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2019年6月15日 (土)

多重録音備忘録㊲ Click不使用での演奏

勇気が湧かんとか予定が無い方もどっかでその内参考になると思うので、斜め読み歓迎でどうかスルーだけはご勘弁を。
先ずClick以前に楽器に依ってタイミングの取り方が自然と違ってしまったりする例から、例に依って個人差がありそうだがご披露しやす。

単に演奏力や慣れの問題だろうとは云え俺がまあまあ叩ける様になった頃、Guitar・Bassでは問題無いのに太鼓だとズレる事があった。
当時太鼓では余裕僅少とは云えリズム感覚を逸してた訳では無く、でも録ってみると時々「節目」みたいな処がおかしくなっていた。

今迄の体験では上手く弾けなくてズレるのはあっても、リズムを取れていてズレたのは太鼓が初めてだった。
ので暫くは理由不明だったが、結論としては他楽器以上の爆音が俺にとっては原因になってた様だ。
慣れ親しんだ爆音だが少なくともドカァンと演った時に他の音の聴こえる割合は、他では体験しなかった程小さいor聴き取れない時間が長いのを発見。

電気楽器等より音量の上下が激しく生楽器特に太鼓はダイナミックレンジが広大故の現象で、それへの感覚対応が出来て無かったんだね。
これ要するにパソコンのブラインドタッチが出来ないみたいなもんで、各キーが丸々見えてないと押せない=丸々聴こえてないと合せられないになってたとです。

因みに練習不熱心ってか殆どやる気もないので何だけど、未だにブラインドタッチ出来ません。😢
もしかしたら「そんなタイプ」だから、上記みたいな顛末が起きたのかも分からんですが…。
その後この問題はメトロノーム訓練もしたけど、それ鳴らさなくても高遮音ヘッドホンを被ったままで練習して脱却致しやした。

被らないで叩いたままを被って演ってみますれば、あらヤダこんな処やあんな処でズレてるやんけとまあ嫌な位粗が良く分る事。
これ誰でも同じじゃ当然無いとは思うけど特に担当パートが単独の人だと比較対象が無いだけに、こんな弱点みたいなのが残ってても気付き難そうでありんす。

この俺失敗談からの壮大な!?教訓は、聴こえてるかどうかに一々左右されちゃ居らんかでありんす。
Click使用録音の場合当然その「聴こえ」には誰だって注意するだろうけど、楽器音の方は完成品よりは大抵は低若しくは未加工だからどうしたって両者を常にバランス良くモニタするのは困難だ。
かと言って聴き取りだけの都合で楽器に過加工したら、演奏で加減する都合上とても宜しくないですから。

実際どうなってるかは知らんけどClassic系で音量差が絶大なのなかんかだと、絶対小さい方か大きい方のどっちかで全く聴こえんくなるの請合いだす。
別にそれでってんでも無いだろうけど、指揮(指揮者)は視覚でやってるよね。
そう云や市販メトロノームにゃランプも大抵付いてたっけか、録音のClickも発光用トラックがあったら違うのかもってな。

スーパー世間知らず君ですから当てにゃならんけど、少なくとも音と同時に光るのが録音じゃ一般的じゃ無いのは確かな気がする。
それからするとさしものClick君も本人のせいじゃないけど、常に頼れる存在とは言い難いのがお分かり頂けるでせうか?。

では原点に立ち返ってリズムのズレの実質的な許容範囲を考察してくが、只の音では無く音楽なんだったら「音楽的ズレ」は基本的には無許容とお考え頂きたい。
厳しい様に感じるかもだがこれって実に簡単な話しで、もし適正範囲を逸脱すれば只の音になっちゃうからヨン。
んで私見としてはせめて過半数は音楽になってるのが望ましく、それに到達出来て無いと例えば誰にも興味を持たれる事の無いBGMなんて結末を迎えるかと存じます。

