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2018年9月14日 (金)

Speedkingよもやま話⑥従兄所持ペダル比較

SWIV-O-MATICショックのその後、今週はStudioliteでツーバスで色んなペダルの録音比較をした話し。
俺的には凄腕先生の従兄と云えど、足に関しては左右別々の癖が付いてしまってると認識している。
両利きではあるが左右それぞれをメインにしてた時期が異なってて、その時の使用ペダルへ各足が慣れ過ぎてしまったのが原因だ。

下剋上な上偉そうな物言いばかりの俺だが、確証が得られたからには例え悪く思われても嘘はつきたくないのだ。
それは後での結果に違いが出て来るからで、相性は無視出来ないが癖付きがうっかり基準になってしまうと面倒が延々続く事になる。
現代ペダルで習得した踏み方はSpeedkingへは通用しなかったが、程度差は出ても逆は比較的すぐに適用出来たからでそこに好みは一切入って無い。

特に従兄がツーバス訓練開始後は俺の2号機はそれが為召上げ状態で、彼の所では使えなくなってしまっている。
俺としてはとっとと自前化して貰いたいが、
SWIV-O-MATICショックがあった従兄が二の足を踏むのも致し方無い。
バンドのドラマーなので録音の都合で従兄優先なのだが、上述の経緯もあって彼はSpeedkingに簡単には慣れられない様子だ。

そこで将来的には兎も角も逆転の発想で、現状の彼のそれぞれの足に最適化したら一体どうなるのかを具体的に実験してみたのだ。
単純に考えても左でペダルA・右でペダルBとしてた合計期間を、Speedking両足でも経験しないと条件はイコールにならないだろう。
しかも彼の第一次ツーバスチャレンジ期のペダルがCと、是又違ってるんだから俺的にはなんとも面倒な事をしてくれちまったもんだ。

ここでABC等としたのは型番確認が面倒なのも正直あるが、BCは代替えが豊富な現代タイプだからと半分言い訳しとく。
Aは
SWIV-O-MATICで従兄左足はこれの時だけテクニカルに豹変する。
従兄右足は当時扱ってた楽曲等の関係か、奏法的には割と道具を選ばないが左より非力となっている。
多分Pearl P-122TW辺りだと思うが、それの時だけパワーが出せる様だ。

手なら左手レギュラー・右手マッチドグリップなんてのの応用で、
邪道な対処療法に過ぎぬがものは試しなのだ。
総評から述べると人の左右が偏ってしまってるので、最適化自体は大いに効果があった。
違うペダルで音色も揃う等と何とも妙な感じだが、それ以上に
最適化時だけプレイ自体がスムーズになる点が大幅に違った。

ここから一旦好みを度外視して結果公表して行くが、音色のみについてはやはり誰が踏もうとSpeedkingが圧勝であった。
特筆すべきは前回触れた「実質音量」で、録音機のメータの振れを見るとこれだけ他ペダルより一目盛り小さかった。
なのに耳に聴こえる音量は正反対で、従兄曰く音量の出てる周波数範囲がこれのみ他のペダルより広く感じたそうだ。

彼のビータの好みがSpeedking付属のLudwig L-1286なので他ペダルでも換装したのを試してみたが、音色に効果はあるものの音量面では前述の効果は得られなかった。
演奏内容を気にするとこの対処療法式が現況では最適だが、バンドギタリストの要望からは音色の都合で適合しない危惧がある。
確固たる意志とスタイルを持合せられないと、説得は困難と予測される。

個人の音色の観点からは明確なターゲットが欲しい処だが、俺よりドラマー比率の格段に高い従兄は発想が違っている様だ。
俺の場合メインは今迄もこれからもベースで変えるつもりは無いが、どの楽器でも好みの音色が
もっとアンサンブル由来なのだ。
基本何でもマッチョなのが好きだが、アンサンブル内での音色は比較の問題と化し易い。

なので一般的にはベースを太らせたい時は他を少し遠慮させたりするが、なるべくそう云う小細工無しで何時も通用させられるのを求めている。
これは労する割に効果が出難く、実は太かったんだと認識され辛い欠点がある。
一見非合理な手法だがしかし曲中の何処かで単独になった時、音色の印象変化が起こり難い長所がある。

そして俺の場合音色は具体的だが従兄はそれが印象派って感じで、これは専業ドラマー特有の感性なのかも知れない。
生楽器だと電気・電子楽器みたいに、ツマミの目盛5でこの音なんてのが無いからねえ。
だが全体としてはこれは芳しくなく、なるべく明確化を図って貰いたい処だ。
しかも奏者固有の音色創生に直結してるしで、優柔不断気味な従兄には困難な要望だが最も必要な事だと思っている。

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