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2018年12月16日 (日)

日本のポピュラー音楽って何なのさ② (編曲がヤバくなって来た編)

人の事を言う前に俺も感じているが、過去比較だとここ暫くは新しい楽器が出て来なくなってしまった様だ。
前世紀中はデジタルシンセ・サンプラー等迄、長くても10年以内には新しい物が続々と現れていたんだが…。

これは今ん処打込み系でも同じで、新ネタが出なければ音色自体の変革は困難だ。

人が演る以上新楽器からの刺激ももっと欲しいが、では昔の全てが良かったかっつうとそうでもなかった。
ハイペースで来られても人が本当に慣れるまでの時間は大して短く出来ないから、充分使いこなせてたのは極一部の達人だけだった。
それとホントは使い方の下手さが悪かっただけでも、古く感じられる音のは不要に虐げられてた気がする。
特にシンセがアナログからデジタルへ移行する時期に、最も酷かった。

今振り返るとデジタル化邁進期頃から奏力・編曲力の低下が始まったみたいだが、ポピュラーにはテクよりアイデアなので表面化しなかったのかも知れない。
けれどもその頃から他ジャンル同士の交流低下が進んじまったから、各自のジャンル内だけに留まってる者は浦島太郎化が顕著になったと思う。
先に記した「使いこなせた達人」の殆どは専門系の人なので、元からポピュラー専門には殆ど居なかったからだ。

単に音楽の流行と時代背景に目を向ければ、今の若者の自主的行動半径の狭さとJ-POPは悲しい意味で見事に一致している。
これも原因は社会と大人で、学校・学習塾の他に趣味(遊び)まで習い事として物凄い束縛・高管理だ。
確実性と安全性では結構だが全て大人が勝手に用意したもので、自発性・新発見等の「子供目線での」未知との遭遇は全く期待出来ないに等しい。

勿論数多の訳ありの交錯から社会自体ががんじがらめに絡まっちまったんだが、個人の内面まで支配されて黙っていては病んでしまう。
そこで例によって俺なんで売れてる方は別として、どうせ売れぬならGuitarでパワーコードを止めたって殺されはしないと提言しとこう。
貧すれば鈍すって言葉があるが、だからこそ無料・無害部分位は意図的に自分勝手にして少しでも発散するのだ。

アイドル界では地下がある他その中に何階かってのも今やあるそうだが、特にBandとなると何故かそれが無いのが不思議で仕方無い。
日本のプロ野球でも最近は一部に3軍迄出来てるのに、これでは参加出来る者が減っても無理も無い状況で是又お寂しやだ。
珍しく売れてる人向けへ行くが、とても少ないパターンを一回りしてしまえばそのままではもう後が無い。

音楽水準の基幹は曲(作曲)にあるんだが、これは才能と運に左右されるので確実性に乏しい。
演奏にしても基幹部は同様なので一朝一夕には行かないが、編曲に限っては少し性質が異なっている。
やはり当然才能の影響は大きいが、それが特に響くのは決められたフォーマットの中での場合だ。

だからBestは無理でもBetterやGoodなら、枠を自由にしてさえやればそこそこ到達出来るのだ。
俺目線で近年
J-POPは妙に楽器構成にも拘り過ぎに映るが、それだけで個性が維持出来ると思ってたら悲劇だ。
だってあらゆる組合せが既に一杯居る(居た)んだもの、それじゃあ方向音痴もいい処だ。

寧ろこれ系のメロディライン(歌では無く楽器で裏メロ等の)では、アイツは何時もここら辺で休符が入るなんてのが固有の独自性なのだ。
度が過ぎると聴き手が付いて来れなくなるから加減は要るが、適度に「らしい」自分勝手こそが誰もが生まれ乍らに持ってる才能だ。
量や適正は様々だが、才能ゼロの人って実は居ないんですよ。

これは個人演奏からでも不可能では無いが、折角出来たのが皆で演ろうとしたら無理だったの危険がある。
だが最初から周りを良い意味で意識した上でだったら、メンバーからの評価は不明も演れない事はとても少なくなる。
これって見方を変えれば、もう編曲の初期段階と云う寸法だ。

一般的なBandでは極度に専門性の高い者は居ないケースが多いと思うが、されば担当外にも全く無頓着なままだと力不足になり易い。
けど演奏と同じ様に作曲や編曲も単独じゃなきゃ駄目なんてのは無いから、少しづつ力を足してけば良いんだ。
プチ編曲(アレンジ)なら歌詞を一行書くより全然楽勝なんだから…。

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