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2019年1月 3日 (木)

真実の音質とは⑱ 電気楽器Amp 回路編

更に一見ヲタ度アップな感じですが、今回は主に物的証拠を求めてるタイプの人向けだす。
極力電気の非専門家に対処してくつもりなので、まだ見捨てないどくれやす!?。


そもそも電気的スペックと感性的音自体の関連性もかなり低く、ここで屁理屈こねてるのも音で示せないからに過ぎない。
楽器ってのは実際正しいとか本来の音を先ず体験して、それを基に自分なりに構築してくしかしょーがないもんだ。
けれど生活圏に楽器屋が無いだとか、本物の音を体験できる場が無いのもあり得る話し。


先頃から吠えてるがオーディオと楽器では必要とされる性能が違ってて、海外事情は未知だが市場が狭いせいかそれ用のものさしが用意されてない。
今回例示する信号経路の素子段数なんて、専門家が調べない限り普通は知る由も無い。

だが体験的に何らかの影響があるのは概知なので、文書化出来るのを探って比べてみようって寸法だ。

最初は回路構成っても信号経路についてであるが、単に目的地へのルートと思って読んでちょ。

少なくとも遠くなる程何処かが消耗するのは、自明の理ってもんだからね。
俺自身前から少し気になってたが今回漸く初めてちゃんと調べてみたらば、予測を超えるかなりの違いがあった。
新しい高度な電子部品が用いられる程、却って遠回りになっていたのだ。

先ず球のの代表例としてFender Twin ReverbとMarshall 1959(どっちも原形の)だと増幅素子(球)は5段通ってて、後年の歪ませ付加回路の無いのは大体どれもこんな感じだ。
石の方の
代表例のRoland JC-120では、回路図「外見上」は石を9段と倍迄は行っていない。
より高性能な部品を用いてるのでそれ程悪くは無さそうだが…。

開発時期の関係でその素子はプリ部はオペアンプIC(集積回路)になってるが、ここに俺的には「負のからくり」が潜んでいるのだ。
ICってのは汎用性が高い最低限の電子回路が予め組み込まれてて、外見では1つでも中の信号経路では「1つじゃない」のである。
試しに代表的な4558ってののデータシートを覗いてみたら、IC内部で凡そ5コのトランジスタを経由していた。

だから実質の経路は6(
プリ部)×5+3(パワー部)=33段となり、球のより何と6.6倍も「遠回り」させられていたのだ。
幾ら部品に性能差があろうと石ならオーディオ・球だとインターホンって程では無いので、これでは遠回りが原因で音楽データが損なわれたり変質しちまったって無理も無いやね。
また理論上は音を弄る電子回路に楽器用ってのは無くって、強いて言えば今では他で殆ど使われなくなった原始的真空管回路位が該当となるかだ。

電気楽器Ampの仕事は「本体で達成されてない残りの音を創る」であるが、飽く迄「奏者がやろうとしてる」のをアシストするだけだ。
どんなに音響物理的に秀でてても、奏者の意思に従えないのでは意味が無い。
それにはオーディオ的高性能よりも、例え低レベルでも操縦に対して素直とか単純な反応をするのが最も大切となる。

また素子種類差に
よる音の歪み方の違いも、楽器としては気にせざるを得ない部分だ。
生楽器でも物理的限界はあるしそれを越した音が出はしないが、その限界値自体が結構曖昧且つ環境その他で変動する。
これは楽器が物理より感性に従う様に作られた結果なだけだが、電気楽器だからとて例外が認められてはいない。

もし認めちまったら生とのコラボに支障を来し、わざわざ使える場面に制限を設けてしまうからだ。
それにはAmpが規定尊守で融通の利かぬ堅物より、多少いい加減でも高い対応力が求められる。
その性質を持ってるのが真空管で、向いてないのが前者半導体なのだ。

真空管は最近の高性能ICと比較すると、桁違いに「歪率」が悪い。
シュールに言えば「最初から、もう既に少し歪んでる」で、特に正確さが要る測定器等だったら絶対的にICが良い。
だが同じ近年高性能のでもスピーカの歪率をゼロにするのが不可能で、残念乍ら「完全無歪サウンド」を耳にする事は達成されていない。

石でもデジタルなら完全試合は無理でもノーヒットノーラン位迄は行けてるが、前回迄に述べた如くまだ現状では音データの「取りこぼし」が避けられない。
残るは石のアナログ回路だが、これは限界域に到達すると急に歪み出してしまう。
アナログの癖にそこだけ妙にデジタルチックで、これの回避の為に大きな様々な余裕を持たせると小型の利点等は消し飛んでしまう。

この様にどうせどれでも駄目なんだったら試す価値が無くなりはしないが、そう云う挑戦は専門者に任せるのが賢明だろう。
演奏内容に関与出来るのは奏者だけだしで、もっと演奏と音創りをセットで考えると結局先ずは原点に立ってみるのはどの道必要な事なのだ。
電子部品メーカーが物理的性能を追及するのが正論な以上、真の意味での楽器用部品を望むのも難しい。

近年強いての例外としては俺は未体験だが、
せいぜいNutube位かねぇ。
これはKORGと
ノリタケ伊勢電子で共同開発され、VOXの一部のAmp等に搭載されている。
尤もこれ、新種の「真空管」でICとかじゃ無いんだわ。
俺には漸く感満載だが、どうやら本件に気付いた者が増え出したと伺える。

向かない物で何とかするのも称賛に値しはするが、根本的部分の問題が解消される迄亜流は亜流に過ぎない。
楽器や音楽は常に進化してはいるが、それで過去の物を完全に駆逐した例を俺は知らない。
例え旧式で不便でも楽器として成立する状態が得られたら、その時点の物も新しいのと並行して残っている。

技師や特定分野のヲタなら別だが、エレキGuitarを気に入ったのならAmpは「球」ってのが単なる当り前ってこった。
変に石ので良いじゃんなんて思ってたらそれはある意味、エレキにガットGuitar用のナイロン弦張っちゃって「音出ないんだけど」ってバカやる様なもんよ。
エレキは弦が磁石がくっ付く材質のじゃないと、音を拾えない。

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