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2019年6月 2日 (日)

多重録音備忘録⑯ 打込みか生かⅡ

食品でも生より火を入れた方が安心なのは分かるが、お腹を壊す心配が無い音楽に適用するなんてってのが俺の感想だす。
今回は何でも出来る道具が音楽みたいなマクロな用途で、どうなってるのか辺りから。

近年のドラムマシンの実情を不知なので何だが、ドラムマシンと名乗る割にはどれも音程やミュート具合「だけ」を弄れるのに出逢った試しが無い。
これも元を辿ると音色が電子合成音なのか、サンプリングに依る物なのかを明示したかっただけなんだろう。

故に俺的には生太鼓と同じ様に扱えなきゃリズムマシンを名乗るべきと思うが、もしホントにドラムマシンを作った処で使い勝手に大巾に難が出るのは想像が付く。
生太鼓でチューニングを下げると音色や余韻長さ等も変化するが、その仕方には割と各楽器固有の方程式がある。

今ならそれをシミュレーションするのも可能だろうけど、既に現存する物しか出せないなら影武者止まりだ。
なので機械なのを良い事にあり得ないのも出せる様にしたくなりそうだが、問題はそれが「使える音」になるかどうかがサッパリ不明な処だ。

鍵盤の方でも多機能化或はもう全機能化っても良い位の進化はしたものの、弾く楽器としてはかなり退化しちまってそれがマーケット縮小に拍車を掛けてる様に見える。
シンセのアナログからデジタルへの進化は必然的だったが、その後が真に宜しく無かった。

ワンタッチであらゆる音が出せる様になった代わり、弾き方に依る表現の方は大巾に小巾化してしまった。
昔のにはタッチレスポンス無かったじゃんと言われるだろうけど、それについては未だ生Pianoにはやはり並べていないと感じている。

それよりホイール・ジョイスティック・リボン等電子鍵盤特有のコントローラが軽視され過ぎで、ブレスコントローラ登場辺りが道を誤る境界線だったか。
この理由は簡単で他のでも出来るかどうかで分類したに過ぎず、固有或は得意なのを放棄してまで模倣に走ってどーすんだっての。

俺的にこれの害悪は俺に不都合なのは勿論だが、これから始める人達が電子楽器だと「ビヨヨョヨォーン」なんて変な音が出せるのを知る機会が激減する処だ。
知らなけりゃそれの出し方や弾き方等を習得する事も無くなり、結果的に電子楽器奏者の力量がどんどん落ちてくんだから一大事だ。

変だし失礼になり兼ねん危ない言い方になっちゃうけど、知らない人達の方の基準で音楽を考えてばかり居たら先細り必定だ。
演る側で知らないのも本人達に責任は無いが、聴くだけしか出来ん人達はそれ以上に聴かせて貰えん事には選び様も無いからね。

んでボチボチ本題へ戻るが全同時演奏が可能な処へ目を向けると、打込みは実際はどんな製作工程を辿ろうと余り多重録音とは思わん方が良さそうとなる。
何せ打込みは贅沢言わなきゃ今なら、PCかスマホがあればそれだけで出来るんだから。

例に依って体験を例示しとくと俺の現行Bandで太鼓はマルチ録音機じゃないと録れないからそうしているが、他のは例外以外はPCで録っている。
半分偶然だが宅PCにはある程度それ用のサウンドカードを追設してるからか、音質的にも何らの遜色無く録れている。

因みにこのもう半分はオーディオとPCの両方だと空間的に厳しいのが原因で、その内容は広範囲・多岐に渡っている。
宅固有かもだが機器の場所取りもだけどそれ以上に先ず発生熱量が問題化し、沢山機械を点けてりゃやっぱその分アチチだわ。
それとメディアソフトの収納場所が又問題で、全部を簡単に手が届く処へ並べとくのが無理だった。

しょっちゅう急行退避があるのは俺が各停なんで勘弁して貰って、「例外」へ進むがこれは極最近でお初の出来事であった。
それは現行Bandでは最初のエレピパートの録音だったんだが、電磁波雑音が原因で作業が簡単で楽なPCが使えなかったのであった。

宅の事情でエレピの真下にPC本体が置いてあり、雑音対策の甘い宅の化石エレピ君がそのをノイズを全部拾っちまったのだ。
何の理由も無いが両方を同時に使う機会が今迄無かったので、すっかり見落としちまってたのである。

当初は今後もあるのでエレピのシールド加工も考えたが、PCのケース自体は鉄製で完全シールドされててこの有様なのだ。
けどデジタルマルチで録ってた時はこんな事は起きず、その録音機は結構隣接してるのにずっと平気だった。
そこで今迄比では面倒だがデジマル君へ一旦録れてるソースを入れて、そっちで何とか事無きを得ましたとさ。

因みに参考として宅でのPCでの録り方を挙げとくが、端的に述べれば録音機がPCになってるだけの状態だ。
そして普段は一部編集以外にはPC不使用で、楽器→(Mic)→Mixer卓→デジマル(adat HD24)となっいる。
過去実績ではPCはCDを焼いたりそれに適したフォーマットへ変換させるのが主で、音楽的音響操作には殆ど使っていない。

今回Bandのがそれと違えたのは太鼓がデジタルData供給だからで、従兄宅の録音機と直接はDataのやり取りが不可なのに依る。
ディスクにせよクラウドにせよどの道PC経由になっちまうから、そんならエラーを減らすのにも余計な回り道をせん方が無難だからだ。

<つづく>

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