« アンサンブルの低音の作り方Ⅲ | トップページ | アンサンブルの低音の作り方Ⅴ »

2018年9月25日 (火)

アンサンブルの低音の作り方Ⅳ

音楽・音響・電気を職業にして乍ら未だにオシロスコープ1つ不所持なのは酷いものだが、パソコンの発展のお陰でかなりの部分迄代用可能になって助かった。
正式な計測には今でも専用機材が必須だが、それには他にも場所や方法等の厳密性も要求される。
なので結局個人レベルでは不向きなままだが、多少大雑把なのを容認すればパソコンだけで済ませられる様になった。

業界個人御用達のAudacityってフリーソフトに「スペクトラム表示」の機能が付属してるが、今回「完成品」のを参考として幾つかキャプチャしてみた。

Bthe_endBi_want
1.BeatlesのThe End(上)とI Want You(下)で、やはり時代のせいか高域が伸び切っていない様だ。
だが低域はローエンドはバッサリでも30Hz位迄は大健闘で、現代のでもこれより少ないのの方が多い位で流石はEMIだ。

但し個人の感性等色々にも依るが俺的には彼らのが「実際演た時」の音に一番近似と感じられ、George Martinがオケの指揮者だから耳重視で行った結果なのかとも思われる。
この2つの比較意図は歌の入ってる量の差で、歌の少ない前者はそれでか中域が凹んでる。

PhotoMfire_on
2.ナローレンジ欧州系とワイドレンジ米系の比較で若干時代差があるが、上がフランソワーズ・アルディで下がMarshall Tucker Band。
個人的に知り得る範囲で最もらしさの顕著なのを持出したつもりで、オーディオ的質は今一もムードなら’60年代後半頃のフランス物は突出してると感じている。
後者もらしさの為にSouthernRockの中でも最もCountry色の強いの、って選出だ。

前者は耳味は低域中心だがストリングス等の生オケが入ってるからか、思いの外高域が小さくない様だ。
しかし電気的画像よりこもって迄は行かないが、天気で言ったら曇りか小雨な感じだ。
後者はHi-Fiではあるが耳味は至って普通で、気になるとしたら物凄く高価なリバーヴでも使ってそうなの位だ。

シンバルの美味しさ等では迷わず後者の勝ちなのだが、全体の雰囲気で「味があるか」となると前者の圧勝なのが面白い。
因みに筆者は50をとうに越してるので超高域(16kHz以上)の耳感度に自信を持ち辛いが、若い時の経験からも「音楽的」には無いよりあった方が良い程度の影響力と感じられている。

ポピュラーでRock系になる程「上より下の影響」は絶大で、現代でも音量バランスが大きくなるので小さな超高域はとても聴き取りが悪い様だ。
これを上手に活用したと思われるのが米でも黒人系ので、結果的にはBeatlesのグラフとかなり近くなっていた。

Ifootsteps
今の視点(聴点!?)でもLow-Fiでは無くなり出した’70中盤のIsley Brothersのだが、「音世界」としてはかなりオシャレに聴こえるのが電気的にはこんなもんだ。

<つづく>

« アンサンブルの低音の作り方Ⅲ | トップページ | アンサンブルの低音の作り方Ⅴ »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

ドラム」カテゴリの記事

PA」カテゴリの記事

ギター」カテゴリの記事

電気」カテゴリの記事

ベース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アンサンブルの低音の作り方Ⅳ:

« アンサンブルの低音の作り方Ⅲ | トップページ | アンサンブルの低音の作り方Ⅴ »

フォト
2021年12月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

最近のコメント