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2019年2月10日 (日)

音楽をやる上での上手なお金の使い方④ その他の消耗品編

前回後回しにした弦楽器のピックや太鼓の皮等へ行くが、最初は消耗度差で大別してみよう。
使い方や個人差で元来一律にはならないけれどそれでは埒が明かないので、一応標準的な用い方をしたらの場合で考える。

先ず体験的にピックや太鼓のバチの消耗は、弦や皮より演奏の仕方や腕に寿命が左右されると感じられる。
ピックスクラッチを多用したり弦に当てる角度が立ってると、材質に依って程度差はあるが消耗はかなり早くなる。
バチの方は金物への当てる角度と叩き損じが物を言い、特に太鼓リムへスティックチップを強く当てたりしたら直ちに欠けてしまったりがある。

これと比べたら弦と太鼓の皮の方は
演奏の仕方の影響度は低く、セッティングやメンテナンスからの影響の方が高いと言える。
弦の場合は巻線-芯線間の汚損の他錆の問題が、皮の場合は張り強さの局所的偏りで固定枠からの離脱なんてのが稀にあった。
上記以外は鳴らされた合計時間が大凡消耗と正比例しているので、持たせる為の方策は異なる。

ドラム奏者の経済はある意味両極端な処があって、常に本物を自前でと思えば初期投資額は莫大だ。
それが本番以外は本物不使用とすればとてつもなく安上がりとなり、原始的楽器特有のものだろう。
Classic系ではPianoよりViolin等弦系の方が大抵高コストになるが、それは弦や弓など常に消耗するのを補わなければならないからだ。

ポピュラー系比較だと逆なので当初は一瞬妙に思ったが、普及率の違いの他生楽器・通常PAレス・インストオンリーも多いと協力者が少ないのもありそうだ。

尤も正規のGrandpianoを使おうとすれば楽器だけじゃなく部屋も必要だから、太鼓の自前と近似で初期投資額は大きくなる。
それと生楽器で大変なのは音量の抑制が難しい点で、電気・電子楽器みたいな微小騒音での練習が困難な処。
住んでる部屋や街並みにも依るが、大抵は音を出す場所代を考えとかないとならない。

とは言え芸術でもスポーツでも一般事務仕事でも、チームが一堂に会する必要時はそれなりの手間と費用が掛かるのに差は無い。
楽器やジャンルに依って
費用差が感じられるとしたら実は「それ自体」では無く、巷で本格的なのが主流か自由なのが主流か等が大きく響いてる様だ。
上手くなるには極力本物に触れたり本番を体験するのが一番だが、少なくとも始めたばかりで先が分からない時点からそんなに入れ込まなくたってええじゃないかだ。

各自の目的や指向にも依るけれど、最初から妙にハードルを上げたがる連中とは距離を取るのをお勧めする。
楽しみ方は人それぞれで良いのに固定観念を執拗に押付けて来る裏に、自分の領域若しくは実力の伴わないポジションを守りたい等の邪念があるだけだ。
安易に偽物へ手を出すななんて吹聴してて一見矛盾と思われそうだが、決して安くは無くも必ずしも本物はバカ高くは無いのだ。

目的や用途に不一致過ぎたら無理だけど、特に’70年代以前に作られた物だと本家とそれ以外の差は歴然だ。
昔は今みたいに情報が簡単に入手出来なかったからか、見た目はそっくりでもいざ弾いてみると音も感触も全く違う。
なので本家の不人気機種はとても狙い目なんだがこれは長寿命なので、今現在俺体験真っ只中の参考例は次々回に記すとして戻ろう。


弦楽器のピックについては外装が特別じゃない物なら、残念だが価格と弾き心地・音色は割かし正比例している様だ。
それとピックの安物は一般商品の百均や激安通販と似ていて、妙に安いヤツは弾き心地・音色の他に耐久性が極端に悪いのも多い。
楽器本体にだってこれが無くは無いがたった1曲でオシマイってのは覚えが無く、度合いの桁が違うと感じられる。

