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2019年6月28日 (金)

多重録音備忘録Ⅱ① 得意な収録方法をゲット

Mix主体と告知しといて何なのよ的だが、後をどう出来るか次第で使えぬ収録方法も出て来るからよん。
例えば普通の3点録りした太鼓へ後からSnareにだけ深くReverb掛けるの無理とか、こんがらがーの面倒くさーだがこれは鶏と卵案件の典型なのだ。

理論的思考のみだと収録方法はニーズ次第でそれへの最適化と答えが出るが、我儘な人間様が演るとなると必ずしもそれがBestにならん場合も出て来るもんだ。
全くニーズにそぐわないのは候補落選となるが、それ以外だったらパフォーマンスの発揮し易さとを天秤に掛けて選ぶのが宜しいでしょう。

また多くの場合「これから録る物」ってな余り演り慣れて無い曲が多いので、一発録りより失敗の心配が少ない多重録音の出番なんてなっている。
もし何年もLiveで演って慣れてるがたまたままだ録って無かったなんてんなら、録音より録るハコやその時の使用機材に大枚注ぎ込むのが良いでしょう。

クドイが忘れた頃かもにやって来る俺格言!?で、音が良くなるのに効果があるのは奏者→楽器→Micと来て録音なんて後ろ寄りですから。
でも現実的には上記と逆のケースが多いので、機材等へ経費を掛けるにしても継続性が確保出来る範囲にするのが要りそうだ。

またもしアナタがベテランの達人で無いなら、扱い易さと何時でも狙ったのに近い音が確実に得られる様なのを基準に選ぶのをお勧めする。
機材がBestでパフォーマンスがBetterなのとその逆の、どっちが総合得点が上回るのかは上述の通りだ。

これをエレキBassで当て嵌めて行くと、最大公約数的にはLine録りで音色微調整やEffectは後掛けとなる。
その理由はバカみたいに単純だが、大別すると再現性や音色調整巾の広さと収音条件にある。

前者から行くが一聴只ブンブン鳴ってりゃ良さげで単調ともとれるBassが、僅かな違いでもアンサンブル内に於いては
大きな影響を全体に与えたりするからだ。
既に固まってるアンサンブルでもいざ録ってみると、何処かしらが普段と微妙に違って聴こえたりするのは良くある事だ。

なのでもし絶対Amp(スピーカ)からの音じゃないとなんて要望が無いなら、全部録れた後から調整出来るのが望ましい。
しアンサンブルと相談しつつもそれに影響が無いポイントも見つけられ、そこは自由になるので最終的にイメージした音色へ一番近付ける確率が高い。

Amp録りでうっかり歪ませ過ぎた場合、録った後で歪みを取り除くのはもう無理だ。
Line録りだって歪みを「掛け録り」すれば同じだけど、後掛けしたからって歪みが変質する様な事は殆ど無い。
第3手段で「Amp歪ませ」を「後掛け」ってのも考えられるが、その時「録った物」はLine録りになるのが普通だしAmpを2度通せばノイジーで癖付き過ぎなんてなりそうだ。

後者については概述の如く最低域等を完全に拾えるMicは意外と手元に無い事が多いし、なまじLine録りが一般化したせいか録音に適したAmpも思いの外少なくなっているのに依る。
尤も今回テーマとしては再現性と録音機会を増やせるのが主眼で、Line録りなら防音設備不要ってのが肝。

エレキだと弾いても音が僅かしか出ない=自宅や深夜等何時でも何処でも録れるとなるので、ある意味音色よりもパフォーマンスと奏者コンディションに忖度した格好だ。
それと個人的な感想ではあるが使用本体楽器の問題もあって、近年ので本邦製のになる程Ampへ繋いでも「劣化したLine録りの音」なんて傾向が強い様に感じられる。

これは良く言えば実情に合わせた設計とも云え、後々迄記録に残る録音(Line録り)時程最高の音色となる様にと考えれば当然の設定だろう。
なのでもしAmp録りに拘りがあるなら、楽器本体もそれに適した物を選んでおかないと効果半減の危惧がある。

また近年忘れられがちなのがPreampやBufferの内蔵の有無で、伝統的なAmp録りが好きならこれ等が入って無いかOffに出来ないとこれも効果が減少する。
加えて毎度の真空管かどうか問題も同様だが、音色差も勿論だが最大の違いは「反応」なのだ。

近年の様に音響処理が高度化・高シミュレート化が進んで来ると、音色についてはかなりどうとでも出来る様になって来た。
しかし上述の「反応」だけは元が「何もしないで只繋いだ」のだけに、かなり厳しいのも仕方無い。

因みに最近はバスドラへ複数の収音装置を構えるのなんかが流行ってる様だが、余程高い専門レベルを持合せてないと位相やら色んな問題で上手く混ぜるのは大変だ。
BassでもAmpとLineの両方で録っといてってのがあるが、録音がデジタル化して劣化僅少となった今は上記同様あまりお勧めし兼ねる。

録音がボロいテープの時代は混ぜたく無くても全部闇鍋状態となってたから、煮込まれた後では入れた具材が殆ど判別付かなくなっていた。
それが今では正反対となったので、今度は継ぎ目無しに混ぜるのが苦手となったって寸法なのだ。

またこれ等の手法にはその分トラック数も余計に取られるんだから、少なくとも必然性が低いなら下手にあれこれやらない方が後で困らずに済むでしょう。
そもそも録音機側に制約がある事も多いので、そっちから逆算してかないと勝手に収録方法だけ選んどいても「それ無理」って!!!。😓

<つづく>

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