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2019年7月16日 (火)

音圧感科学館⑩ デジタル録音とCompressorⅧ

概出させてるが今日は音源⇔聴者耳間空気とコンプの関係、これを掘れるだけ掘ってみますぜ。
歌わないし管楽器もやんないから空気なんて関係無いわいと避けず、少しでも音を扱う人にはホントはこれこそ根幹的必須要項ですんでね。

改めて考察するが「生の迫力」は何が原因!?視覚!?爆音!?確かにそれもご尤もだが、爆音で無ければ全く訴求力が無いかってばそんな事無いよねえ。
この原因の中で今回は空気の速度にフォーカスするが概述の如く音源から少し離れれば、過高速だと間の空気の弾力に依って遅延させられてしまう。

遅延ったって人が感知出来る様なもんじゃないが、音のアタック部のPeakを変形させるには充分だ。
そしてリアルタイムの空気移動が間に合わない過高速音でも、間に合う速度のと上記とリンクしてるが差異が想定されるのだ。
それはズバリ「圧力」で、太鼓の皮の動きとそれで揺すられる空気の関係を想像されたしである。

音が聴こえた瞬間は皮の移動量より空気の移動量は、「間に合わない」から減っている。
だが皮は実際にもっと沢山押したんだから、耳に未到達でも「皮の直前の空気」は皮の移動量通りに動いている。
もし空気がどうしてもそれより動けないなら皮の振幅が抑制されて、もっと振れ幅が小さくなってる筈なのだ。

って事ぁ過高速音源至近の空気は音が鳴る度に一時的に高気圧となってる訳で、鳴ったより遅れはするがその音若しくは風が後からやって来てる筈だ。
この辺が恐らく音の大小と強弱の違いなんかに関係してると思われ、高圧→勢いが強い→周辺環境に負け難い→ある種の強い音って按配か。

因みにそもそももし気圧変化ゼロだったら、空気動かない=音が伝わんないであるぞなもし。
これが水等液体であれば水平みたいなもんで、風等の外部要因が無かったら落差が無いと流れんのと同じだ。

これへ現実空間と録音の違いを当て嵌めてくと人には聴覚の他に「体感」もあってセンサーは2つだが、Micの方は単体だと通常音だけなので単独センサーしか無い違いがあったのである。
ここへ着目するとBONZOが良く使ってたアンビエントMicってのも、単なる残響では無くどれだけ部屋中に太鼓爆音が充満してたのかを示したかったのもありそうだ。

さて本項は音圧であるからそれとの関係へと進めるが、再生装置に特別な工夫をしないと「サイズ的に大きい音源」の圧力面での再現はもう理屈上だけで不可能となる。
一般的に入手可能なスピーカは46cm程度が限界で、すべからく22inch(約56cm)のバスドラより狭い範囲の空気しか揺する事が出来ない。

単純計算では面積の少ない分をストロークで稼げは体積は一緒に出来、実際スピーカはそうやって働かされている。
しかし空気を押す時点で違いがあればそれが一定距離以上離れた所へ到達する時、その差は大巾に拡大されてしまい似ても似つかない物ににもなり得るのだ。
因みにⅡでスピーカを複数にすれば面積だけなら同等化出来るが、以前述の如く単体時と異なる指向特性が現われる。
すると今度はこの部分で本物からは遠退く等、あちらを立てればこちらが立たずとなってしまう。

これを誤った恥ずかしい方向へ追及しちまったのがJ-POPサウンド等に多いと感じているが、高気圧ってそんなにむさ苦しくて過し難い気候なのかを考えてみるべきなのだ。
幾ら同じ空気の件とは云えいきなり音と気候を一緒にするとは乱暴かもだが、多くの人にとっては寧ろ低気圧の方がやれ古傷が疼くだのと今の梅雨時みたいに鬱陶しくて心地悪いよねえ。

そんで次の段階として過コンプによる音の過密は高気圧なのかがお題で、これは単なるモーレツ社員時代のラッシュアワーと同じである。
ぎゅうぎゅう詰めは体に押圧こそ感じるが、では梅雨時のラッシュでも電車内だけ高気圧になってるかってば断じてそんな事は無い。
音もそうだが特殊加工無しだと空気は透明で見えないからか、密度と圧が別物なのを皆見落してるのだよ。

第3段階へ進むと音に依る高気圧と気候に依る高気圧の差の分析で、気候のは暫くは続いて変わらないが音のは割とすぐに元の空間での気圧へ戻る処が違っている。
つまり気候のは範囲が広く継続時間も長いが、音の方は幾らBONZO氏に頑張って貰っても桁違いに範囲は狭く限定されるし時間的にも花火みたいにたちまち終わってしまう。

特殊空調等が備わって無い限り家の中と外の気圧は一緒だが、音の方だと扉1枚隔てただけでもそれなりの差が途端に出て来る。
もしそうじゃないと窓も何も全部締め切ってても、お熱いタイムも戦慄の夫婦喧嘩も世界中にダダ漏れするでしょ。
これを纏めてくと音に応じて微気圧変動が起き、音が小さくなると大気中の気圧に再び近付いて行ってる訳だ。

それを電子力で置換えるとして「音が小さくなると…」部分が特に俺が訴えたい場所で、コンプリミッタの反応が変化しないと近い感じにならないって事なんだ。
その変化も音量の他に音域や実際に音を出した現場の拡がり方にも呼応させなきゃ駄目で、単に入って来たのを無条件に半分の大きさにするなんてだけじゃ気休めにも足りない。

だが知り得る限りで2次3次関数みたいな反応や設定が出来るのなんて覚えが無く、だったら使い方で工夫して近付けるしか無いんじゃとなるのだ。

<続>

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