俺は未だに不所持だがそんな浦島君の子孫みたいなのを放っとくと、現代人の大概はケータイの呼び出し音を筆頭に「機械音」に皆飼い慣らされて居りますな。
これが普段音楽を聴く趣味の無い人にもですから当節の風潮としては、慣れ親しんだ着エロもとい着メロみたいなのが一番身近な音楽ってなってるんだろうね。

こんな環境下では誰だって理論的リズムの逸脱に過敏にならざるを得ないから、どーしたってそっちが先に気になっちゃうんだろうね。
そう云やカラオケの一般化のせいか昔より音痴が減ったと感じるが、歌声が小さ過ぎりゃどうせ聴こえんから音痴でも平気なのは何ともシュールなナンセンスだわ。

そこで達人たちの独り多重の過去例を聴いてみて真っ先に印象に残るのは、ある意味「極度のマイペース」感で出来の良いの程それが顕著に感じられた。
また理論的精度はその人が他の誰かと一緒に演ったのと比べると、何故か7~8割って調子だった。

ともするとこの7~8割辺りでマルチプレイヤは本職より雑とか下手と誤認してる向きも多い様だが、俺はそれは7割方不正解ではと思っている。
こう云った理屈で解析し易い部分に本邦人はすぐ擦り寄る様だが、だったらもし誰かがカバーしてたら必ずそっちの方が売れてないとおかしいやね。

色んな事情等もあっての独り多重だろうけど少なくとも既に名声を得られてからの作品だったら、達人を呼び寄せるのも朝飯前だった筈なんだよね。
そう考えると要は理屈より音楽とか体裁より独自の世界観を尊重しての選択って事になり、元から重視した場所が違ってたって事になる。

現実的には我々如きじゃ中々そうはならないけれど、Click常用派の方に2つ程質問したい。
アナタはClickさえあれば誰でも全く安心して聴ける程、安定して正確に演れてますか。
では正確を何時もお求めになられて居られるんですから、練習ではClickを常用してらっしゃいますか?。

つまりですねぇ練習は自分勝手に若干の悦にも入り、本番だとClickってんじゃ本当はそれ逆なんですよ。
コンテストとかだと楽曲特有の必然性無しにClickは今でもあまり許可にならんだろうし、Liveだってお客さんとのアドリブでの掛け合いなんかを自由にやらかすのにゃ不便でしょ。

Classic系を習って演ってる人だと大抵メトロノームは買わされるし、もし嫌いでも先生に言い渡されて仕方無く使い乍ら練習してたりするわな。
それがポピュラー系だとドラマーとかパーカッショニスト以外だと、持ってすら居ない人ってそれでも結構普通だったりしてるよねぇ。

んだばClassicの方がポピュラーよりリズム命かってば逆なんだから、何だか矛盾しちゃってないかい!?。
そんな風にもし普段ロクに機械のテンポを経験してないなら、普段通りの方がまだ好結果が得られると思うのは俺だけかい!?。

これだけで終わりにならんのが親切(お節介!?)な当ブログ、Clickやメトロノーム以外にも機械慣れする方法はある。
俺がClick使用が嫌いな割に使ってもそんなに困らないのはこれが原因で、毎度の結果オーライだが叩けぬ内は太鼓が機械だったからだ。

一概には断言出来んがこれだとこっちには飽く迄代理ドラマーとしての認識しかないから、相手が機械って意識も一々持ちはしないのだ。
すると合わせられる様になる他に、生身の人間と演ってる時に醸し出してるノリ等要素への抑制が掛らずに済んでしまう。

衣装を着けたマネキンも遠くからの後ろ姿だったりすると、確実に分かるのは誰か居る止まりだったりする。
それがもし裸だと上下半身の継ぎ目とかが見えて、最初から作りものとバレるよね。
だから機械だって機械より楽器っぽく聴こえたらその要素は薄れる訳で、余計な潜在意識を減らすにはメトロノームよりドラムマシンとかの方が助けになりそうだと思うんだ。

<続>

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