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2019年3月29日 (金)

音創り⑪ ドラムスローンⅠ「ソファなのそれとも作業台なの」導入編

今週の収穫!?はドラムスローンのタイプについてでこれは良い話のタネになると目論んだ処、従兄に先を越されちまったのが以下URLだ。

https://twitter.com/StudioLiteDrum

ベテラン講師に対してではあるが少し補足と異論を述べとくが、太鼓演奏用の椅子については俺は未だ立派な初心者!?だからだ。
と言っても状況は特殊かもで普通は初心者なら道具は新し目が多いのに、宅のは30年位経過の昔のイスだ。

当時の俺都合で思い切り低く出来る条件は付けたが、その中では一番の普及品と当時としては何の変哲も無い物だ。
それが最近迄はより兼業ドラマーだったのもあって座面が酷くヒビ割れてるのに未更新だし、他のイスも特に試しもせずにずっと来ている。
通常他所で叩くとお金が掛るから避けてたのもあって、ドラムスローン経験値に関してはホントに僅少のままだったのだ。

20代半ば以降は自宅で爆音を出せる環境を持てたのは幸運だったが、それも元は貸スタジオ代節約が最大理由だ。
その頃世間はバブルで浮かれて皆遊び捲ってたが、かなりストイックにこれを追及したので俺には無縁だった。
それでか今頃になって遊びたくて仕方無くなったが、子供の教育費でオケラ同然とあっては今更無理な相談と代償は大きかった。

それはさて置きそんなだから他のイス体験となるとLive Houseでの位になるが、それも時期が大昔だから似たり寄ったりのしか無かった。
ここでの俺言い「昔のドラムスローン」とは現代比で1にクッションは薄目で、2に固定が甘い若しくは安定性が今の程は高くは無いのを指している。

今回案件の従兄の所のは現行のは超高安定でクッションがしっかりしてるのと、宅のより高級だが「昔の」の2つだった。
この「昔の」は座面固定ネジを締めてもグラ付きが残るしそのネジがすぐに緩んで来るので、教室に不適だから「悪例サンプル」となっていた物だ。

クッションの性質に関しては最初から俺はこっちの方が演り易かったが、グラ付きが酷過ぎたので使用を断念していた。
俺にとって座り心地も格段に良い現代クッションが不都合だったのは俺の腰が古いから!?、さもありなんだが兎に角足のスライド時に体勢維持が困難だったのが主因だ。

現代クッションは昔タイプ比で座って体重が掛ってもクッション性が残るので、長時間腰掛けててもどこも痛くなったりしないのでは秀逸だ。
だが演奏=作業用となると話は別で「座面上で腰が動け過ぎ」てしまって、重心が幾らでも本人意識に反して動いちまう。

それでも確実に元の位置へ戻れればまだ何とか対応出来そうだがクッションからの反発力方向がランダムで、その内に滑ってとんでもない座り位置になっちまうからどうにもアキマヘン。
結局これへ何とか慣れるのにほぼ週1で約2年が費やされ、それでも宅で演るよりは滑るから兄弟同然の従兄の所なのに「余所行き」なプレイに留まっている。

で俺的結論がお題に唱えた「ソファなのそれとも作業台なの」で、座り心地が良いに越したこたぁねえがそっちへ行き過ぎては本末転倒なのである。
これは見栄えや伝統等の事情があるにしても、生Piano用のイスを思い浮かべて貰うと好例かと思う。
背もたれレスで分厚いクッション付きで横幅があるタイプのもありはするが、基本形は未だ座面に申し訳程度のクッションしか無い背もたれ付きの木製のじゃありませんか。

更に使われ方を眺めると背もたれ無しのは大人がメインで、子供だと大抵は古典タイプを使わされている様だ。
子供の方が体重が軽くて負担は少なさそうだが、一見大人の方が楽するなんてのは今時流行ってないし炎上もんの筈なのにだ。
だがその実は歌舞伎や相撲界みたいな時代錯誤じゃなくって、どうやら肩幅・胴や腕の長さが原因の様なのだ。

