« 多重録音備忘録㊷ 打込みと編集Ⅰ | トップページ | 多重録音備忘録㊹ 打込みと編集Ⅲ »

2019年6月22日 (土)

多重録音備忘録㊸ 打込みと編集Ⅱ

打込みストリングスサウンド編集修正は何とかなったの続きだが、それなのに問題になったのは打込み別パートの音色変更から発生した。
今回のはマリンバ音色で打込んだ裏メロので、従前は単に鳴らして録っただけで別に平気だったヤツだ。

問題点とは実際の発音タイミングが打込んだそれに正しく呼応して無かった処で、変更後の音色が「短い減衰音」系だったのも関係したかもだった。
実は他にシンセベースも入れててこれもAudacityの波形画面で見ると怪しげだったが、それは「打込んだ」Clickに対して必ずしも同じ距離感(タイミング)では無かった処だ。

それでも音域の低さ=波長の長さのお陰だったのか、シンベの方は耳には特に違和感が出なかった。
のが音色差と音域差(こっちのは高くて短め)のせいか、意識しなくてもあからさまに分かる不具合を2つ発症したのだ。
これに際し別録りトラックの現行同期方法を先に記すが、それは各トラックの先頭部に「共通の音」を入れて目印(耳印!?)としてるのとClick自体も打込んで作ってる処だ。

基本となるClickトラックすら録音機とMidi同期不可の都合で音声ファイル化してるが、最初は生楽器用のカウント分だけを開始部に追加していた。
処がそれだとMidiの再生ボタンの他に録音ソフトのボタンを押したり、それをしたマウスから楽器演奏の体制へ移ったりするのにかなり慌ただしくなっていた。

それで時間稼ぎだけなら単に助走期間を長くすりゃ良いが、それだと今度は長大になってカウントをカウントするのに数が増え過ぎて紛らわしくなってしまう。
そこで対策として敢えて再生開始位置に1音鳴らした後、わざと空白域を設ける事としたのだ。

Midiソフトには別個でメトロノーム音機能が付いてるが上記等のカスタマイズと、昔からの習慣のこっちがより大きそうだがそれが理由でわざわざ作るのがデフォ化している。
この習慣ってのは俺の場合ドラムだけ機械の時代が由来で、今と同様な理由で只のClick音では使い勝手が悪かったからだ。

もし機械操作と演奏が必ず別人とか、コンダクターやディレクターが録音現場に常駐だったら違った可能性が高い。
だが俺みたいなのの場合ベーシックを録るのに足りる頭数が揃ってたらClickはほぼ不使用なので、結構両極端な場合が多いからであろう。

んで結果的に現況は録音開始時に先ず1つだけ「ピッ」と鳴る様にしてたので、各トラックにも同じ様に入れとけばこのピッのタイミングだけを揃えればそれで同期が取れるって算段なのだ。
当初俺はPCを多重には不使用としてたので懐疑的だったが、この筋では先輩格の従兄がデジタルでは非同期でも大体行けてたってんでやり始めた。

因みに従兄からはピッを入れたとは訊いてないが音色に依って様々な発音タイミングのを、感性頼みじゃ無く理屈で合せられたらってのが入ってる。
これはデジタルの打込みの特権だから、どうせだったらそれで省力化が図れればって狙いだった。

実際それで曲の頭と最後で32分音符1個分すらズレもしなかったのですっかり安心しちゃってたが、それとは別なのが今回お目見えしたのだった。
先ずは折角のピッで合せると今迄のではどれもOKだったのに今回のだけは却ってズレちまい、それを今更過ぎる手加減で克服してもまだ別の不具合が…。

それは曲全体長では特に問題は無いが途中で譜割り(タイミング)がチョイとオカシクなるみたいなヤツで、例えば1小節目頭をピッタシにすると何故か2小節目の中頃が露骨にズレるなんて様相だった。
結局はデジタルで打込みなのを敢えて「忘れたフリ」をして、最大公約数式で全体で一番マシなタイミングを探して調整する羽目になった。

これの犯人を見付けるべく過程で前述の如くシンベでも不完璧だったのを思い出し、従前録音トラック迄捜査範囲を広げる次第となった。
結論的にはClick自体の精度にも疑惑を持ったが、確認した処で逮捕権が無きに等しい立場なのでそこ迄やっていない。

しかしPCの動作構成を考えるとこれは起こり得るケースで、それは内部信号伝達が「時分割式」になってるからだ。
恐ろしく高速なので通常人が感知出来る領域を超えてるが、擦れ違い不可な狭小トンネルや工事個所等にある片側交互通行なんかと似た原理に依っているのだ。
つまり外見と違って内部では、ずっと定速で連続走行はしていないのである。

これは専用機でもコントロール部にCPUが使われてれば影響の可能性が残るもので、実用上問題にならん場合が多いしなるべく不具合が無い様に作られちゃいるが完壁を望むには難しい構造手法だ。
これって非打込みのClickやメトロノームにもデジタル回路のだと適用されるんだが、近年テクを持ってしても一般レベルのだと想像よりは実は不正確でしたってね。

確かに普及品機械式メトロノームとかアナログ電子回路のよりゃ格段に高精度なんだけど、少なくとも全くズレが無いんじゃないのは知ってても良いかもと思った次第。
そして構造面からだと一面では機械やアナログ回路の方が、安定度の高い部分があった可能性も浮上して来た。

機械やアナログはデジタルみたいに複雑なのの同時進行は不可だから、動かしたらずっと大体同じ調子で連続で動いている。
これ等は温度等諸々の環境条件等に左右されるので、♩=120になる様に設定しといても寒いと121とか暑いと119とかの変動は確かにある。

だが小節の途中でとか例えば5拍目だけが微妙にモタるなんてのは起き難く、とても大雑把だけど逞しいってか雑だが頼り甲斐があるってな感じにもとれる。
音楽的に必要な正確性は寸分違わぬテンポかってぇとそっちじゃ無く、始まったらリズムの流れに不要な凹凸の無いのの方が必須なのだ。

この点に着目するともしかしてデジタルばっかでリズムトレーニングすると、アナログでやるより上記部分に鈍感症となる懸念が芽生えて来ましたよ。
近年過去比だとノリに秀でた者の出現が減った様に感じてたが、こんなのがその原因の一翼をもし担ってたとすれば滑稽な話しだわねぇ。

<続>

« 多重録音備忘録㊷ 打込みと編集Ⅰ | トップページ | 多重録音備忘録㊹ 打込みと編集Ⅲ »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

ドラム」カテゴリの記事

PA」カテゴリの記事

電気」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 多重録音備忘録㊷ 打込みと編集Ⅰ | トップページ | 多重録音備忘録㊹ 打込みと編集Ⅲ »

フォト
2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ

最近のコメント

最近のトラックバック