだ。
依って電気的には残響を横一列並びに設定したつもりが、これをバーチャル映像化させたら手前に脇役・奥の方に主役と妙な並びとなるのだ。

それでも伴奏パートのを意図的に少しボヤケさせればマシになるが、近年の様に明瞭度を確保したいなら全体の聴き取りを劣化させるだけになる。
演出に依っては主役が真ん中だが舞台奥の高所に位置するなんて場合だってあるけれど、少なくとも上記現象を含めて調整しないと意図と結果は不一致になってしまう。

2つ目は楽器音の主体が低音と高音の物で掛け方を変えたい場合で、これには明瞭度と「後掛け」特有の問題が内包されている。
これに際し先ずは色んな場所での生演奏をイメージして貰いたいが、奏者達は必然的に環境に応じた加減をして何処でも何時もの自分達の音に聴こえる様に調整してるよね。

又しても2つで済まんが更にその中には主にアンサンブルとしての音量バランスと、会場残響特性等に対する音色調整がある。
例えばバスドラムが小さ目に聴こえてしまう場合は、普段より強く踏んで補おうとする。
低音が響き過ぎる場所だったら、Bass AmpのBassツマミを普段より下げて補う等々だ。

ここでご注目頂きたいのは実際の加減を図るのはリハーサル時だったとしても、調整自体は現場で音を出し乍らのリアルタイムで行われている部分だ。
これを録音で同列化するには最低でも、録る前にどんなReverbをどの位に掛けるか事前に決定してなくてはならない。

だがこれをした処で完全な一発録りの場合以外「バーチャル故の弱点」で、アンサンブルのバランスがどうなるかの正確な予測が出来ないのだ。
特に今の俺ん処みたく音の数より演る人数が少なけりゃ一度に全部でせーのってなもう絶対不可能で、録り終えて初めて並べて聴けるんだからさ。

そんでどーすっかてば後で何とか帳尻を合わせるしか無く、ある意味「時分割式独り分業」とでも仮に命名しとくか。
分かり切った話し独りで同時に出来る事なんて幾らも無いが、録音機の力を借りてちょっとだけ時間をズラせば対応策も出て来るのだ。

つまり各楽器を弾く時は只の奏者になるべく成り切り、後で音響調整する時は大スタジオのミキサー氏にでも成ったつもりで行っちゃえばっと。
勿論実行するには必要なスキルは身に付けなきゃなんないんが、取敢えずは自分の演奏・その次にその曲に必要な部分さえ獲得出来たら限定的だが挑戦は始められるのだ。

暴走防止でこの辺で案件復帰を果たすが、これが現況体験時点でだとどうもPCソフトでは従兄言い「帯に短したすきに長し」だったのである。
先ず「Effect後掛け」の項に記した如くステレオMixのだったら「残響音もステレオ」なのが当然自然必然で、勝手にモノに変換何ぞされちゃお話しにならんわい。

それが試した3つのフリーソフトの中でトラックへ直接施すので合格したのはたった1つで、Reaperだけだった。
但しこれは前回公開!?した「上図1」のルーティングが不可能で、これで掛ければ余計な「Reverb音のダブり」の回避が出来ない。

そんな中Music Studio ProducerだけはサブのルートとしてステレオのBusを8持ってて、何とか我々の要求に応じられそうだった。
只近年レベルでは見栄えに劣るのは開発の古さからも仕方無いが、未だ原因把握してないものの現行OSでPluginの読込みが上手く行かないのがあった。

Mixdownを考える迄は万能で使い易かったAudacityに至ってはどっちも駄目で、俺的にはこれは「中掛け迄専用」の位置付けになりやした。
「Reverbへのステレオ送り」ではR君とA君はわざわざその為だけに、「ステレオトラック」を作っとく等裏技を駆使すれば出来る事は出来る。

Pluginの読込み問題 についてはMSPでは稼働させようとした時に後から追加のの一部でWin 8.1だとErrorが出たが、ReaperではOS無関係にそもそも認識されないのが多かった。
念の為のおさらいを入れとくとこれ等3つはOSがxp~8.1迄稼働するのは確認済みで、但し古いMSPは上記以外の機能不全の恐れとAudacityではOS次第で対応バージョンに違いがある。

現時点での我々間の相談の結果ではMSP君が一応候補となってるが、新しいソフトになる程使い難くなって来てるのは大変気掛かりだ。

<続々>

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