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2019年6月 5日 (水)

多重録音備忘録㉓ マルチトラッカーの種類

平成の前半迄ならオールインワンタイプだろうと録音専門機だろうと、一般に普及してた多重録音機は独立した機器だった。
けれどそれ以降はCubase等を筆頭に、PC内のアプリ(ソフト)の物の方が有名になって来た。

それでも最初の内は先ずMIDI→ソフト音源と俺等から見ると打込み用で、生演奏を録るのがメインの場合はちっとも便利じゃなかった。
それがソフト自体は21世紀初頭からあったAudacity利用を誰でも避けて通れない感じになって来て、俺自身近年ではかなり広範囲に活用させて貰う様になっている。

平成後半以降に音楽活動を本格化させた方だと多重録音は先ずPCでと思うだろうが、PC以外だけ時代若しくは状況を体験してる俺みたいな古株からするとまだどっちらけ段階と感じている。
PC(もっと近年はスマホ等も含め)系は便利さと贅沢言わなきゃコストの点は圧倒的に有利だが、音楽的或は音楽家観点に立つと意外と柔軟性が無く応用が効かない。

皆さんはどうか分からないけど俺は古いBluesなんかが好きなせいか、ある面で単純思考もそれなりに大事にしてる積りだ。
単に単細胞とか直情型なだけとの罵声が聴こえる気もするが、複雑な問題を考えなきゃなんない時程以外にこれが結構重宝する。

今回案件での上記の応用性なんかがドンズバリなんだが、例えば24トラックレコーダがあったら単純思考だと録るのも聴くのも1~24迄なら自由な筈だ。
実際「独立機」だったらまんまなんだが、オールインワンタイプやPC内のとなるとちっともそうでは無くなってしまう。

ここで俺が問題視してるのは例えばトラックは折角24もあるのに他の部分のせいで、同時録音は8迄とか再生は2ch(ステレオ)迄とか一々但し書きが付いて来る処だ。
年齢的には俺より8ヶ月古くても人としては新型なのか、従兄なんかだとこれ等は大して気にはならない様だ。

しかし考えてもみとくれなはれ、もしこれが楽器の事だったらホントに誰も文句出ないかね!?。
乱暴な置換かもだがこんなのが例えばGuitarだったら、6弦鳴らしてる間は1弦は弾けませんみたいなもんなんだぜ。

最近は機械の発達で昔は絶対無理だった、たった1人でLiveでも音的にはフルオーケストラなんてのも確かに可能とはなった。
一緒に弾く人数が減ったり太鼓が機械になったりすれば、実際同時録音可能トラック数が少なくったって困る奴は減っただろう。

だが種類だけは無限に近い程色んな録音を体験してきた見識からすると、入口・出口・部屋戸数はどの観点から見ても一致してる方が使い易いのだ。
それも特にミュージシャンだが音響屋じゃない人が、自分で録る場合にはね。

だってねえ曲録るのに必死になろうって時にゃ、少しだって本来なら録音の機械の為だけの算段なんてしなくて済む方が良いに決まってんじゃんか。
もしも、もしよ、手間食ってもそれすりゃ、プロの音に完勝出来ますとかってんならそりゃ結構な話しですよ。

でも実際は普及価格帯のだと音には何の貢献もしてくれなくって、ただ只操作が面倒になってるだけなんでやんす。
こんな現象が起きるのは音楽用なんて世間一般からしたら非汎用だからで、どうしても使いたい奴だけ何とかして操作を覚えりゃ良いじゃん的発想なんでしょうな。

1つの機器に機能満載の上小型化・低コスト化を図ると、価格・機能・持ち運び等の点では充実する。
だが欲張り過ぎると先ずバランスを取るのに難儀し苦しい取捨選択を迫られ、結果的に道具としては難解過複雑化して実用性が著しく低下したのが近年多くの姿と思う。

体験があるって理由で現況従兄常用機を生贄としてここに捧げるが、トラックは24あって同時録音は8出来るのに出力が2しか無いだけで俺言い「擬似Band」に使えないとは何とも勿体無い。
そこで気に入ってる方には申し訳無いが、その手の類のは敢えて擬きと分類させて頂こう。

それに対しアナログでメディアがカセットで低性能・低機能だった昔の4トラカセットマルチは、全体としては圧倒的に劣っているが「付いてる物は凡そ全て自由に使えた」処へ再着目。
もしこれをデジタルで作れば更に安く小さく出来そうだが、カタログに載る数字が小さくなるのを嫌ってか、少なくとも主流には程遠い様だ。

しかし後者の用途に依って数がズレ無い方が使う上では圧倒的に分かり易いので、性能より道具としてはこちらはどんなにショボくてもマルチトラッカーを名乗って宜しいと考えられる。
もし使わなくても・使えなくても高機能が流行りなのかもだが、特殊な場合(多重録音)にしか必要とならない道具である処が他の汎用機器とは異なっている。

楽器がより高機能・高性能な物が順次登場してもそれよりオーソドックスなのがずっと主流の座を占めたままなのは、感情をなるべくダイレクトにリアルタイムで音に変換させたいからだろう。
それには音を出せる迄のプロセスが極力瞬時で済む程向いていて、手間暇掛っても一気に完成系を求めるなら今だったら打込み系が最適だからね。

とこで多重録音機応用の一例も兼ねて、次回は番外編として「擬似バンドの勧め」を。

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