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2019年3月30日 (土)

音創り⑫ ツーバス用Hi-Hat Stand小改良 編

今週のスローン改良のキッカケは実はHi-Hat Standで、それはツーバスでの踏み替え問題に端を発する。
従兄現用品のTAMA HH95NLは脚無しのツーバス専用だが全奥行が長く(所謂Lever Glideの「レバー」が主原因)、同系列のバスドラペダルHP60よりフットボードが奏者視点でかなり手前に来ていた。
そのせいで足を横移動するのには前後位置のズレの他にも、高さに段差が生じていたのである。

従兄が昔購入した時はツーバス経験無しだったので見過したかもだが、同じシリーズとして売られてたにしちゃ不親切過ぎるもんだ。
そこで調査してみるとHH85なる「非Lever Glide」のモデルもあり、脚無しツーバス専用 バージョンが無い処をみるとこっちが先に同時発売されてたっぽい。

HHの95と85の違いはLever Glide部分と、それを全く同一のフットボードへ俺的には「安易に無理矢理」追加する為に妙な前後延長をしてしまった様に伺えた。
それなら寸法が揃ってる85の方で脚無しツーバス用バージョンを出せば良かったのに、新メカに目が眩んだか「叩かない人」が判断したか「わざわざ合わない方」のだけ出しちゃった。

こんな調査へ至ったのも最近従兄がツーバスには慣れられたが踏み替えがと言って来たのが原因で、彼より俺は下手だからこそ!?道具の問題洗出しに目が向いた。
余りに道具選択や設定が悪いと新技獲得の練習時等に人のせいか道具のせいか不明で混乱した挙句、練習方法を間違えたりしちまいそうだからだ。

例えば右利きの場合で右手がSnareからFloor Tomへ瞬時移動させたい時、手首の返し(腕を捻る)を使うと良いと俺に指導したのは他ならぬ従兄だ。
にも拘わらず踏み替えでは脚全体を一々持ち上げて「よっこいしょ」となっていて、この矛盾こそが手が得意で足が苦手な証明かであった。

尤も前述の如く前後ズレ・上下に段差では横だけ移動なんて全く不可能で、習得の為にも道具を対応させる必要があると思った。
そこで全長については大改造が要るし特徴を損ねるので後回しにして、シャフトの上昇ストッパとStandフレームの間に「挟み物」を追加してフットボードを低くするのを考案した。
せめて段差だけでも解消して様子を見ようってんだが、このStandは幸いシャフトがネジ式で簡単に着脱可能だったのもあった。

ここへ6角ナット3コ(実際は2コしか無かったから後はワッシャで代用)を挿入、前後ズレがある状態でも横移動が可能となる高さまでフットボードを低くする事が出来た。
但し俺みたいにHat間隔を広目(つっても昔の標準程度だが)にしたいと若干フットボード「底突き」懸念が出るが、Open Hat+ツーバスの為に従兄は普段は間隔狭めにしかしないのを確認した上での話しだ。

それでもここに至る前にかなり設置方法を研究・工夫もしたが、あちらを立てればコチラが立たずで根本的解消には程遠かった。
この辺を含め何時もの如く概念図へ行ってみよう。

Photo_3
先ず上段が従兄はメイン左利きなので右バスドラへ2つ並べて装着した様子で、左が従前の・右が小改良後で亡霊みたいに後ろに薄くなってるのがバスドラペダルのつもりだ。
下段は左がHat Stand・右がバスドラの端っこのつもりで、丸数字がもっと近付けようとすると支障する箇所だ。

赤の①は滑り止め剣先ネジがフープやフープのフックと干渉した。
青の②はそのフックがダイキャスト製で厚みもある為、昔からの鉄板プレス物なら平気な位置も無理となった。
緑の③は①②を綱渡りで回避してもLever Glideの「Lever」がかなり出っ張って、今度はヘッドに接触してしまった。

