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2019年1月18日 (金)

改良・進化した楽器は演るのが楽だけど…

今従兄とLudwig評で一部意見が割れちゃってるけど、腕の違いでそうなってるのかも知れない。
従兄は操縦が楽と言うが俺にはじゃじゃ馬で、どうにもならなくは無いが結構骨を折ってる感じだ。
近年の太鼓の方が出来る事が限定的でも、計算通りになってくれる気はする。

けれどいざ録ったりしてみると結果は逆になってたりするが、少なくとも演奏時には新しいの程安定感がある様に感じられる。
なのでもし「録らない」んだったら、皆が新しいのへ好印象を抱くのも納得だ。
これは俺体験では太鼓以外の楽器にも共通なんだが、少なくとも楽器とまだ他人の関係の内は今のの方が高得点だ。

例えるなら今のは愛想の良い店員さんで、昔のは少し困ったちゃんの家族みたいなもんだ。
だから古いのは馴染むとか慣れるのに結構時間を要するが、一度仲良くなれると利害に無関係に助けてくれたりもするのだ。
と、ここまでなら各自の好みで選べば良さそうなんだが…。

真っ先に気を付けたいのは、それでずっと練習してるとどうなってくかだ。
例えばドラムスティックのチップ形状1つとっても、当たる角度で音色が変わらないのだけだとどうなるか。
もし始めて暫くそれしか使わないでいたら、角度で音色を変えられる・変わってしまう事もあるのを知るのが遅くなってしまうだろう。

結局近年のオートマ車のペダル踏み違え事故みたいなもんで、過度な便利や楽は別のリスクを持ってる訳だ。
人のやるのに絶対は無いけれど、最初から下手に完成されたものしか知らずにいるのが不味いんじゃないかと思う今日この頃だ。
車ならエアコンの操作等を覚えるより先に、どうしたら動いて止まるのかの原理的部分にもう少し詳しくなれてたら事故にならなかったかもと思ってしまう。

諸事情絡んでの結果だろうけどオートマ限定免許とかに疑問を感じ始めてて、自動度の高いのだけでは原理を理解し切れて無いのではと勘ぐっている。
今高齢者の
踏み違え事故が目立つのも丁度正反対の原因で、大昔の教習所では恐らくオートマを充分には体験出来てないだろうからね。
マニュアル車だとアクセルだけではあんな猛発進は原理的に不可能で、
踏み違えただけなら大抵は情けなくエンストを起こす。

もしエンストしなくても
マニュアル車は1つのギアが受持てる速度範囲が限られてるから、アクセルを踏み続けても例えば1速だと普通ならせいぜい30~40km/h位迄しか上らない。
それがオートマだと車自体の最高速に到達する迄は、幾らでも速度が上がってしまうんだから。


しかも突然踏むとその直後の反応が違って、マニュアルなら大きな前後衝動が必ず出るがオートマでは最初は滑らかだ。
そして暫く経ってから凄い勢いで加速し出すが、この反応の仕方がもし意に反してたとしても正に「後の祭り」状態なのだ。
だから少なくともオートマはマニュアルより加減が分り難くなったと、言って良いのではないだろうか。

楽器の場合趣味で演る分には不可能が幾らあっても不味くは無いが、だからってホントはどんなもんなのかが分り難くて何処迄楽しめるのかは不透明だ。
安易な楽ってのは裏を返せばどう演ったって同じ音が出るなんてのも内包してるから、それじゃあ「変えられる」のを知る機会を損ねているのだ。

なのでオートマ車でも楽器でも熟知した上で都合に応じて活用するなら良いが、学ぶとか知る段階でそんなのにしか触れられなくなるとしたら不幸だと思うのだ。
正直シビアでも音楽自体に対する才能に個人差はあるが、楽器の種類や奏法を限定しなけりゃ誰でも必ず何かしら少しは得意を持合せているものなのだ。
けれど眠れる才能は目覚めてからじゃないと知り得ないので、最初から楽器に下手に傾向があり過ぎると一生寝かせたままに終るかも知れんのよ。

