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2018年12月10日 (月)

真実の音質とは④ 音質にも色々あるの編Ⅲ(生楽器録音)

日本の住宅事情では生楽器を生で味わうのも大変なので、普段は録音された物を用いるのが多そうだ。
オーディオ分野の特に一般大衆向けの技術が高いのもあるから、選べれば便利な方へ流れるのも人情だ。
だがそのせいか生の生が忘却気味となって、変な物が大量流通する事態となってしまったか!?。

実際はそこ迄大袈裟じゃなさそうだけど、「偽の生の音」が通用し過ぎる様になってるのは事実だ。

知らないのを良い事に、いったい何時まで騙し騙され続けるんだろう。

ここでの偽の生とは録音等によって、演奏現場で耳にするのと違って聴こえる音になってるのを指している。
他人に詰らぬかもだが、これに通じるちょっとしたエピソードをご披露しよう。
俺は子供の頃親を皮切りに周囲の大人から、容姿について悪意は無くも嘘を刷り込まれていた。
誰もが若い時は綺麗とか、大人になれば立派になるもんだと。


綾小路きみまろでは無いが「あれから云十年」、俺が当時真に受け過ぎたのも駄目かもだが少なくとも美形の最大原因がこれでは無いのを確信させられた。
単に生まれながらのデザイン設計が他より抜きんでて優れてた人が美人で、その様な方は何歳であっても美しさで他を圧倒してたのだと。
齢を取ったから若さへの憧憬等もとても理解出来る様にはなったが、それと所謂美形は全くの別物なのであった。


んでこれは容姿のみならず音だって同じで、特殊メイクを除けば化粧だって下地の影響が必ずあるのだ。
もし元音が悪過ぎれば「聴いてらんない」からは脱却出来たって、「ずっと聴いてたい」迄持ってくのは幻想に近い。
それと至近前数回等に記した如く、初期の「加工」理由は「生に近付ける」だ。

ここで経緯へ行くが従兄の太鼓の先生談によれば事の始まりはかなり遡るらしく、最初はあるブランドの太鼓の寸評に片鱗を見たそうだ。
俺言い「無理盛り加工」されたのみたいなのを生で出せるのを目指した云々だそうで、発想だけなら批難よりユニークと思っても差し支え無さそうだ。
だが専門家の彼によればもし実現出来たとして、生太鼓の楽器としての部分はろくでなし・音色も想定とは違って酷いのにしか為り得んそうだ。

これには主に2つ原因が思い浮かぶが、人耳と機械の違いと楽器とやはり機械の違いだ。
前者は概述なので飛ばして後者へ行くが、機械の絶対安定性重視が楽器には不都合な部分があるからだ。
安定って字面からは良い印象しか受けぬが、別表現をしたら固定とか不動とか果ては変化拒絶の意味が内包されている。

丁度良い処での安定は大変結構だが、「変化が必要なの」には邪魔でしかない。
一例として近年主流のドラムスティックで、ボールチップってのが一面でこれに該当する。
要はバチの角度が変わっても皮への触れ方が同じになるので、均一なアタック音が得られるって代物。

奏者のミスで角度がズレたのは帳消しにしてくれて助かるが、角度を変えて音色を変えようったってもう無理だ。
皮肉れば「超初心者本番用」・素直に捉えりゃ「便利グッズ」で、バチ自体は無罪である。
が、それが一般化し過ぎたらどうなるか。
角度で音色を変えられるのを知れなくなるか、少なくとも知れるのに無用に長い時間を要する様になって損させられるの請合いね。

音加工については概述なのでそっちを読んで貰うとして、楽器自体の方も最初は進化としてやったものが認識不足からの誤用により「錯誤の源」に成り下がっているのだ。
俺は世代的に古典全盛より後なので、普段のCymbal演奏でのハンドミュートは瞬間止め以外に用いて無い。
しかし「手加減ミュート」(極軽くCymbalを持って残響や倍音を所望によって抑制)を知って以降、ガムテープを貼るミュートは止めてしまった。

かつて雑誌等で目にしたガムテミュートの画像だが、その後どうしたとかやる頻度等は特に書かれて無かった。
今思えば恐らく「臨時だからこそガムテ」と想像も出来る様になったが、当初はそれを想い付けなかったからずっと貼りっ放しにしていた。
これが後で面倒を連れて来たのはこれも過去概述だが、更に大変だったのが皮「ドラムヘッド」でワーストNo.1はコーテッドのだ。

Cymbalは軟らか目っても金属で、乾いて固形化したガムテ糊よりは硬かった。
なので中間の硬さの物を探してそれでこそげば何とか大体は落せたが、皮の方は俺みたいな貧民には全部プラ製と軟らかだ。
下手すると糊の方が硬いから無傷除去は絵に描いた餅で不可、コーテッドに至っては糊とコーティングの「剥がれ競争」で結果は神のみぞ知る状態。
すっかり懲りて最低でも「自分の皮」には、ガムテは2度と貼るもんかと誓いを立てちまったぃ。

俺の場合は雑誌に騙された様な恰好だったが、今だとインターネットや通販の弱点認識不足がこんな失態を引き起こす元となってんだろうね。
どっちのでももし通りすがりにでも見つけて、そこに居る貼った人に直接話を聞いてれば起こり得ないやね。
ネットや通販等「
機械化率」(松本零士かよ!?)な程度忘れ等によるミスは減らせるが、欠けた情報が他にあるかどうかは受け手側には全く分からない。

近年の音楽の売れ行きの悪さや音楽家寿命の短縮に関係ありと見てて、つまり1つの音色しか出せないと所属Bandが解散したら途端に無職とか。
それなりの腕の持ち主がこんな僅かな事でプーになったら、本人のみならず本来なら業界の損失なのである。
出来る様になって来たらクビでは、一向にレベルが上がらない処か下がってっちまいそうだ。

もしプロ前夜迄に一通りを知れてれば良いが、一度プロとなってしかももし結構稼げてたら「変なお見合い」現象になって来る。
お見合いっつったって縁談じゃ無くて遠慮し合うの意で、奏者側は変なことをスタッフに訊いてアホ若造呼ばわりされたくない。
先に業界人だったスタッフ側にしても稼ぎ頭の機嫌は損ねたくないで、そう云う面では素人時代みたいに気楽な会話は難しくなって行くのだ。

これではつまり何てったって「損」。

<つづく>

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