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2018年9月 6日 (木)

Speedkingよもやま話①SWIV-O-MATICショック

本シリーズでは基本的には体験談ですが、幅広く緩~く語って行こうと思います。
初回の主役はお題にある如くRogers SWIV-O-MATIC(一体型フットボードタイプ)だが、
実はショックを受けたのは俺じゃないとのっけから怪しげだが…。
そもそもこのペダルは今やStudioliteの太鼓の先生たる
従兄からの譲受品で、俺にとっては一応初のマイペダルだ。

従兄にとっても最初に「自ら選んだ」物で、その前はデパートで売られてたPearlの一番安いセットに付属のペダルだった。
’70年代末当時本邦の初心者向け楽器の大多数と来たら、今と比べたらホントにいい加減な代物で正規の練習等殆ど無理な有様であった。
それに毎日悩まされ散々な目に遭わされてたので、大いに奮発して安心なのをゲットした訳だ。

実際それが功を奏して急激に腕前が上がって行ったが、それで人と演る機会が増えたら今度は別問題が発生した。
当時学生の彼にとって外のスタジオへ持参して使うのに不都合だったからで、フープへの装着の仕方がちょっと特殊なのだ。
一旦先にフープ側にアダプタ金具を取付てからそれへペダルを装着しなきゃなんないので、普通の倍以上の時間と手間が掛ってしまう。

もし何時も付けるのが「マイバスドラ」だったら何の不便も無いが、貸しスタジオの太鼓が例えRogersの
(過去一度だけ経験)でも半ば当然だがアダプタは付いていない。
ここが当時のニーズに合わなくて養子に出されたが、付け外しが直接じゃないのでフープを痛める心配が無い利点は持っている。

日本では大金持ちかド偉いプロ以外はドラムセットを
所持してても持参は録音時位だが、車社会でもあるアメリカではそうじゃないとこの辺が文化の違いと推察される。
今や伝説のモリタ楽器のオヤジさんの勧めで従兄は購入したが、この辺も本邦では災いしたか普及はしなかった様だ。

宅に来てからは当時の俺は初心者だったから良いも悪いも無かったが、それでも幾つか困り事を抱えていた。
フットボード自体はヒール部迄一体のの方が当時からフィットしたが、ヒール部が分厚く高さがあるのに不自由した。
Hi-Hat Standが他社製のヒール部が別に固定されてて薄く低いのな為に
右脚だけ高くなってなんとも不安定になってしまってた。

それと後に見つけた裏技を使えばかなり解消出来るがフットボードの傾斜が緩く、只でさえ分厚いヒールが邪魔してスライド奏法がやり難かった。
お揃いのHi-Hat Stand(本来こっちが有名だったのね)が出てるのさえ良く分って無い等、当時俺に技術も知識もロクに無かったので良い印象が持てなかった。
尤も知ってたっておいそれと買えはしなかっただろうけれどね。

結局それから5年後位だったか従兄がメインペダルを買換えた際、前例の如く今度はYAMAHA FP-702がやって来て交代となった。
その頃丁度一緒にバンドを組んでてそれの活動場所が出来たばかりの宅のスタジオだったが、手ぶらで来ても済む様に彼の旧ドラムセットも宅に常設していた。
お陰でこっちも家で太鼓練習が出来る様になって大いに助かったが、彼が全替えした訳では無かったから不足機材は中古で購入する。

そこから後は以前に述べた通りだが、中古購入の
Hi-Hat Standが偶然YAMAHAの同列シリーズのだったのでスイヴォ君は冬眠期に入ったのだった。
その後近年の珍騒動!?でバネ強さ比較の際にエキストラ出演はあったが、俺はSpeedkingにモロにハマってしまったので
スイヴォ君はまたお休み。
それが今回どうして急遽出動したか
は次回へ続く。

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