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2018年9月 2日 (日)

Bass Drum Pedalの踏み方Ⅱ⑱ベタ足ベーシック論Ⅱ

毎度話の順番が滅茶苦茶で申し訳無い限りだが、敢えて深~ぁく追及してしまおう。
唐突だが足でリズムを取る真のベーシックは爪先で、但しそれは太鼓演奏と云う枠を取っ払った場合の話しだ。
単に体でリズムを取れと指示されれば、大抵は一番省エネな指から始まるだろう。
それを「手じゃ無く足で」と言われたらどうなるか?、先ずはここからだ。

手は通常胴体からぶら下がってるので自由だが、足はほぼ大抵の場合重さが掛っている。
又手と違って指を連続的に動かすのに余り慣れて無いのもあるので、足首を使って爪先を動かすのが多いだろう。
これなら立っててもカカトで重さを支えられるので、余り長時間で無ければそのままで行ける。

恐らくはこの辺からSpeedking等の古典ペダルは足首で踏めるのを意識したと推察するが、この動きの特徴は「習わずに誰でも即出来る」処だ。
理論的にベタ足よりトゥが簡単なのは、
そもそも普通にやれば脚重自体掛らないので脚重抜けが起こらない点だ。
脚重抜きでは非力かも知れんが、奏者意識に反するムラ等は出様が無い。
ので、この点で一番リニアと言えるだろう。

それを差し置いてベタ足としたのは、ペダル(道具)と要求される音の都合からなのだ。
トゥの権威と化しつつある俺
(ホントはスピキンのお陰なだけ!?)でも、今の普通のペダルでならせいぜい数発でたちまち降参致します。
ペダルは動くのが仕事なのにあんなに固くなっちゃって、例えバネだけにしたって変過ぎるじゃんか。
は切が無いので
置いといて、子供や女性の様に非力だと足首だけでは今のポピュラーに足りる音量には脚の重さが要りそうだからだ。

脱線コーナー復活だが先日従兄の先生が主目的は違うが、結果的に俺のJ-POP嫌いを別観点で検証してくれた様な件があった話し。
彼は俺みたいに嫌ってはいないがそれでも最近の本邦のがどうもパッとしないと感じてたそうだが、それは歌が昔のより全然ダメになってるからなんだそうだ。
カラオケの功罪なんだろうけど音程は皆正確になってても、話し声のままで歌声になって無いのがどうも訴求力に欠けると云うのだ。

それが太鼓にも大いに波及したのか「昔の」(俺言いPA無し時代)を知らない生徒さんは、一様に無駄に小音量なんだそうだ。
これの何が不味いかって楽器の設計音量とかけ離れるので、それでは幾ら頑張っても所望の音色が得られる可能性は無いからなのだ。
かと言って歌の先生はやってないので元凶の直しが効かず、教えるのに困ってるらしい。

何とも道具(楽器)と矛盾した状況でそんならもっとヤワでも楽に音が出るのを作ったら売れそうなもんだが、そんなんだから楽器不況にも拍車が掛るんだろうさ。
学校の軽音部なんかで普段はPAを禁止とでもしたら、少しは状況が好転するかねぇ。
有名歌手の誰かが公共歌手はカラオケでは練習になりませんって言ってくんないかなぁ、カラオケってのは歌唱力(人前で歌うのに足りる声量)が無くても歌手気分を味わえるのが目的の機材で御座居ます。
仲間とだけで「ごっこ」で遊ぶのと、子守歌の練習になら持って来いかもだ。

本邦の教育が国語は優秀・美術以上に音楽は理屈主体なせいか、嘆かわしきや兎に角1にも2にも皆「歌詞」ばかりで音楽なのに音はどうすんの?。
海外に通用し辛いのも言語では無く、単に音量不足で良く聴こえないからなだけだったりしたら実にアホらしいぞなもし。
数少ない通用してる
内で個人的には特に好みでも無いが、BABYMETALは日本語のままだしワンオクのボーカルは親が前出PA無し時代の達人だ。

前者は例えアイドル出身だろうとMarshallの壁に対峙しなきゃなんないから、現代のでもPAだけではどうにもならない。
これからもっと交通機関の発達で世界が狭くなり、でも本邦の少子高齢化は当分収まりそうもない。
その内下手したら学園祭とかライブハウスなんかでも、ガイジン来ないと客居ないなんてなったりしてな。

はアマチュアには大袈裟としても、太鼓界でもガラパゴスに留まっていては先は無さそうだ愉しみが凄く限定されちゃうよ。
だからカラオケ国に留まるならヘビーな楽器をもう止すか、そうでないなら世界標準にちゃんと目を向けるべきなんじゃないかな。
だとしたらバスドラペダルの踏み方だって、デフォルトが「小細工済み」ではオカシイんだよねぇ。

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