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2019年3月 4日 (月)

音創り➄ 太鼓のミュートや皮等編

俺より詳しい人が沢山居るだろうけど、それなりに体験はあるのでその中から。
知る限りでも真っ先に思い当たるのは従兄の太鼓の先生とかで、太鼓関係自体には彼等の方が圧倒的に詳しい。
それなのに敢えて書こうと思ったのは本邦特有か分からんが、各楽器の情報が分離・独立し過ぎてると感じてるからだ。

楽器の多くはその中でも非メロディ系のは、実際の楽曲中で単体のみで使うなんてのは稀だ。
であれば固有情報も大事だが、全体の中でどうなのかがもっと大事になる。
だが誰だって自分が可愛かったりするから、一寸油断すれば自パート中心視点に陥り易いんじゃないだろうか。
そこ迄だけならご勝手にと言ってられるかもだが、聴く方には通用しまへんで。

俺は楽器的メインはBassだが欲張りだからか、他を犠牲にしてどれかだけを優先させたアンサンブルに興味は無い。
また多くのパートを同時に手掛ける事も多く悪い意味での犠牲があると、結果的には主役の足を引っ張るだけになるのも知っている。
だいいち例えば苦労して5コも弾いて入れといたのに、その内の3コしか聴いて貰えないとかなったんじゃやる気は失せるしたまらんじゃないですか。

次にアレンジャーの立場から見ると単体でどんな優れたフレーズがあっても、束になって掛って来られれば非力なんだ。
どんなに苦労させられたとしても共存させられて初めて本来の価値とか、効果も発揮出来るもんなんだよねえ。
だからどの楽器の音だって足りなきゃ困るけど、「足りるだけ」あったら「それ以上は無い」方が自由になるし使い出もあるって寸法になる。

次回特集を組むので詳細は譲るが叩き方で音の長さを自在に操れない限り、太鼓にミュートは必須と思って間違いは無いと思う。
それにポピュラー系ではやたらと太鼓の音色が変化するのも落着きを損ねたりもするので、過去の偉人達ですらセッティングを特化させたりもしてた特に録音では。
中でも個人的に気になるのがSnareとバスドラで、前者は次回として後者のそれについて語らせとくれ。

それは「フレーズ次第で不要な音色変化が起こる」処で、どっちかってば「普通の方法」でミュートしてる場合だ。
この普通には穴開き若しくは表皮無しも含んでるが、それプラスClosed踏み(アップヒール)常用のに強く感じる。
具体的には単打ではビシッとタイトなのに、「連打の間」(何らかのDouble Stroke)のだけミュートがお留守になって音質差が出る類のだ。

理論的ってよりそもそも自然現象で「動かしてる途中」が止められないのは仕方無いが、聴き手にとって奏者の都合は無関係なんだからねぇ。
これは俺みたいな脚に拘りがあると奏者にとっても看過出来ない現象で、折角演ったDoubleの所だけSingleのよりボケた音になるってね。
仕方無く一応演ったDoubleならいざ知らず、ここぞで得意のを一発入れた結果がそれでは虚しい事この上無い。

解決策としてはミュートを強めにしといてOpen踏みするか、Double等を不使用とするかってったって後者は非現実的。
前者強めミュートやClosed踏みオンリーでも低音をちゃんと出そうとすると、皮は両面穴無しが有利となる。
時間的長さで低音が稼げないからには、初期段階の低域含有量を増加させるしか無いと思うんだよね。

それと皮で気になるのは予め「音色調節」がされてるタイプので、手間要らず・高安定等便利だが「アタック音の質」等が固定されてるのが時に不都合だ。
胴やピッチ次第で皮へミュートを掛けたい場所or面積等が一定じゃないし、最適値が結構センシティブだったりするからだ。
故に先ずはCoated・Clear・Smooth White等、事前特定音色設定のされてない皮へ様々なミュートを施してみるのがお勧め。

その後で「その状態」と殆ど同じになる皮が見つかったならCSだのPin Stripeだのへ行っても良いが、当座不満が無くてもどうなるのか何処迄変えられるのかが分かる前に固定して得が少ないと思う。
またそれ等事前調整済みタイプの皮はイメージ的には丈夫だが、その多くは「複合」タイプなので案外耐久性が低いもんだ。(体験的には期待に届かず)
1枚より2枚は強いけど「2枚の内の1枚だけ」視点だと、大抵は単体では素材が薄いからだろうか。

更に打点が
2枚重ねになってるとその部分の柔軟性が低く、従兄じゃないがビータビビリ等に対しては硬いから不利になってるのだ。
因みにRemo CS(Control Sound)が登場して流行ってた時期は、バスドラは両面張り穴無しやノーミュートのの方が多かった覚えがある。
Pin Stripeにしても今では一般化し製品化もされてる「ドーナツミュート」等がほぼ未普及だったし、本邦で乱用されたのは流行りの他にLive Houseでのメンテの都合が大きかった様に伺えた。

今では折角便利なのが一杯あるのにわざわざ面倒なのばかりでやれと迄は言わないが、結果オーライも度を越せばおバカ製造装置になるだけでっせ。
これも一面ではEffectorに頼り「過ぎた」エレキなんかと同列で、どっかの誰かとそっくりで没個性とか新発見の機会を放棄するのに繋がちゃうよ。
なのでせめて知識だけじゃなくある程度「体感」してからにするのがとても大事で、それでこそ「使って意味がある」状態に持ってけるってもんなんじゃないかなぁ。

それから前々から本邦でこれまた気になって仕方無いのが、海外勢比較だと録音もそうだが奏者固有の音色がとても希薄な処。
これはある意味「便利過ぎた弊害」なのかもだが、「買えばそれだけで取敢えず何とか格好が付く」ってのの恐い落し穴よ。
人と同じ音でも構わんさっつったって、それなら今だと機械の方が安心確実低コスト。
そんなアンタだったら面白味が無いですから、
近々機械に職を奪われ呼ばれなくなるんじゃないの。

道具は使い方次第で「幾らでも」ではあるけれど、だからって売ってるのそのままのだけで何とかするってのは了見が狭過ぎってもん。
これがエレキのEffectorとかシンセだったりしたら電気屋兼業ででもないと「中身は一切弄れない」けれど、生の太鼓だったら例えば革に「何か」乗せてみるなんて風に誰にでも至極簡単に実験出来るんだからやらにゃ損よ。
うっかり最初から強力に貼り付けたりしたら後が大変になったりするけど、乗せたのだったら降ろすだけだから幾らだって試せるとはずるい位だわな。

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