多重録音備忘録㉕ 番外編 擬似Bandの勧めⅡ
今回は久々で表からだが、先ずは録ってから再生する迄の流れだ。
迅速に表説に入るが1.は一般的な歌用カラオケを作る場合で、2.が擬似Band用のソースを作る場合だ。
3.は擬似Bandの拙宅版で概述と思うが汎用PAがぼっちスピーカでモノラルなのと、俺言い電気楽器用PA(ステレオ)はある為に録り方や割り振りがお珍しい事になっちゃってる。
んだば個別解説と行くが1.の場合は完成クウォリティに拘らなきゃ、Effect等の掛け方に制約は無い。
近年では完成品が5.1chサラウンド対応のなんかのもあるが、ホンマもんの映画用サントラとか以外ではステレオ2chのへ専用プロセッサを掛けて対処するのがデフォと思う。
そうしないとメディアの要するトラック数が通常2で済むのが6も要り様になるので、おっと尤もDVDとかだとそうなってるのも一杯あったね。
いよいよ待望!?の2.へ突入するが、パッと見で分かるのはMixdownが無いとか当然だが太鼓のトラックが無いの位だ。
どっこいこっからが大事な処で、ちょっと一言には纏めらんないので順を追ってとしやす。
2-①電気楽器の録り方
普通は楽器→Amp→Micとか楽器→PreampやEffector→となるが、「楽器→録音機→各楽器Amp」と繋いで録るのが特許物!?。
こうしとくとAmpの設定変更無・録音再生機が同一である限り、再生時に必ず録った時と同じ音になるのが分かるかな?。
厳密には電気楽器と録音機のインピーダンスはちっともマッチしてないが、結果オーライ大魔王は音に特には問題が無かったので完全に無視しとりやす。
気になる人は楽器と録音機の間へBufferをかませば完璧だけど、宅環境ではその方が音色変貌が大きかったッス。
そして分かってる人にゃ余計なお世話だがここに披露したのは歪みはAmpで歪ませる前提ので、基本的にはコンプ系やワウ系等以外のEffectorを繋ぐのはご法度で御座居やす。
再三概述だがLiveではまだしも過去名作の殆どのは楽器自体の音色の良さを最優先させる等もあって、録音では後掛け可能なEffectorは全て後掛けとなって居りましたから。
2-②Amp歪ませが不要な楽器の録り方
Effectorを掛けるタイミングの制約が無くなるだけで、なるべく本番状態にして録ってけろ。
但しPAから出すのが決まってる(表中例ではシンセ)のは、音色やその調整は先に完成させといて。
2-③歌の録り方
これは全く普通で結構ですが、特別な必要性がある場合を除きエコーも含め未加工で願います。
この「小細工一切禁止令」には大きな意味がありまして、この方式の狙いがその理由だが後程。
3は他との相違点のみ
前説として「電気楽器用PA」なんて書いてあるが、これは2ch真空管Ampと自作モニタの組合せの総称。
それだけだったらPAが只真空管ってだけなんだが、諸事情でオーディオ帯域がカバー出来るツィータが付けれてない等で生楽器の再生に今の処不適合って代物。
トラック④のギターはAmpがそれ用のでない為余り歪ませられないので、Guitar Ampで歪ませを含め大凡の音色を作っといて録ってます。
只スピーカは後で一応それ用特性のを使ってるのでMic収録せず、自前プチ改造で追設したLine Outからとしている。
これはスピーカ出力から分配した電気信号を適正値まで減衰させたもので、一般的なPreampからとかパワーAmpの途中から取り出したのとは別物だす。
こんな具合なのでエレピは自作球プリで音を作ったのを録っていて、シンセクラビは本物不所持の為ホントの代用なので電気楽器扱いにしている。
さてここからが俺的シミュレーションの核心でもあるんだが、今回披露した方法は「わざと完成作品とは少し違う音」になる様にしてるんでゲス。
ターゲットととしては「録ってる現場で出てたであろう音」で、Effect後掛けだと「演奏時にはまだ掛って無い筈」を再現しようとした訳ね。
考え様に依っちゃヲタ度全開かも知れんけどコンプやエコーだって同じで、そう云うのが一切無い状態で演奏してた筈なんだよね。(意図的に特別な効果を狙った時は別だけど)
そしてその最大の意義は「ドラムは叩く時にはまだコンプは掛けられない」からで、余程特殊なモニタ方法を成功でもさせれん限り「叩きながらコンプが掛った音だけを聴く」なんて無理もいい処だからなのよ。
これが電気楽器だったらAmpはスタジオ・奏者はコントロールルームなんて手があるけど、爆音生楽器じゃロボットにでも代わりに叩いて貰わんと「楽器から離れられない」ですから。
まあ幾ら捏ねた処で所詮はバーチャルに過ぎないが、たまたま俺は太鼓を演るに際して「叩いてると違って聴こえる」のが一等気になったもんですから。
<つづく>
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