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2019年6月11日 (火)

多重録音備忘録㉜ PCかオールインワンか単独機かⅢ

順番のおかしさや重複があったりして済みませんが、今回は音楽の「録り方」観点から考察してみます。
それってのも必ずしもグループの頭数と一度に録る人数に相関関係が無いのを思い出したからで…。😓

その1:全パートを個別に録るかどうか
全バラで生ドラム無しなら同時録音トラック数はせいぜい4ありゃ足りて、生ドラムを余計な制約無しで録りたきゃ最低12は欲しい。
この「せいぜい4」にはMicのOnとOffのを同時に録る等凝りたい場合のであって、普通に録れりゃ良いならトラック数は2(つまり普通のステレオ規格)で充分。

その2:複数人づつで録る場合
トラック数や録音機タイプの前に考えなきゃ危ないのが、録る場所と楽器の組合せだ。
良く響く場所しか確保出来ず2つ共Mic録りだと分離し切れないがそれで良いかどうか、1人だけミスってももう1人も演り直さにゃならん等複雑化する。

これらを考えるとメンバー全員で一発録りか、頭数より増やしたいパートだけ後で追加が定石だし何かと無難だ。
俺等の現況(3人中1人休養中)みたいだと絶対一発録りが不可能なので、そんな時は特別な意図が無い限り全バラ録りにしても大差は出ない。

また例えば6人編成で2人づつ録ると、最悪の場合3グループ毎に違ったノリなんて悲劇も起こり得る。
時間の節約とか色々あるだろうけど2人になると必要トラック数を増やす必要が出たりもするから、これもモノパート×2以外の組合せでは普通の只の録音機が使えなくなる。

一発録りでは特例を除き完全な分離度は不要になるので、腕に自信があったりしっかりしたコンビネーションがあればステレオ録音で充分行ける。
ってかその昔は誰でも皆それで録ってたんだから、もし全然出来なかったりしたらそりゃもうグループ自体の存亡の危機かも。

更に言えば独りBandだったら必然的に全バラになるが、ホントに多重録音機が無ければアンサンブルが作れない。
依ってこれも全部一緒かバラかの両極が、最初の選択の基本と考えるのが良いだろう。

その3:楽器の都合でOn Micが不可な場合
もし後で自由にEffectを掛けたいなら響かない場所探しが重要で、それには録音機は極力小さい方が良い。
小型と云えば近年は、良いのが沢山出てるステレオポータブル録音機がポピュラーだ。

その4:飽く迄PC利用を避けるかどうか(スマホ等も一応PC側へ含む)
俺体験に依るとかつての録音でMixでも全てPC不使用でも、配布CDを量産したのは結局パソコンでしたっと。
それよりもっと以前配布がカセットテープでも通用した頃は、確かにPCレスが可能だったがね。
また昔なら一部にマルチ機で直にCD焼けるのも出てたけど無くなったみたいで、盤に焼こうと配信にしようと今はどっかでPCを通さざるを得なくなってるね。

そうなるとMix関係の機材を既に沢山持ってでもいない限り、最低でも録った後はもうすぐにPC行きになる。
マルチ機でもMixはデジタルなのでそれを電子工学的に言えば膨大で複雑な計算となるが、そんなのが得意なのは正に電子計算機つまりPCの方が専門分野だ。
するってぇと録音機のMix機能や特にEffectは、あっても半端無くてもちっとも困らないになるなぁ。

その5:過不足の変更不能の有無
普通PCなら内部スロット等でのカードの追加・交換レベルから、独立機でも外部接続次第でシステムアウトラインはある程度オーダーメイド出来る。
しかしオールインワンタイプの専用機では内部はほぼ固定だし、外部についても特に出力系統がどれも随分と少ない。

本体完結設計なので当然ではあるが音楽制作は特殊性が高く、今度思い付くメロディーにどんな手法が合致するのかはその時が来てからじゃないと分からない。
今便利そうより後でどうとでも出来る方が録音では武器になり、後より今優先の携帯電話なんかとはそこが逆だ。

続いて現実的最重要案件と理想の観点から考察してくが、多くの場合は「妥協の仕方」がポイントになろう。
近年では機器性能の特に底辺の向上が著しいので、作品クウォリティは「操作した人の腕やセンス」に左右される割合が高まった。
故に「性能」は大して気にする必要が無くなったが、機能や応用性については昔より格段に注意しなきゃなんなくなっている。

かつてはコスト以前に大きさや不具合発症率等の問題で、どれもロクに集約されてなかった。
これの象徴的事例がMixer卓の近年見掛なくなった「モジュール」式で、これは例えば入力チャンネル毎に作られた物を、フレームに取り付けた構造になっている。
大昔は最廉価版以外・昔は素人用を除き、多くのが修理・調整等を配慮してそうなっていた。

業務用の等最初からその組合せ例示のみで、買う時自分で選んで決めとくれ式になってたりもしていた。
この辺はご時勢で最近の電車が車体に貼ってるシールの色と、巨大プラモデル製の顔が僅かに違うだけなんてのとこっちもご同様だ。

鉄道ファンとしては個性が減ってつまんないが、電車の方にはその共通性にやむを得ぬ事情もある。
これには大量生産によるコストダウンも勿論含まれてはいるが、相互乗り入れしたりホームドアに合せるには「そっくりさん」じゃないと無理だからだ。
大量生産と一口に言っても電車の新製数なんてたかが知れてて、百均に並んでる商品とじゃ何桁も違うからねぇ。

だが音楽では今だって正反対で、下手に似過ぎてればすわ「パクリ」かと嫌疑が掛けられる始末だ。
となると鉄道での合理化は統一規格だとしても、音楽の方はより一層の差別化こそが合理的なのだ。
買って来ただけだと皆と一緒になっちゃう様なら、機材レベルでの差別化の為には「買い足し」が必須となっちまう。

大した経験値でも無いが一通りの体験からすると、かなり縮まって来たが業務用と一般用に差があるのはまだ変わっていない。
またEffectorを筆頭にやはり偽物より本物の方が「音楽的」には遥かに高性能で、元がアナログの物は高性能なデジタルのより低性能なアナログの方がまだマシな場合だって多い位だ。

PCでも有償高価なソフトや音源等を導入するとかなり良い線迄行けるが、コスト対音だけで見るとそれだけの価値が見出せる程には達していない。
近年プロの世界でそれが主流になってるのは「時間の問題」があるからで、1つのに取られる時間が長きゃその分他の仕事が出来なくなるのが最大要因であろう。

それとアプリの中の仕組み次第で差もありそうだが、PCのハード面由来の音質差の全てはまだカバー出来ていない様だ。
これらを纏めて考えると少し妥協してPC主体で賄うか、如何なる負荷も甘受して業務用個別機主体で行くか辺りが基本線に思える。
こんな処でも選択肢がデジタルの1か0しか無いみたいで極端だが、近年何でもデジタルなのがもしや何処も2極化の真犯人か!?。

現実的には様々選択肢があるとは思うけど迂闊に中途半端なまま行っちゃうと、後になってから使い方等の経験値やスキルにも必ず影響が出て来るのでそこをお見逃しなく。
録音でPCは自動車だったら自動運転・オールインワンタイプだとオートマ、独立機だとマニュアルシフトってな感じですかね。

PC主体の人は運転技術は置き去りにされそうたが、その分本業の音楽の方へエネルギーを集中出来そう。
独立機の人は大変な代わりに腕を上げざるを得ず、音響のスキルは嫌でも身に付いちゃう。
ではオールインワンタイプの人はって、御免なさい俺には将来どうなれるかハッキリとは分かんないや。

<つづく>

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