年々バリエーションは増えても生ピアノ等は他のに比べると、
使われる場がほぼ無制限だからかまだフラットに近い性質を保ってる様に感じている。
突詰めれば向き不向きはあるにせよ、未だ例えばメタル専用ピアノなんて売り文句は目にした試しが無い。
それがエレキや太鼓だとどうだ、寧ろこれさえあれば何でも行けますなんてのはとんと見掛けなくなっちまった。

確かにピアノよりゃ大分後発で、太鼓もドラムセットの姿になったのはJazz以降ではある。
でもエレキやドラムセットだってMetalは愚か、Rockよりずっと前に登場したもの。
寧ろ実際はJazz用楽器の一部を利用してRockを、更にその一部を利用してMetalは始められている。

だから基本的には変な癖付けをされ過ぎてなかったら、Jazz以降のなら即対応出来る筈なのだ。
最近になって漸く知った驚愕の真実体験を、これの参考例として提供しとこう。
それは中学時代FMラジオで知って以来お気に入りになった、今は亡きJazz GuitaristのJoe PassのHang Toughて曲にまつわる話しだ。

俺は長い事興味対象がRock中心だったから、本人健在の内にJazz雑誌を眺める等は殆どしなかった。
曲自体は知ってるのも既にそこそこあったけれど、先ず題名をロクに知らないし人もよくは分からない。
そんな状態ではたまに一寸覗いた処で、サッパリ分からなかったからだ。

全く別件でその頃では特に珍しいプロの使用楽器の本(プロフェッショナルロックマシーン)を買ったら、Rockの人じゃないのに何故か偶然それに載っていた。
小さなモノクロの肖像写真では禿げ頭・口髭・スーツで、フルアコらしき(少ししか見えない)を抱えた姿で典型的な容貌だった。
そこに書かれた使用楽器もそれらしいのだけで、だからお気に入り曲もそんなので演ったてたとずっと思っていた。

極最近になってもう少し知りたくなって、今はWikiもあるからネットで色々調べてみたら…。
この曲が入ってるアルバムSounds Of Synanon自体が、実はとんでもない代物だったのを知らされる。
前述の写真と聴いた感じでリッチで紳士的なJazz屋がと思ってたら、アル中・薬中の更生施設内で結成・録音された物だったのだ。

このレコード(CD)のライナーノーツに小さくモノクロだが現場写真も載っていて、思ってたのとは殆ど全てが正反対であった。
先ずオフステージとは云え格好からして違ってて、ピアノのオッサンなんか半袖のアロハ着て弾いてる。
普通の環境で無かったからか俺が気に入ってた音はフルアコじゃなく、Fender Jazzmasterを弾いてるではないの!。

名前的にはJazz対応ではあるが、ソリッドボディでこれでは彼は未使用だがアーム付きである。
Fenderにしたってこの名付けはJazzでもオーソドックスなのじゃなくて、斬新なアバンギャルドなのを想定してた筈だ。
その当時GibsonやEpiphoneから良いフルアコが既に一杯出てたんだから、こんなのでそのまま対抗しようとは思わなくてご尤もだ。

しかもオマケにこのGuitarは本人の所有じゃなく
施設の「備品」と書かれてて、少なくとも録った時点では単なるリハビリの道具だったみたいなの。
何かに夢中になってる間だけでも、呑んだり・吸ったり・打ったりが遠ざけられそうって事か。
因みに
Joe Passは稼ぎを全て呑み代に注ぎ込んじまって、殆ど無一文で転がり込んだみたいにもWikiに書かれてた。

音色もプレイも典型的な「それらしい」スタイルになってるが、道具や場所がそんなだったとは全くオッタマゲーでありまする。
聴き出してから40年後なので又もやの今更であるが、映像的イメージは見事に完全に覆されましたわ。
それでいて音の印象はちっとも変りゃしなかったんだけど、知らないよりは知れて良かったと思ってるよ。

少なくともフルアコ持ってなくても、練習すりゃJazz演れるのが良く分かったからね。

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