バスドラペダルはビータとヘッドの関係上正規位置からズラすのはダメなので、
Hat Standだけで位置合わせをしようとするのは当然で必然だ。
それが只でさえ全長が長く異なってるのに、ご自慢メカのお陰で奏者視点でHat Standの後ろ側に普通のより空間を要求されるんだからもうお手上げだ。

普段踏み替えを一切しない俺が想定するのも不適切そうだが、それでも「速さ」関係は一応ヲタなので考えてみた。
太鼓関係は特に体験後に知ったのが多いが、その1つにツーフロアがある。
触れる前はFloor Tom2は横移動が増えるから、その分FT1より体に近いと楽かと思っていた。
が実際は逆で移動は横より斜めの方が、楽だし・安定するし無理無く速くなった。

達人達の例を眺めると右利きならFT1よりFT2は体から遠目になってて、例え単純な移動距離が伸びても「横だけ」じゃなく斜めに移動出来る位置に置かれていた。
これが脚となるともっと顕著で試せば誰でも分かりそうだが、体の「外側」へ瞬速移動させたい時「遠くへ」は平気なのに「近くへ」だととても困難だ。

これは転びそうになった時どうするかにも表れてると思うが、十中八九倒れそうな側へ急いで脚を出して支え様としません?。
これ理屈だけなら倒れる反対側の脚を「縮めて」重心移動したって効果は同じ筈で、スキーで曲がろうとする時なんかはこれじゃなかったけ。

つまり人脚はどうやら手前に引くより前に出したり突っ張ったりする方が得意みたいで、従兄の所の状況は太鼓なのにスキーをしろってな無理注文になってた訳だ。
単に「引く」だけなら未だしも横へ行きながらで、更に速さもでは無理×無理で難易度格段上昇だ。
せめて逆だったら良かったがそうも行かないので、せめて足首「捻り」を可能化させるのを狙ったのだ。

俺想定は的中して踏み替えが格段に楽になったそうだが他にも1つ懸念があり、それはHat Open時の脚の上げ方についてだった。
従兄は大昔体操に興味を持ってたからか何でも割と美しいしなやかな動きをするが、これがバスドラのと同様時と場合に依っては不適合なのだ。

カカトより足の爪先が逃げるのが遅れるせいでHatの開きも遅れ、アタックはClosedで余韻はOpenとまるでコンプでも掛けたかの様な変な音になり勝ちだった。
自称ベタ足大家の俺自身ですら油断してるとしばしばこの現象がコンニチハするが、間隔僅少時は余計にこの現象が起こり易くなる。

これの原因の根源にはコイルスプリングの性質もあって、それはバネ張力が全体の強さとは別で順次変化するからだ。
押しバネだろうと引きバネだろうと最初は弱く、その後は段々と強くなるのが要点だ。
この結果フットボードのニュートラル位置付近ではそれ以外時よりかなり反発力が弱まっていて、爪先が軽く触れてる程度でも大抵はフットボードが多少なりとも「沈んでしまっている」のである。

故に素早いHat Openを確実化するには全速で足が「逃げる」必要があり、その必然性はバスドラより更に高いし必至なのだ。
それで俺の場合かつては全て脚上げでしてたのを、最近は可能な限り足首動作で制御する様に心掛けている。
これはフットボードもヒンジ近くと先端では反発力に大差があるからで、兎に角「爪先がフットボードから逃げる」のが最優先条件になるからだ。

ツーバスは象徴化させたのはMetal系だが創めたのはJazz屋さんで、バスドラが足首踏みメインで踏み替えの心配が少なかったのもあったのかも知れない。
この面で俺言い柔軟アップヒールで超速踏み替えが出来る人は神レベルで凄いわ、けどアホっぽくても単純な動かし方にしたらもっと楽に速さが稼げるのにとも思っちまう。

だってですよ、兎に角爪先が上がってれば爪先を引っ掛ける心配は無くなる。
少なくとも単打だったら普通カカトだけを使って踏んだりしないでしょ、そしたら全く踏めなくなる心配からは開放される筈なのだ。

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