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2018年9月19日 (水)

アンサンブルの低音の作り方

バスドラの事でまた1つ気になる気付きがあったので、それと併せて記して行く。
それはポピュラー系以外では手で叩いてるのと、主に反対の手で適宣行われてるミュートについてだ。
そこから今更感満載だが何故マレットなのか等、改めて色々考えてみた。
ベースについても過去と現在の違いや、それによる弾かれ方等について。

大太鼓の出現当時には当然まだ工業と呼べる程のは存在してないので、手を使って鳴らしたのに疑問は無い。
加えて素手では表面が柔らかいので不要ミュート
(皮に触れる時間が意思に反し長くなる)を避けるには、それより固い物と考えたのも理解出来る。
この件については過去記事参照願うが、だからって特別柔らかい音が欲しいでも無いのに何故バチでなくマレットか?。

結局は皮と胴が和等より洋は薄いので、倍音が豊富過ぎた為の処置なんだろう。
最初は材料調達条件が和洋で違ったからだろうが、そうこうしてる内に使い方にも違いが出て来て変えられなくなった感じを受ける。
樹齢○○年のをくり抜いてではとても1人では運べないが、それでは楽隊屋さんには使えない。
それで生き残ったマレットがビータに迄至った様だが、要は音色上の必要性からだ。

近年では大きさ・材質・形状とも多様化したビータだが、それでも皮との接触面積はやっぱりスティックのチップより全然広い。
又そうでないとSimon Phillips辺りが多用してる、ゴングバスとの区別が殆ど付かなくなってしまいそうだ。
こうして経緯を辿ってみると幾ら明瞭度を上げたくても、なるべくスティックチップとは「かけ離れた物」で得た方が良さげなのが分かるんじゃないかな。

ベースでは近年J-POPのだと弾いたのが指かピックか分り難い音色が流行ってる様だが、ベースらしさを優先するだけなら妥当とは言える。
しかし俺的には度が過ぎていて、使ってる楽器の種類すら関係無い程いじるのは行き過ぎだと思う。
この種類の件は太鼓等他のにも該当するが、それなら打込みの方が確実だ。
下手するとどっかのBANDのは人前では生でも録音は機械で、それがバレない様に近付けてるだけなのかも知れないけど。

手前味噌だが今若干悩まされてるのがベースの倍音の「出し加減」で、ウチのバンドのギタリストからはなるべく減らせと言われてる件だ。
エレキベースは普通正式にはベースギターなのでギターとの音色差は、楽器由来としては単に1オクターヴ低いだけだ。
それが本邦で崇拝されてる指で弾いたりすると、それによって「ピック弾き」のギターとは弾き方由来で音色差が生じてるだけだ。

また彼がメタル系出身なのもあってかベースもピック弾きでとの注文で、単に楽器にとって素直な音創りにすると似通ったニュアンスにならざるを得ない。
上述ビータ話しの如く太い弦を充分動かすにはピックの当りがギターより深目になるから少しは差があるが、どんなに大きくてもピックの先は尖って小さくなってるから大太鼓みたいな差にはならない。

だが彼好みの激しく歪ませてても下品にウルサくはならないギターサウンドは、どうしても周波数帯域的にミドルレンジ中心になる。
つまり音創りを自然体にすると帯域の被りが多くなるが、これを回避する為にベースには中域を出さないで欲しいと言うのだ。
高域についても太さを堅持するには余り出せないが、低域だけでは「タッチ感」を出せ難いので困りものなのだ。

ここでもう1つ俺が問題視してるのが聴取環境面で、スマホのスピーカ等だと低音楽器は倍音域しか聴こえなくなる処だ。
西洋太鼓は素がある意味偶然倍音豊富なので「鳴ったかどうか」位の判別は可能だが、エレキベースではかなり気を付けないと「留守」になる。

個人的にはワイドレンジなのが好みではあるが環境次第で留守にならないのと、それによってアンサンブルの印象が変化するのを最近は極力避けたいと俺は思っている。
この面では近年のミックスより大昔のの方が良く出来てたと感じてるが、次回はそれについて記としよう。

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