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2018年12月12日 (水)

真実の音質とは⑦ 音質にも色々あるの編Ⅵ(マスタリング)

俺が今のJ-POPに批判的な理由で最大案件と思ってるのが、近年本邦の画一化も行き過ぎなマスタリングだ。
ポピュラー音楽は生活密着型とも言えるから聴き易さは大事で、様々な聴取環境を考慮するのは当然ではある。
だが真の意味での「様々」を実現するには、「やり過ぎ」は却って障害となるだけなのだ。

今更だし俺如きのほぼ無実績な奴が講釈するのも何だが、音楽を売りたければから考察して行こう。
普通ならメロが歌詞がと続くんだが、ちょいとお待ちなせい。
世間に娯楽は数多と転がってて、そのどれもが甘い誘いでおいでおいでしている。
音より視覚的なのに興味のある人が、こっちにも来てくれる可能性はかなりの偶然が伴わない限り不可能に近い。

戦術としては映像のBGMとか色々あるけれど、本質的にはかつてない程の衝撃的な曲でも出来ないと難しいだろう。
この様な確実性の低いのは除けといて考えを進めるが、通常は不動な他のメディアとの「性質差」から行ってみよう。
グラビア(画像)等は気に入れば延々眺め続けたりもするだろうが、好き嫌いとかの可否判断は見た瞬間でほぼ決まる。

音楽だってイントロのインパクトは影響大だが、最低限イントロ・歌の1番・サビ位「ひと回り」は聴かないと曲の概要すら掴めない。
更に2番と3番の間にそこへしか出て来ないBメロなんかがあったりすればで、確実な全貌把握にはたった1曲ですらいちいち全部聴かなきゃなんないのだ。
映画・ドラマなど動画系ではもっと時間と手間と場所を要すが、兎も角画像等より時間を要するものなのだ。

この様にメディアの種類次第で選択の段階で既に条件が違う以上、幾ら頑張ったって音楽は原理的にそれらよりは売れっこ無いのだ。
近年本邦の製作者達はこれを忘れて、悪い意味で自分の業界内だけで完結してるんではと思わされている。
ポピュラーってからには音楽界の内輪だけを見てたんじゃ狭過ぎで、折角新規開拓の確立が一番高いのにもったいない。

J-POPも初期にはゲームに興味のある人を対象に、わざとゲーム音楽ぽく演出したりしたのは新技だったと認められる。
だが暫く続けて聴こえていると耳が慣れて新鮮味が失せ、人は飽きてしまう。
しかも只の音楽だとセットになってたゲームの分が無いから、その分元から「か弱い」のである。

流行への追随性にしても画像等の瞬間メディアじゃないし、聴く以上に作るのに時間を要するから遅れざるを得ない。
流行を追うのではなく生み出そうとすれば覆せるって声がしそうだが、これにも偶然性が含まれるのでそれだけの追求では成立しないだろう。
万一新楽器の開発から始めるなら「誰も聴いた事無い音」もあり得るが、既存の楽器を少しでも用いればそれの何処かに「過去」が含まれてしまう。

斯様に手間暇を要するメディアタイプな程新しさは原理的に苦手となるので、それだけでの勝負に出たら勝ち目は無くなるのだ。
けれど発想を逆転させると「作るのにある程度時間が掛けられる」と云え、そこをフル活用したらどうだろうか。
瞬間モノには考える暇が無いんだから、こっちでは圧倒的に優位に立てるね。

それの1つに耐用期限みたいなのがあると思うんだが、その中でも「今だけ」を理想的には「ずっと」へ持って行き易いのは非瞬間メディアだ。
極例すれば音楽には1曲に3分とかの時間の長さがあるんだから、最悪だと曲が終わる前に飽きられるのだってあり得るのだ。
それ故どんなに瞬間だけを狙うにしても、「曲が終わる迄」は聴者の興味を持たせなくてはならない。

それには何を置いてもある種の「面白さ」を求めなきゃいけないんだが、近年本邦の「売れ線」は似たり寄ったり且つ相変わらずお馴染みのへ陥ってしまった。
強いて言えば歌詞とか歌い方が少し違うかもだが、それだって一夜にして全くの別物を生むのは不可能。
前出「打ち上げ花火」で表通りへ出て来たDAOKOさん米津玄師氏だって、実際は随分前から活動していたね。

そこでこれ等を源に天の声と行くが、偶然一発目で売れた人のを
参考にするのは主にアイデアだけに留めてみよう。
一発を狙うなとは全然思ってないけど、んじゃ万一ハズレたらその後はどうすんのかなぁ。
一発狙い用のやり方だけで駄目だったから、とっとと止めて他行きますか?。
「でもまだ」ってんなら一発じゃない「地道なやり方」しか無い訳で、地道で居ながら一発も狙えば良いだけだよね。

何か俺には最近のは焦って無理してる様にしか映らんのだが、残念ですが音楽には「焦れる」カードってのが元から無いんですのよ。
また元から「他より売れぬ」にはCD等の儲け率の低さとか、どんなに売れたってカップヌードルよりゃ全く少量ってのがある。
しかるに「儲からん商売」で少しでも稼ごうってんなら、他の普通の商売なんかと同じ発想・感覚では無理に決まってんじゃないすか。

何時までも昔の夢に縋り付いてなんか居ないでって事で、例えばもうこれ以上コンプ深く掛けらんないなら思い切って一度止めちゃうしか無いね。
もうこれ以上音の粒を揃えるのが無理なら、敢えてバラケさせるしかしゃーないっしょ。
フル盛りメイクしてもブスサイドなんだったら、顔じゃなくてスタイルで売り込むみたいなね。

それでか俺耳には無論物に依るけど、最近のだと人が演奏したのよりか打込みのの方が強弱や表情が上回ってるのが一杯出て来てる始末だ。
しかも変なのが対昔比で表現力に乏しいが安定度に優れた最近の楽器なんで、昔より整形しなくったって見られる顔になる筈なんだわ。
実際若い世代になる程、昔遭遇したありゃ〜あってブスはホントに居なくなりましたよ。
化粧とか無関係でさ、直接じゃないけど体系の整い具合からしてもうまるっきり恰好良くなってんじゃないのさ。

こんな処に書いても殆ど無意味だけど、大手の皆さんもしかして現況以外の方法が出来ないんじゃね?。
やれるもんならやって…は置いといて、今短期間だけ稼ぎたい方は別として現況では細く長く自前で行くしか将来性のある道は無いみたいよ。
でももっと昔に生まれてたらなんて嘆くのは無駄で、昔っからずっと「音楽なんて食えねえ」って35年前に師匠から言われてんだ。

幸か不幸かこんな状況は何処でもでは無いみたいだから、情報入手がチト面倒だけど海外のを参考にすれば置いてけぼりにはならないよ。
それと昔では絶対的に有り得なかったのが、「外国で日本語のまま歌う」ってやつだ。
BABY METALとかが下手に向うで全編英語で歌ったら、逆に石投げられそうな気もする位だもん。

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