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2018年10月 8日 (月)

J-POPサウンドの間違い探し②

昨日から始めた危ういテーマだが、どうか慌てて勘違いして簡単に老害と言うなかれ。
過去の時代の体験者からみると近年はどちらさんもグローバル化が著しいのに、邦楽系だけ海外との交流が極端に減っている。
まるで意図的に日本のレコード会社が鎖国でもしたのかと思わせられる程で、J-POP界はとても異質に見える。

時代の流行があるにせよ日本のポピュラー音楽界では第二次大戦後、進駐軍絡みで交流が盛んになって以降’80年代位迄それはずっと普通だった。
Jazz全盛後もベンチャーズとの深い絡みでテケテケブーム(
エレキ)が起きたり、彼等が作った曲(何とド演歌)がヒットしたりもしていた。
その後今度はそれ迄は来て貰うだけからこっちが出向くのも段々増えて、海外でのヒットこそ産めなかったが少なくとも業界レベルでは価値観の共有等も多く見られた。

正直な処俺が基本的に邦楽に興味が薄いのでそれが変化した正確な時期は不明だが、日本で一応メジャーになってから海外でも知られた人について見てみる。
なのでピコ太郎みたいにイキナリ世界を除くと最近なら、YOSHIKIとかBABYMETAL辺りが先ず思い浮かぶ。
処が少し前に記した通り彼等の所属事務所が何時の間にかアメリカの大手になっていて、その意味で彼等は日本人でももう既に「外タレ」(外人タレント:死語!?、海外アーティスト)になっちまったのだ。

前所属事務所を止めた記述は無いので
国内では従前のままなんだろうが、逆に言えば日本の事務所は海外での仕事を放棄してる事にもなる。
数多の困難を伴うのは必至だが折角のビジネスチャンスを手放す訳で、少子化でマーケット縮小が既定路線と云うのに妙な具合だ。
現時点ではそれなりのお金は入って来てるんだろうけど、芸能事務所はアパートの大家さん等とは仕事の種類が違う筈だ。

不動産業には若干の知己があるのでこれへ置換すると、大家さんは音楽なら作曲家等の立場と近いだろう。
バンド等はグループによっては持ち曲が全て自前ではない者もいるので、彼等は大工職人辺りになるか。
とするとその元締めたる事務所は建設会社の立ち位置となり、本来ならどんどん色んな所へ進出して新築契約を取って来るのが最大の職責になるのだ。

因みにPA屋は左官・楽器屋は製材所とか鉄工所…キリが無いので留めるが、チームプレイで為されてる仕事ならやはり類似の構造だと思う。
近年の本邦の企業活動を眺めると規模の大きい所程経営サイドが老害の巣窟だからか、未だに20世紀の能率主義に固執の挙句失敗してる様に伺える。
その昔の悪い意味での非効率な親方絶対主義的なのばかりと比べれば、経済的合理主義にも価値と意味は確かにあった。

しかしどうも何時まで経っても老害供は白人絶対崇拝的な主義が抜けない様だし、しかも「下手な真似」なので見落としも多い。
俺自身中々この誤った論を正しく理解・解明出来なかった為に、貴重な若い時間を半引きこもりみたいにして浪費してしまった。
それの根幹は字面或は理屈と実際の現場の人間の感覚の違いで、例えばアメリカではちょっと怪我した位で簡単に野球選手をクビにする等冷血と誤解してた辺りだ。

それはこちらの受止め方の感覚が日本的なままだった為に生じた事で、一度クビになったら殆ど
もう終わり的に勝手に思い込んでたからだった。
実際のあちらではもっとドライと云うか軽くゲームみたいな感覚で捉えられてるらしく、クビも早いが雇うのも早いみたいなのだ。
駄目なのを黙認出来ぬが優れてるのに対しても見逃さず、日本的感覚では身分がコロコロ変動して不安定に映るが労働と対価の点では単に正直なだけだった。

最近これの具体例として現れたのがGibsonの倒産で、傍目にはTEACを子会社にしたら潰れたかの様に見えるがどうなんだか。
それと比べたら売り上げが全然少ないRickenbacker何ぞとっくに潰れてても可笑しくないのに、実際は健在みたいだ。
これについてユーザー観点ではG社は「良かった時の仕様」のはバカ高く、それが為少なくとも数が売れっこない。

一方R社は完全仕様のはそれなりに値が張るが何分小規模なんで、そんなに沢山部品の種類を作れやしないし開発も遅い。
だが結果的にそのお陰で多少の差はあっても、実質的にはどれもが「良かった時の」と大差無い物となっている。
経営者の声も時々目にするが最初それは偶然だったが、最近ではこの点にも充分気付いていて注意している様で「運命の分かれ道」だったんだと思う。

個人的趣味の鉄道車両でも近年本邦では無茶な画一化と合理化が酷い様で、
複々線化完成で混雑率が下がったからってわざわざ前より狭巾車体にした
小田急は人でなしだ。(それ以前俺は熱烈なヲタでした)
一番込む時は150%と3人に1人は未だまともな空間が得られてないのに、前より空いたんだから良いでしょって事あるかよ。
製造コストをケチるにしたってそこ迄安くはならないのにね。

それより乗客にケチが露骨に露呈する方が明らかにイメージダウンなんだが、要は今の経営者が自分の代の時の成績だけを重視してんだろうね。
だけど将来要介護にでもなった暁に面倒見る側が皆ど貧乏だったりしたら、後で困るのにそれすら分かんなくなっちまってんだな。
それを他業種比較では元から儲からない音楽業界へ持ち込むんだから、根本発想から転換しなきゃ幾らケチった処で赤字間違い無し。

個人的にこの病気からの脱却の鍵は「餅は餅屋」なのではないかと思っているが、高学歴以上に「その業務に対する実力」が重要だと感じている。
中盤に述べた俺を筆頭とした「日本人の勘違い」案件にしても、唯アメリカ人であるだけで全く発生しない現象なのではないか。
金以外興味が無い奴なんか雇えば金融業界以外じゃ使い物にならなくたって当り前で、ギター屋なら一応弾けるとか鉄道なら少しはヲタだとか当然そっちの方が役に立つのにな。

そうすれば前回指摘したコンプとリミッタ・レベラーの違いなんか最初から皆分かる訳で、無知な邦人にしか通用しない様な不始末は起こりやしない。
打込み・ゲーム音楽への対抗で野暮な音圧稼ぎが横行してるが、ノーエフェクトでもやたら蒸し暑い音源だって昔から一杯あったんだよねぇ。
余程仕事としてしか聴かないから知らないのか知らないが、お初なら良いけどずっと後発で模倣してたんじゃちっとも目立ちゃせんてそんなんもう古いわ。

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