つまりリーチが短い程最低音や最高音の鍵盤を弾く時に、辛うじて手が届いてもより不安定な体勢になるのが理由だ。
ギリギリでコケ無い様にするには支えが微動だにしない方が頼れるもんで、どんなに掛け心地が良くったって晴れの舞台でイスから転げ落ちたい子なんか居る訳無いのよね。
太鼓では楽器側も調整出来るからそこ迄の事態は招き難いが、どっちも演奏に直接役立つのは座り心地じゃなく「体勢維持力」の方なのだ。

Pianoでは基本的には指の自由さえ確保出来ればどうにか制御可能だが、太鼓では体全体に自由≒常時は脱力が確保出来ないと苦しくなって来る。
脚は論を待たずにしても手ならバチさえ動けば良いのだが、実際にはバチや太鼓からの反動を体の何処かで対処せねばならない。
従兄が最近背中を硬直させるなと散々唱えてるのもこの為で、ってこたぁ姿勢維持如きに一々普段から力が要っては演奏に不利に作用するのだ。

ロカビリーなんかじゃ立って叩くスタイルもあるが、通常ドラマーが立ち上った場合はHi-Hatや第2バスドラはあっても不使用なのがほぼ前提だ。
至極当然の結果ではあるが座らないと両足を上げられないからで、元はってば楽する為に座った訳じゃないのである。
片足より両足を動かす方が疲れるがそれは受容し、疲れてでもどうしても両足使いたいから始まったとも言える。

ではここで思考範囲をもっと広げて楽器演奏時の姿勢へ行くが、座ったまま演奏出来る方が本当に何時も楽なのかって疑念に至るのだ。
長時間の立ちっ放しは無論辛いが、それよりマシでも座りっ放しだって決して幾らでも平気では無いだろう。

俺知りでは長時間連続演奏後だとドラマーはその多くは先ず立ち上って伸びをしたりしてた印象が強く、片や弦楽器で立ち詰めだった俺等は楽器を降ろして自らもどっかに座りたくなっていた。
要は長時間姿勢固定が何にも増して辛いってこって、就寝時だって寝返り不足だと起床したら体のどっかが凝っちゃってたりするよね。

さて最後に今回の従兄所持の昔タイプのの改良内容をもう少し詳しく記すが、具体的には軸側へアルミテープの重ね張りをして隙間を減らしてある。
理想的には厚みが丁度フィットする金属板の方が耐久性がありそうだが、従兄の所に無かったので取敢えずは暫定措置として考えている。

Photo_2
例の如く概念図の登場だが左が対策前・中が傾いた様子の強調・右が対策後の様子で、座面部はデフォルメして実際より小さくしてある。
そして赤で示したのがアルミテープの重ね張りでその枚数は3か4ぐらい、耐久性に不安は残るが微調整には持って来いだ。

それと原因がハッキリしなかったが止めネジの位置が変にズレてたので、支柱の上へ水色で示したワッシャも乗せた。
そのままでは止めネジ先端がホントに点接触になってしまってて、固定力も弱まるし摩擦抵抗も少な過ぎてより緩み易くなってたと思われる。
元仕様がネジ位置だけその上下より細くなってるがこれはネジを座面が回転可能な程度緩めてても、座面を持って持上げても
スッポ抜けない為だろう。

今回最初にグラ付きの原因を調べると始めは座面のパイプ受け部と支柱パイプの頭の形状不一致を疑ったが、単に隙間が大き過ぎなせいだった。
それの証拠はネジを一杯迄締めても座面が固定しなかった処で、少なくともネジ1本だけで360°方向への傾きを止めるのは無理な相談だ。

ネジがある場所と正反対の場所だけは締め上げれば隙間を殺せるが、特にこの対角線と90°の対角線部分に対して基本的には全く無効なのだ。
座面の「フチ」が押された時それに抵抗出来るのは水平では無く垂直方向で、どうしてこんなに隙間が大きくなってるのか疑問の残る処だ。

原因が摩耗ならこんなに一様にはならないので、上下左右両方向とも最初は何か他に部品が付いてた可能性も否定出来ない。
尤も俺知りでは20世紀中の国産の一般用金属製品の多くは、理由不知だが大体どれもこんな感じに「遊び」は大き目だった覚えがある。

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