なのでお勧めなのは訳の分からん不明ブランド等は回避して、実績のあるブランドの中でお手頃なのが実質的最安だと思う。
弦にしたってサウンドハウスの頑張りの結果か、実用的な範囲での最安品は今や一流専門ブランド品となった。
かつて’80年代一杯位迄は安くても怪しい弦が、大手楽器屋でも堂々と陳列され売られたりしてたもんだ。

一方太鼓の皮には最初から強度がピックより要るからか、上記みたいな紛い物には
出会った試しが無い。
叩き方や上手い下手でもかなり寿命差が出る様だが、俺体験では厚手でも複数枚「重ねてある」タイプは持ちが良くなかった。
柔軟性と強度を両立させるのが困難らしく、複数枚タイプは耐久性より音色への効果の方が数段大きいと見受けられた。

太鼓でもバチとなると昔より底辺のレベルは上がったが、今でもまだピック価格と似た傾向があるからご用心だ。
2本で1個とは言え価格的にピックがせいぜい¥100のがバチは¥1,000とかだから厳しいが、妙な激安品だとピック以上に悪い癖等を招くから考えものだ。
それと最初から左右のバランスが取れてないとか、木目の向きが無茶苦茶なんてのもあってそれだと当然の如く簡単に折れ(割れ)たりする。

一度に沢山まとめ買いして個人でマッチングすればと思うかもだが、これが通用するのは巾はあっても比較的厳しい規格からは外れてない物限定だ。
トランジスタや真空管等の電子部品なら、工場から製品として出荷されたからには必ずそれなりには使える。
そうでない物は出荷前に破棄されてて、もしそれをし損ねればそのメーカは信頼を失って即倒産となるからね。

だが天然素材はかなりの無駄を覚悟せぬ限り規格に収めるのが困難で、一番悪影響の出易いのが耐久性だ。
真空管は内部丸見え・トランジスタやICは外見上内部は不透明だが、どれも一番内側から順に作られているからその都度判定が出来る。
だけど木の「木目の内部」まで透視して作ってますなんてのは訊いた事が無く、特に通販購入の際はこの面で画像は殆ど頼りにならない場合がある。(これも内容は次
回へ)

楽器演奏の道具で注意が要るのが「腕への影響」で、特に発展途上にある場合もし不適切だと誤った方向へ行ってしまう懸念がある。
例えば従兄の太鼓の先生が念押ししてるスティックバランスが、太鼓特有のリバウンド(跳ね返り)を活用する時に正しく反応しなかったりとなる。
彼曰くバチの上手な跳ね返らせを会得するには先に練習パッド・それ用のバチを用いるのが近道なのだそうで、これ用のバチは金属製の極太であったりと消耗の心配が殆ど無い物だ。

ある意味特殊用途のバチだから初期投資額は少し大きくなるが、マトモに演れない内から本チャン用のをどんどん
無駄に消費するよりはずっと経済的だ。
またパッドと練習専用バチは殆ど劣化が起きないから、上手く操れるかどうかは人次第だけだ。
普通のバチだと下手な内程減りも早く道具の状態が常に変動して行くので、折角昨日覚えた加減が今日はもう通用せずと混迷状態へ陥ってしまったりする。

俺知りでは弦楽器には
残念乍らこれに該当するのが無いから、基礎練習だけなら安価に出来るのはドラマーだけの特権か。
尤も弦系もエレキの場合本物に触れ易いのは実は半分だけで、Ampについては太鼓と同等かそれ以上に機会を得るのが困難だ。
基礎的性質を学ぶには真空管式かつ古典系(製造は古く無くてもOKだ)で、先ずは直結でフルアップで鳴らせなければならないからね。

この辺も消耗・非消耗で正反対な対応が要求される理由で、入手や触れられる機会の少ない物程なるべく買換え不要にしとくと良い訳だ。
初期投資額も問題だが、後で探して見付けられるかは無視出来ないよ。
それに引替え消耗系では中古品には利点が僅少だから、気にするとしたら限界はあるが長期供給の安定性等だろうか。
次回は供給観点からのを数例交え乍ら続ける。

<続ける>

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